活動データ
タイム
07:55
距離
18.9km
のぼり
1201m
くだり
1201m
活動詳細
すべて見る先週歩いた金勝(こんぜ)アルプスが面白かったので、その西に広がる湖南アルプス≪堂山(どうやま)〜太神山(たなかみやま)〜矢筈ケ岳(やはずがだけ)〜笹間ケ岳(ささまがだけ)≫をのんびり歩きました。 ■田上公園~堂山 朝5時半に千里を出発。7時前に田上(たなかみ)公園を出発。天神川沿いに林道をしばらく歩いたところから堂山に向けて沢へ。渡渉箇所は水量が多くて、靴が濡れてしまった。しばらく岩の沢が続いて退屈しない。沢から尾根へ。登り切った堂山から琵琶湖の向こうに比良山系が見える。双耳峰的な次のピークに行くルートがわかりにくく、少し迷った。 ■鎧堰堤~迎不動 いったん下り、砂地の小ピークを越えて鎧ダムへ。鎧ダムに水はほとんどなく、砂で覆われたグラウンドのよう。鎧(よろい)堰堤は、明治22年、デ・レーケの指導のもと、金勝アルプスのオランダ堰堤に次いでつくられたもの。石を縦と横に敷いた形が美しい。堰堤を下ると迎不動堰堤(新オランダ堰堤)が出てきた。日本とオランダの交流400年を記念して2000年につくられた。 ■迎不動~太神不動寺 迎不動尊から林道を進み、分岐を右の登山道(東海自然歩道)へ。良く踏まれた道沿いに泣不動尊などが現れる。このあたりでアカゲラ?の打音が聞こえた(録画あり)。鳥居を越えてしばらく歩くと太神不動寺に着く。急な階段を上ると木組みの太神不動寺本堂(重要文化財)を見上げる。小さいながらも、こんなところによくぞ造ったと感心する。 ■太神不動寺~矢筈ヶ岳 引き返して分岐を矢筈ヶ岳方面へ。この日一番の急勾配を登り切ると矢筈ヶ岳。琵琶湖や大津の市街地が見えるが、展望はあまり良くない。昼飯を食っていると、東京から来たという8人のグループ(7人のおばちゃん+男性ガイド)が追いついてきて歓談。昨日は金勝アルプス、今日は湖南アルプス、下山後に石山寺から鈴鹿の湯の山温泉へ、明日は御在所岳往復(ロープウェイ)とのこと。 ■矢筈ヶ岳~笹間ケ岳 引き返したおばちゃんたちと別れて、そのまま笹間ケ岳方面へ尾根を下ったが、このルート選定が間違っていた。あまり踏まれていない道をテープ通りに進むと、だんだんYAMAPのルートから外れていく。尾根を間違えたのだろうと、谷を下って西の尾根に取りつき、テープを発見して安心して進むと、また違う方向へ進む。もう一度谷を下って引き返すけどYAMAPルートに戻れない。ここで諦めて、ブッシュの中を新ルートを開拓しながら下ると広い林道に出たので拍子抜けした。 林道を進み、途中から登山道に入り、砂で埋まった堰堤の分岐を左に進む。ここからが長いが、偽ピークを我慢しながら進み、出てきた大きな岩が笹間ケ岳。岩に乗ると琵琶湖方面が見えた。 ■笹間ケ岳~田上公園 笹間ケ岳の直下にある祠を過ぎ、やや急な斜面を下り、出てきた林道を延々1時間近く歩くと登山口の田上地区に着く。天神川の中で作業している人たちがいたので尋ねると、川に渡した人道橋の下にたまった砂を取り除いているとのこと。金勝アルプスと同様に、湖南アルプスでも砂との戦いが続いているのだ。午後3時、田上公園に到着。まだ明るい4時半に大阪千里に着いた。 ■ひとこと 20代に買ったハイキングの本の冒頭にこの湖南アルプスが紹介されていた。それからどんな山だろうと思いながら、低山故に来る機会がなかった。その思いを40年ぶりに実現・。岩山、歴史ある寺、眺望のある、そして途中で道に迷った、ちょっとアドベンチャラスな楽しい山歩きでした。 湖南アルプスの4つのピークを周回する8時間のコースは少し堪えた。次回は、矢筈ヶ岳はピストンして、宮川道へ下った方が賢明かと思う。
動画
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