ヤブコギはもう嫌です

原始性の濃い南八甲田へ。唯一の一般道の旧道ではなく山道コースから。旧道だと３時間から４時間で櫛ガ峰に行けますが、それ以外では刈り払いやコース整備、標識など人工的な物を一切設置を禁止している山域です。山スキーでは快適に登れますが、夏道がこんなに厳しいとは。山道コースは年々わかりにくくなっているそうですが、クマザサと倒木で、ピンクテープを見つけられないと、まず迷います。エスケープルートはなし。少し前の標準コースタイムの倍でなんとか猿倉岳に。登山開始５分で左目に笹の枝が入りコンタクトレンズを消失。中盤までは洗くつされたドロ道に笹が覆い被さりダッキングの連続。以降は道はほぼ無くなり、ピンクテープを探しながらのルートファインディング。展望は無し。時間切れと片目だけで遠近感がつかめず、滑りまくり。新しく買ったパンツとウィンドウブレーカーも笹の容赦ない攻撃で破れ、ヤケクソになって下山。もうヤブコギはいやです。普通に旧道行けば良かった。櫛ガ峰に行かれる方は旧道をお使いください。山道コースは余程の覚悟とルートファインディングに自信のある方以外は止めた方がいいです。