時間軸では計れない変態の遊び(秋田駒ケ岳)BC・・・2日目

2016.02.26(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 26
休憩時間
1 時間 42
距離
10.1 km
のぼり / くだり
648 / 531 m
2 10

活動詳細

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2/26(金) 朝食を頂きながら天気をチェックしていると昨日より良さそう 急いで支度をして送迎バスに乗り込む 鶴の湯への送迎は「アルパこまくさ」が起点 送迎バスの運転手「藤原さん」が降りようとする、おいらに、「スキー場まで行きますよ!」と声を掛けてくれた・・・ でも、おいらはここから歩いて登るんで大丈夫ですと言い断る 8:54スタート 昨日と同じ時間だ・・・ 雪がチラついている・・・昨日より天気が悪いぞ 秋田駒は何にも見えず 雪の斜面に取りつくと、今日は先行者のトレースがある スノーシューの足跡だ! って事はボーダーか? 昨日は家から宿に着く間に登ったので不要な物が結構あり荷が重かったが今日は宿に不要物は全て置いてきたので大分軽い・・・ 足取りも楽だ 今日も、ほぼ同じ場所で雪上車に抜かれた。 横目でチラリと見たら3名乗っている チっ!窓際の奴がこちらを見ながら笑っている 雪上車・・・意外と早い 心が折れそうになるが、昨日より体が楽だ しばらくすると先行者が見えた 遠くて解らないが背中にボードが見当たらない・・・と言う事は登山者か? ゲレンデトップから九十九折れの車道に出ると登山者に追いついた。。 挨拶し声を掛ける 42歳で岩手の南の方に住んでおり昨日出張で盛岡に来たので休んで駒ヶ岳に来たという 会社に登山部があり、誘われて山登りを始めたら虜になったそう 何ともうらやましい環境・・・ 他愛のない会話をしていると空が開けてきた。 昨日はこの辺りで小屋が見えたはずだが真っ白 条件は昨日より悪い 11:16昨日とほぼ同じ時間に8合目着 避難小屋の扉のロープ解こうとするが、結び目が昨日結んだおいらの結び方と違う おいらの後に誰か来たか、今朝、雪上車で上がった人だろうか? 二人で中に転がり込む様に入る 小屋の中にも雪が溜まっている 階下に降りテーブルに荷物を広げ服を着こむ・・・ 今朝、慌ただしく準備をしていたら宿の人が急いでオニギリを握ってくれた。 それをダウンジャケットにくるんでザックの奥に入れておいた。 取り出すと、まだほんのりと暖かい・・・ 冷める前に 二個あるので岩手君んに一つ渡した。。 秋田名物「燻りガッコ」がアルミホイルに包んである 東北の人には珍しくないかもだけど・・・と、これも半分渡す すると・・・岩手君んは、 「これ美味しいですね!初めて食べました」 え? 東北じゃ当たり前なんじゃないの?と言うと「岩手は食べないですね」 そっか・・・ すぐ隣は岩手だけど、ここは秋田、燻りガッコはやはり秋田の郷土料理なんだーと納得 おいらは山頂を諦めきれずに、状況を確認しに何回も外に出たり入ったり でも・・・ 岩手君はここ8合目で引き返すことを既に決めているようだった。。 外から戻ってくると岩手君は出発の準備をしている 先に下山しますといい外に出て行った。。 おいらは、まだ時間的に余裕があるので回復を願い小屋で待機 ジッとしていると芯から冷えてくる 1時間が経ち外に出てみると・・・ 地面との境が解らないぐらい白い 二日連続でここで敗退か? ここから1時間の阿弥陀池までは行きたい せめて、そこから谷筋でここまで滑りたい 諦めきれず尾根を少し登ってみる 10mぐらい登って振り向いてみると・・・小屋はもう見えない もう10m登ってみる 白い中に自分独りがポツンと立っている 足の裏と体の感覚でかろうじて斜面に立っている事が解るだけ・・・ あとは全てが白い 急に恐怖心が込み上げてくる 残念だが、ここで引き返そう 危険を冒して無理して登っても・・・ それより、雪が弱まってきたので、ここからの滑りを楽しむ方向に気持ちを切り替えた。。 小屋に戻り滑走の準備 再び扉を縛り外へ・・・ 12:50ボードを履き立上りスタート 九十九折れの車道をショートカットしてパウダーを滑りたいのだが・・・ 東北の雪景色、これでも自分ではそこそこ雪が積もっていると思っていたのだが、やはり今年は少ない様でショートカットして滑れる場所が少ない 下手に入り込んでハマれば抜け出すの相当苦労しそう・・・ それでも滑れそうな場所に突っ込む 細かい沢があるが、やはり雪が少なく埋まってないようだ 2回ほどハマり板を外して匍匐前進で脱出 疲れる・・・ 途中、先ほどの岩手君かと思ったらスキーヤーが滑っている 背中には旗の付いた竹竿を何本も背負っている 雪上車で上がってきた人だろうか? ゲレンデトップに出た。。 ふー・・・何とかここまで戻ってきたあせあせ ゆきが止んで少し明るくなってきた。。 勢いをつけてパウダーの中に突っ込む・・・ 気持ちいいー この浮遊感が、たまらない 端を歩いている岩手君が居た。。 追い抜きざまに手を振り「気を付けて!またどこかでー!」と声を掛けると・・・ 「お疲れ様でしたぁー」と・・・ 斜面を左右に好きなところへ・・・ あっという間に駐車場にあせあせ 13:28無事アルパこまくさに着いた。。 その後、先ほどのスキーが着いた。 聴けば雪上車で上がったものの山頂へは行けず途中で引き返したと・・・ そうか・・・ 竹竿を刺しながら登った人が、そう言うなら引き返して正解だったんだと諦めがついた。 送迎のバスに乗り込み鶴の湯へ・・・ 日帰り入浴客が多いので静かな内湯へ向かい温まる 今日も残念だったがしょうがないだろう 阿弥陀池から男女岳の斜面を滑りたかった。。 来年も来れるかなぁ・・・ 頑張って働かないとなぁー さあ・・・ 夕食までゆっくり呑むかなぁ

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