いつの間にか山頂に

わたしの両手から空(から)の缶コーヒーが宙を舞ったあと、地面にコロコロ転がっていく。一瞬、何が起きたのかわからなかった。 わたしの顔は地面(アスファルト)とキスする寸前。その後、両手や足にかなりの痛みが走る。 まだ夜が明けきらない午前5時半ごろ、道の駅のトイレに寄ろうとした時、段差に気づくことなく…… 漫画のようにばたんと両手を前に出した状態で転んでしまったのだ。 すぐには起き上がれない。 また、骨折しちゃった？😢 なんとかよろよろと立ち上がる。やばいよ、やばいよ。めっちゃやばい。 久々に一緒に山へ行く仲間と大蔵山から菅名岳を縦走する約束をしていた。 大蔵山は残雪時期に毎春、訪れてるけど、菅名岳はここ10年くらい登ってないんだよね。ふるさとの山なのに😅 久々の仲間と久々の菅名岳でテンションあげあげの状態で集合場所に向かっていた矢先のことだった。 両膝小僧、両手の手のひらの下の部分、左肘から出血。 かなり痛い… 皮膚がめくれてる… とりあえず集合場所に行こう。 車の運転には支障はなさそう✌ 仲間に、骨折はしてないようなので歩けるけど、縦走は様子を見ながらお願いねと伝える。 いずみの里近くの大蔵山の駐車場には車は一台もない。 まぁ、まだ6時半だしね。 仲間が先頭をゆっくりゆっくり歩いてくれる。足も手も痛いのは痛いけど、歩くには問題はなかった。 ただ、ちょっと下りになるとほんの少し足に痛みを感じる😓 紅葉は下のほうは全くしてないし、朝のうちはちょっと曇りがち。そんなわけであまり写真を撮ることもなく、しゃべる、しゃべる、しゃべる。しゃべってもしゃべっても話題が途切れることはなく、気がついたら山頂に着いていてお互いにびっくりこいてしまった。 え～と、ここって本当に山頂でいいの？とお互いに思う😅 さらにびっくりこいたことがある。感覚的には2時間くらいで山頂に着いたのかなと思ってた。 ヤマップで確かめたらなんとまぁ、3時間もかかってたぜ～っと❗ それだけゆっくり歩いたから全く息が上がることもなく、ずっと喋り続けられたんだろうね。 で、よくしゃべるね、と言われたけどお互い様じゃね？ひとりではしゃべりまくらんねこて。 大蔵山の山頂に9時半過ぎに着いた。お昼には早すぎるので菅名岳を目指す。足は大丈夫そう。 そう言えば雪のない大蔵山も何年ぶりなんだろう？ 紅葉は山頂付近は終わってるけど、光が差し込めば冬枯れも綺麗だ✌ まだちょっと早いけど菅名岳でランチタイム。その準備をしていたら次々と3人の登山客がやってきた。結局、今回会ったのはその人たちだけだった。 1時間ちょっと休んだあと、どっぱら清水経由で下山。 菅名岳のブナ林ってこんなにも素敵だったんだねぇ。 仲間が菅名岳のブナ林がいいとは言ってたけど、すっかり忘れてたわ😓 あ～いいね、いいね😆 下りも3時間ほどかけてゆっくりまったり歩いてきた。 登りも下りもしゃべりまくり、時々写真を撮ったりして登山終了。 そしてあまりにもしゃべりまくってたから、登山をした感覚はなく、ただお散歩してきた感じだねぇとお互いの感想でございました😊 今日、仕事してるうちにどんどんあちこちが痛くなってきたものだから、かかりつけの整骨院に行ったら、全身打撲だそうで😅 楽しいことをしてる時って、アドレナリンが出て痛みは感じないからねと先生に言われましたて😓 だって本当に楽しかったっけね🎶