活動データ
タイム
10:19
距離
23.0km
のぼり
1928m
くだり
1930m
活動詳細
すべて見る宇連山・南尾根から鳳来寺山までの縦走。以前、イトマキ師匠がお友達と歩かれたこのコースを単独行で実行してみました。 ■雨が降る前に…アプローチ4kmを徒歩で この縦走コースの良いところは、宇連山の南尾根登山口(最寄:三河槇原駅)とこの鳳来寺山下山ポイント(最寄:湯谷温泉駅)がJR飯田線で結ばれていること。しかし!!休日の下山予定の時間帯のダイヤはなぜか2時間間隔…! 下山後、無人駅での2時間待ちは辛すぎる…。しかも予報は晴れのち雨…、少しでも早くクルマに戻りたい。そこで、下山ポイント近くの駐車場にクルマを停めておき、そこから登山口へ向かう計画を立てる。…しかしJR飯田線の始発は7時台…。そんなに待っとれんわーと、結局、登山口までの4kmを歩くことに。 ■湯谷~南尾根登山口(アプローチ) 登山口までの道のりは思いのほか快適でビックリ。宇連川の清流に寄り添い、心地よい水音や野鳥のさえずりを耳に、気持ち良いウォーキング。もし時間があれば、ここを歩くのはお勧めですヨ。登山のウォーミングアップにもちょうど良いし。 三河槇原駅を越えるとすぐ愛知県民の森。立派なトイレでトレラン風シューズから登山靴に履き替え、身支度を整えて登山口に向かいました。 ■南尾根登山口~宇連山山頂 愛知県民の森のBキャンプ場方面の舗道を登っていくと、炊事場あたりに登山口の表記が。九十九折りの道を15分ほど登ると最初の尾根にとりつきます。そこが岩尾根のはじまり。低山らしからぬ硬い岩質の痩せ尾根が延々と続く南尾根。鎖が設置されているので心理的に安心で危険なところはありません。何度も登り返し、別の尾根との合流を繰り返しながら宇連山の山頂に向かっていきます。宇連山山頂への分岐は何の案内もないので注意が必要です。山頂(929.4m)は東方面に眺望が広がっていました。 ■宇連山山頂~御料局三角点 宇連山山頂を後に、棚山方面へ。立派な縦走路には時折巨岩が転がり、巻きながら進む。…そして特に巨大な岩を巻いて振り返ると垂れ下がったザイルと赤い上向きの矢印が…。ここを登り、さらに隣りの岩に登ると…。おおーっ!そこには、日本で唯一といわれる、天然の岩に直彫りした三角点が!!! 岩に金属プレートや石碑を打ち込んだ三角点は他にもありますが、岩そのものに直接彫り込まれた三角点は、日本でもここだけと聞きます(本当のところはよくわかりません。詳しい方、教えて下さい!)。 これは国土地理院所轄の通常の三角点とは異なり、かつて存在した宮内庁御料局所轄の三角点。明治の昔、わざわざここに登り、この場で端正な文字を彫った方がいる…うーむ感慨深し…。もちろん、ここは最高の眺望ポイントでもあります。…山と渓谷社の『愛知県の山』にも記述があった三角点、実際に触れて感無量です。 ■瀬戸岩 御料局三角点を後に棚山山頂(760m)を越え、鳳来寺に向かう縦走路(東海自然歩道)に合流。ここで一旦、鳳来寺山と逆方向へ。景勝ポイントの瀬戸岩に向かいます。瀬戸岩は100mを越える断崖、晴れた日は三河湾も望む眺望の地です。この日もこの岩場でお弁当を広げているパーティがおられました。折り返し、鳳来寺山に向かいます。 ■鳳来寺山・天狗岩・鷹打場 瀬戸岩を後に縦走路をひたすら鳳来寺山方面へ。「鳳来寺山へ3時間半」の表示がありビビりますが、ゆっくり歩いて2時間で着きました。玖老勢峠までは膝をやられる激下り。そこからキツい登り返しです。鳳来寺山山頂(695m)は眺望がありませんが、周辺には天狗岩、鷹打場といった眺望ポイントがあります。特に鷹打場は、素晴らしい絶景ポイントで、感動しました。 ■鳳来山東照宮~湯谷 鷹打場から下り、国の重要文化財である鳳来山東照宮へ。ここで道を誤り、周辺をウロウロしながら鳳来寺パークウェイの山頂駐車場に向かい相当のタイムロス…。慌てて登山道(東海自然歩道)に戻り、行者越を経て湯谷峠、湯谷への林道を歩き下山しました。 途中、何の変哲もない岩に登ってみたり、東照宮で迷ったり、大幅に時間をロスしてしまいましたが、何とか雨が降る前にクルマに戻ることができました。今日のベスト4は以下の通り。 1)宇連山の南尾根…清々しい痩せ尾根歩きを存分に楽しめました。眺望も最高。 2)御料局三角点…日本唯一の直彫三角点、ということは、たぶん日本最大の三角点のはず。 3)瀬戸岩…垂直に切れ落ちた断崖っぷりが、中国の山水画のようでした。 4)鷹打場…絶景ポイントの多いコースの中でも、気持ちよさはここが最高でした。 前回の三ツ瀬明神山もそうですが、奥三河のお山は侮れませんね。素晴らしい周回コースでした。 ※GPS、今回も途中、何度も調子悪くなりまして、瀬戸岩の位置なども、若干ズレてしまっています。寒さというよりハードウェアの問題でしょうね…。いずれスマホの買い替えも検討しなくては。
動画
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