天女山から権現岳・ギボシ往復

2016.02.27(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 43
休憩時間
2 時間 1
距離
13.2 km
のぼり / くだり
1520 / 1521 m
20
1
2 24
36
41
2
1
31
24
1 32
1
17

活動詳細

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今年は例年になく雪が少ない様子なので、どこか日帰りでよいところはないかと思案していましたところ、昨秋に登った権現岳・ギボシへ日帰りで登山できることがわかり、計画を立てました。 調べるうちに、登山口の天女山入口ゲート付近駐車場は5台程度のスペースしかないことが分かり、前夜発で駐車場に車を停め仮眠する計画としました。駐車場に到着したのが0時半頃。この時点で2台駐車されており、次々と埋まっていく様子でした。 仮眠して、天女山入口ゲートを6時にスタート、天女山で日の出。途中、雪が溶けてツルツルに氷化している箇所がたくさんでてきたため、アイゼンを装着し、前三ツ頭には9時半頃到着しました。 気温はかなり低く、冷たい風に晒されましたが、それほど強くはなく、特に三ツ頭からは南八ヶ岳の雄大な山々を見ながら、気持ちよく稜線歩きを楽しみました。権現岳には、11時頃に到着。記レットはを挟んだ赤岳の雄姿が印象的でした。 今回は権現岳もさることながらギボシの頂上に立つことを楽しみにしていました。 権現岳から見るとギボシに向かっている人影はなく、心配に思いましたが、トレースが若干ありましたので、それに続いていくことにしました。閉鎖中の権現小屋の脇にリュックを置き、カメラとピッケルの軽装でギボシを往復することにしました。権現小屋付近の鞍部から尾根に沿って登りますが、途中でトレースが消えていました。どうやら先行者は引き返した様子でした。引き返そうかと一瞬頭をよぎりましたが、あと数十mだし、昨年来ているので大丈夫と判断し、登り続けました。トレースが消えた稜線は左右が切れ落ち、恐ろしいほど美しく、谷底からの誘惑が頭の中でよぎりましたが、グッと堪えてギボシ頂上へ立つことができました。ギボシからの景色は言うまでもありませんが、三角錐のギボシの頂上に立てたことで何よりも大きな達成感が得られました。下りは正直怖かったですが、アイゼンを引っ掛けないよう慎重に下りました。 注意点など: ・天女山ゲート付近駐車場に駐車できなかった登山者は、天女山入口交差点の甲斐大泉方面の道路路肩に駐車されているようでした。(駐禁マークあり)駐車禁止対象かどうか不明ですので、駐車される方は自己責任でお願いします。 ・天女山から前三ツ頭への登山道は所々氷化しており、滑りやすい状況でした。登りなので大丈夫と安易に判断し、アイゼンを装着せずに我慢していましたため、2回滑りました。結局途中で、付けざるを得ない状況となりましたので、ツルツルした氷が出始めた時点でのアイゼンの装着をお勧めします。 ・権現岳までストックを使用しましたが、稜線では風や雪の状況によりピッケルの使用をお勧めします。 ・特に権現岳鞍部からギボシ間では、距離は短いものの左右が切れ落ちています。ピッケルの使用は絶対と思われます。風や雪の状況により安全側にご判断願います。

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