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大山合宿(縦走断念、頂上小屋往復と雪上訓練)

やまけいさん YAMAP Meister Silver

  • YAMAPマイスター:シルバー
  • 自己紹介:ボルダリングから冬山まで無節操に山をやっています。
    三嶺山系を中心に四国山地でだいたいうろうろしてますが最近はもっぱら低山ハイク、あまり山に行けてませんがそれなりに楽しんでいます。
  • 活動エリア:
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1973
  • 出身地:
  • 経験年数:10年以上
  • レベル:中級者
  • その他 その他

大山(鳥取県)・甲ヶ山・野田ヶ山

2016/02/28(日) 16:59

 更新

大山合宿(縦走断念、頂上小屋往復と雪上訓練)

公開

活動情報

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 1,370m / 累積標高下り 1,396m
活動時間8:36
活動距離6.52km
高低差943m

写真

動画

道具リスト

文章

伯耆大山
2016年2月26日(金)~2月28日(日)
参加者5名
2/27
05:00 起床(夜のうちに高知から移動)
06:35 大山寺橋駐車場(夏山登山口)
07:25 3合目
07:55 5合目
08:20 6合目避難小屋
09:40 大山頂上小屋(中休憩)
10:20 強風雪(西~南西、体感で15m/s以上)と視界不良のため縦走を中止
11:00 雪洞掘り
12:20 風雪が更に強くなったため雪洞掘り中止(かがみこんでも体が浮く感じがするほど)
雪は、ミゾレ交じりで顔に当たるととても痛く、T君がBB弾を連射で撃たれているみたいと言ってスコップで顔をガードしていた(笑)
気象予報通り風雪がどんどん強くなっていくので停滞を決め早目の夕食(宴会)を始めることにする。
時々、小屋の外に出て風雪や視界の状況を伺う。
14:30頃 登山者1名(Aさん)を小屋の外で偶然発見、屋内に誘導し収容、温かい飲み物を用意する
14:35頃 2階出入り口付近に登山者2名(Bさん、Cさん)が到着、誘導し屋内へ収容
(聞き取りで元谷避難小屋に宿泊装備を置き、日帰り装備で弥山稜を登攀したAパーティ4名と判明)
14:44 Aパーティ最後のメンバー(Dさん)を検索、小屋の東で発見、屋内へ誘導し収容
自分個人の所感(この時、自分はアルコールが入っていたのであくまでも参考)
Aさん、Bさん→意識清明JCS0だが消耗している状態、振戦(+)、症状から軽度低体温だが休憩と熱源を与えれば継続行動は可能だろうと思われた。末梢の知覚異常はないとのことで凍傷の危険性はないと思った。
Cさん→オーダーは入るがぼーっとした感じJCS1、全身が雪ダルマ状態で自分では靴すら脱げそうにないほど消耗している状態、呼吸は充分、橈骨動脈微弱で遅い、聞くと普段から低血圧ということでまあこんなものかなと思った。振戦著明、動作緩慢、継続行動は危険と思った。振戦がなければ中度以上だが小屋に入り振戦が亢進したことから低体温症軽度と中度の間くらいと思われた。末梢の知覚異常はなく、変色もないので凍傷の危険性はないと思った。
Dさん→Cさん同様、オーダーは入るがぼーっとした感じJCS1、やはり明らかにAさん、Bさんより消耗している、呼吸は充分、橈骨動脈強くやや速、呼吸は充分、振戦著明、動作緩慢、継続行動は危険と思った。振戦がなければ中度以上だが小屋に入り振戦が亢進したこと、またDさんは行動中に意味不明の発言があったとのこともあり、Cさん同様、低体温症軽度と中度の間くらいと思われ、また末梢の知覚異常はなく、変色もないので凍傷の危険性はないと思った。
 全員に熱源(飲み物と行動食)を提供し、Cさん、Dさんは、濡れた服を脱がせ服の中まで入り込んだ雪を除去しうちのパーティメンバーのダウンジャケットや中間着、予備の靴下などを渡しメンバーの寝袋に入れナルゲンボトルやプラティパスなどで湯たんぽを作り、腋窩、鼠径部、腹部、首筋などの部位で加温するようメンバーとCさん、Dさんに指示し、さらに寝袋の外をレスキューシートやツェルトでくるんでラッピングする。
時刻未記録 さらに別のBパーティ7名が小屋に到着、その内の1名が低体温症の症状、すぐに温かい飲み物を用意する。
Aさんに山岳会の留守本部に4名の内、2名は行動が困難である、という現在の状況を伝えておいた方がよいのでは、と進言したので小屋の外で携帯電話で連絡したようであった。
うちのパーティメンバーで話し合い予備食や非常食、可能な限りの燃料とCさんとDさん用に寝袋を二つ提供し、寝袋を貸したメンバーはシュラフカバーで夜を過ごし、明朝、Cさん、Dさんが自力行動出来なければ救助機関への救助要請を行い自分達もサポートしようということで決定、その旨、Aさん、Bさん、Dさんに伝え了承を得る。
16:00頃 Cさんが着替えを持っているので着替えをしたいと言う
16:10 着替えを済ませてすっかり元気になったCさんが「女は生理学的に強いのよ。」と言う、この後Cさんは寝袋には戻らなくてもよいくらい回復してほっとする
17:00 Dさんも寝袋から出て行動し始める、振戦(-)
17:25 Dさんが「4名で協議した結果、装備を置いた元谷避難小屋まで下ります。お世話になりました。」とのことで強風雪と日没が近いので引き止めたが出発する
17:45 Aパーティが小屋に戻って来る、下り口の目印が分からないとのことでBパーティの方が誘導をかって出てくれAパーティと一緒に出て行く
時刻未記録 案内に出ていたAパーティの方が小屋に戻る
 この後は、改めて夕食を食べながらAパーティが無事、元谷避難小屋に着いたか心配しながら自分達の明日の行動の話しや準備をして就寝となる。自分は、またナンガの夏用ダウンシュラフに潜り込む。
2/28
04:00 起床、朝食を食べて6時行動開始の予定だったが風雪、ガスで視界なし、下山することに決定
07:10 大山頂上小屋発、出発間際、うちのPLがCさんに貸していた靴下が小屋の片隅に脱ぎ捨てられていて複雑な思いをする
07:40 6合目避難小屋
 時間がたっぷりあるので雪上訓練実施、バケツでの腰確保、スタンディングアックスビレイ、ブーツアックスビレイ、土嚢アンカー、ワカン歩行などを一通りする。
09:05 訓練終了、下山開始、今日も別山稜、弥山稜にクライマーが取り付いている
10:05 大山寺橋駐車場、荷物を片付け近くの温泉でお風呂と昼食を済ませ帰路に着く
13:00 大山町発
16:00 南国IC、解散
 今回は、低体温症の方の対処という貴重な経験をしたがあれほどレスポンスよく回復するのには正直驚いた。自分達も致命的な低体温症にならないためには早期に症状を認識し早め早めの対処を行い行動を継続出来るようにすることが大事だと思った。またうちのパーティの行動力と発想力、応用力に頼もしい先輩といい仲間に恵まれたことを改めて感じた。

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