活動データ
タイム
05:02
距離
12.4km
のぼり
1114m
くだり
834m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今回登った韓国・済州島のハルラサン、何せ海外の山なので、事前に登山情報を収集しようにも日本語情報が意外と少ない(泣)。 今後のハルラサン登山をする人の為に、少しでも助力になればと思いながら、記録を書き記します。 ハルラサンは山頂三角点(1950m)は立ち入り禁止、それでも山頂(白鹿譚)までは行けます。北東側からアクセスする 2つの登山道(観音寺/城板岳・コース)のみだけが可能です。 南西側からは3つの登山道(御里牧/霊室/トンネコ・コース)がありますが、山の南壁部が立ち入り禁止につき途中の 避難小屋ウィッセオルム(1700m)が実質、終着点です。 山頂まで近づける2つの登山道はどちらも距離が長く9km前後の体力中級者向き?南西側の登山道はゴールが避難小屋までなので距離も短縮、御里牧と霊室はそれぞれ約4~5kmといった所で初心者向きです。 私は、時間の都合と体調が万全で無かった為、今回、御里牧コース往復を使用しました。こちら南西部は、 御里牧-霊室縦走コースがメジャールートのようです。南西部からの登山は済州市内から240番バスが1時間毎に 走っているので、意外と便利です。但し、冬期間は(11-3月)便数が減るので注意が必要。 もちろん、タクシー(ホテルで聞いたら市内から料金は2000円程度)なら無問題ですが。 さて登山当日の朝はめでたく快晴。いざ始発バス便に乗って、御里牧登山口へ出陣。 バス内には平日始発便にも拘らず、登山者の姿がチラホラ見受けられる。流石に人気の山ですな( ̄∇ ̄) 市内を抜けて、車窓は徐々に森や牧場といった長閑な雰囲気に変化する中、バスは淡々と山道を登り続ける。 あとは御里牧停留所で降りれば、すんなり登山開始だったのだが、、、、。ここで事件発生。 なんと、あろうことか目的地一つ前の停留所で降りてしまうという大失態(゚◇゚)ガーン!! この辺りには幾つもの小さなトレッキングコースが点在するので、別目的地の登山姿のおじさんにつられて ふらっと手前のバス停で降りてしまったのだ。これぞアウェイの洗礼!? 降りてから違和感を感じ、間違いに気付いた時には既にバスの姿は無し。 次の便を待つにも1時間は長すぎる。結局、登山口まで歩こうと決断、非情で唐突な登山開始のゴングです。 goole mapで現在地を確かめながら、車道脇をトボトボ歩く傍を、車が颯爽と走り抜けて行く。豪のワーホリ時代にも経験した、異国での孤独と緊張が融合した懐かしい感覚?再来。結局、50分ほどかけ登山口に到着して一息入れましたが、既に汗だく状態でした(>。<)。 再度、仕切り直しで登山開始です。登山口付近の紅葉は終盤の様相。まずは出遅れを取り戻すべく足を進める。登山道はよく整備されてかつ標識も多く、登山者には優しい環境です。 しばらくして、バスに同乗していた中年夫婦の登山者に追いつく。ここで、婦人の方(韓国人)から、「さっき、降りるバス停を間違えたでしょう?」とのご指摘。意外と日本語も話せる様子で更にびっくりです(゚〇゚;)。 その後、道中は何事もなく景観を満喫しながら、さくさく登山であっさり避難小屋到着です。避難小屋にはトイレも有り、ここもしっかりした環境です。 とりあえず食事を取ろうと場所を探していると、既に休憩中の先程のご夫婦から、なんと一緒に食事をしないかと、お声が掛かります(^.^;。 更にカップラーメンまで頂いてしまいました。登山者の労り精神は、国を越えても健在なんですね。色々、勉強になりました。 今回の登山道は、整備がよく行き渡っていましたが、逆にやり過ぎの感、有り? 登山の本質の観点から見ると、必要以上に人の手を加えない方が良いのではと思います。 確かに世界遺産登録地だし、敷居を低くした方が人は呼び込めますが、なんだかもったいない気がしました。これも文化や風習の違いなんですかねー。 改めて、異国の地の登山は、刺激と新発見の連続。 「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」とは、今回の登山に相応しい、的を得た表現だと思いました。
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