濃霧にて撤退の乗鞍

2016.03.05(土) 日帰り

活動データ

タイム

04:46

距離

9.9km

のぼり

947m

くだり

943m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 46
休憩時間
22
距離
9.9 km
のぼり / くだり
947 / 943 m
42

活動詳細

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一週間前から予報は晴れ。 暖かく、風も弱く、絶好の天気に恵まれる見込みでした。 未明に乗鞍高原に入ったときには満点の星空が迎えてくれたのですが、仮眠をとって目覚めた朝6:30には、空はどんよりと曇っていました。 準備を始めると雪がちらつき始めます。 一時的なものと期待しますが…。 駐車場のおじさんの話では、リフトが動き始めるのは8:30、今からならそれを待つより登ったほうが早いと。 いつも通り、行けるところまで行こうと決めて出発。 誰もいないゲレンデを登っていきます。 先行するトレースはあるものの、人影は見えません。 しばらく登っていくと、急斜面に取り付いているパーティーが見えました。 ひとまずそこに追い付くことを目標とします。 リフトの終点まで一時間強掛かりました。 バックカントリーと呼ぶには綺麗すぎるゲレンデをさらに詰めていきます。 ここを登りきるのに思いの外時間が掛かりました。 いよいよコースを抜けて位ヶ原へ。 JunJun さんの軌跡を辿りながら歩きます。 ところが、段々とガスが濃くなり、雪も強くなってきました。 スマホの機内モードを解除し、天気予報を見ると、午後からは更に崩れそうでした。 広くて目標物のない場所ですので、悩みましたがここで撤退することにしました。 下山を始めると、段々と晴れてきました。 まぁ、よくあることと思いつつ下山すると…結局スキー場全体も、ものすごい濃霧に包まれてしまいました。 雨も振り出し、やはり下山してよかったなと思いましたが、実は上だけひょっこり晴れていたかもしれません。 登山に関しては、私のネガティブ思考が活きると思っています。 登山は群を抜いて死亡率が高いスポーツで、特に雪山は常に死と隣り合わせです。 では、何故そんなところへ行くのか。 それも一人で。 登山では、単独行動は非常識とされています。 それでも一人で山に入るには、それ相応の理由と覚悟が必要だと私は思います。 死のリスクを理解し、それを避ける最大限の努力をすること。 誰のせいにもしない、どんな結果も受け入れる。 山は楽しいだけじゃない、だからこそ登山は素晴らしい…と、私は思います。 これからも安全第一で山を楽しみたいと思います。 駄文失礼しました。

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