活動データ
タイム
09:27
距離
16.3km
のぼり
1556m
くだり
1574m
活動詳細
すべて見る銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)を7時に出発する。 まず目指すは中倉山だ。 水道橋を渡り仁田元沢林道を2㎞ほど遡る。 するとちょっとしたケルンと赤いテープが目印の登山口に到着する。 看板は無いので注意が必要だ。 そしてここからは急登だ。 約0.7㎞で360mの標高差を登る。 ここが一番の難所だ。 とにかく足元が悪くとても滑る。 今日は雪は無いがあれば難易度も上がるだろう。 そしてなんとか尾根筋へと到着する。 ここからは相変わらずの急登だが滑りやすくは無い。 そして山を巻くルートを抜けると松木渓谷と山々が見えてくる。 絶景に足取りも軽くなる。 ここまで来ればひたすら尾根筋を行く。 最初に見えるのが中倉山のケルン、遠くからでも良く分かる。 そして次に見えてくるのが孤高のブナ、足尾銅山の煙害から生き延びた一本のブナの木である。 さらに奥に足を延ばす。 その前に岩場を抜けなければならない。 足尾の山の特徴はその岩質にある。 水が浸透しやすく脆いのである。 だからどんなに大きな岩であっても浮石である可能性がある。 いや、浮石でない岩を探す方が苦労するほどだ。 なので手元足元は慎重に先へと進む。 何度か尾根筋のアップダウンを越えると沢入山に到着だ。 本日通常は残雪期である、しかし暖冬なので雪はほぼない。 つまりその先へと行く事が出来る体力と時間が残っている。 じゃあと先へと進んでいく。 目指すはヲロ山だ。 ヲロ山の手前まで到着する。 ここで昼食に。 そしてこの先どうするかの検討会でもある。 ヲロ山から庚申山を抜ける縦走ルートがある。 ヲロ山から戻るピストンとか。 縦走を私は考えていなかったので登山ルートを用意していない。 それでも等高線から尾根筋が登山ルートであると推測できる。 まあ考えていても始まらないのでヲロ山に登山開始だ。 ヲロ山は煙害の被害には遭っていないから木がうっそうと茂っている。 そして木が残雪を守っている。 登り始めの急登はとても滑る危険地帯だ。 次にツボ足全開の積雪帯となる。 ワカンを装着しての登山に切り替える。 先頭でルートを作るつもりであるが、どうもワカンの浮力のせいで後続はやはりツボ足になるみたいだ。 なんとか登っていく。 そして皇海山方面の眺望が開ける。 今度は藪漕ぎだ。 シャクナゲをかき分けて進んでいく。 とても歩きにくい。 距離的には短かったがとても疲れる。 本来の登山道は雪に埋もれた片斜面で行方知れず。 そしてなんとかヲロ山に到着する。 ……………庚申山に向かう気力が削がれる。 この先もこんな感じだと思われるから時間的にも装備的にも無理がある。 なにせピッケルとかワカンとかパラコードとかスコップとかなんだかんだと持ってきているのは私だけ(重い…)だ。 私もこの先を行くのは無謀だと思うのでピストンに自然に当然決定する。 戻りは雲が出てきて視界は良くない。 林道まで降りると足元は泥だらけである。 良くあることだ。 積雪はヲロ山しか無かったが良い登山だった。
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