活動データ
タイム
21:50
距離
23.1km
のぼり
2212m
くだり
2216m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る西穂高岳で痛めたヒザの完治に2週間要しました(´Д` ) その後も好天が続く週末を会社ボランティアや寝坊で山へ行くタイミングを逃し続けて、一番気持ちよく歩ける季節をインドアで過ごす毎日でした。 今週末も好天らしく、休憩時間にパソコンでどこか良いとこないかな〜、と探していると立山ガール日記なるものがヒットし、そこには雪化粧の立山の姿が( ´∀`) その姿に思わずコーフンして、華麗に有給を取得してバスを予約し、今シーズン初のチャッピースノーハイクと洒落込むことにしました。 金曜深夜にバス乗り場のある名古屋駅のミッドランドスクウェア前に雪山テント泊装備は場違い感がハンパなく、軽い羞恥プレイで事前代償を賄います。 ここ最近はめっきり運動量が減り、体重も一ヶ月で3キロ増加した上で脚を完全に鈍らせて、カラダの仕上がりもバッチグーです(╹◡╹) つまり晴天の雪山でグハグハするには最高の仕上がりです。 しかし今回は重い荷物を担ぐのも室堂から雷鳥沢野営場までのわずかな間。三脚、ハードシェル、ピッケル、アイゼン、スコップ、冬用シェラフ、温泉の着替え等重くてかさばる物ばかり。 重さを測ると23キロ、テント場まで着けるのかも不安になります(´Д` ) 高速バス、地鉄、ケーブルカー、観光バスと乗り継いで9時過ぎに室堂に到着です。ついて早々に目の前に広がる景色を見て、今回の勝利を確信します( ´∀`) 作成してきた登山届を提出して、ビーコンはどこでレンタルできますか?と聞くと、まだ雪崩の心配は無いから要らないよと嬉しい展開に( ´∀`) 11月から立山に登山とスキーで入山するにはビーコンがいるのですが、当然持っておらず、レンタルすると1日で5000円(´Д` ) という情報を得ていたので、思わぬラッキーです。お財布を追い込むことには失敗しました( ˘ω˘ ) まずは玉殿の湧水で水を3L程補給します。テント場にはもうトイレも水場も無いらしく、せっかくなら美味しい水をと担ぎますが、ズッシリと肩に食い込みます(´Д` ) これは平地を歩くのも困難です。 靴も久々の重登山靴で何時もの倍以上の重さ、これは牛どころか亀の歩みで進まざるをえません。 道は雪が踏み固められていたので、まずはチェーンスパイクを装着しますが、歩いて1分もしないうちに片足のチェーンが外れました(´Д` ) ペンチがあれば直せるのですがそんなものありません。いきなり12本爪アイゼンでスタートです。 今回はアイゼンは持って来ましたが、ワカンやスノーシューは置いて来ました。流石にまだそこまで積もって無いでしょ〜、どうせトレースもあるんですよね( ´∀`) と、なんだか昔にもそんなこと考えて失敗した気がしますが、まぁ気楽にいきましょう( ˘ω˘ ) グハグハ言いつつもサクッと雷鳥沢キャンプ場に到着です。すぐ側に綺麗な沢がありました。水を担いで来た意味は…(´Д` ) ベンチに近いところを選び、久々にスコップの出番です。 結構ガッツリと整地して、腰に深刻なダメージを与えました(´Д` ) 早くもヘロヘロ状態、しかも手袋をグッチョリ濡らしてしまい、1日目で予備手袋の登場です。 しばしベンチに座ってグータラしていると、いつのまにか辺り一面はモクモクさんの支配下に置かれていました(´Д` ) 久しぶりで寂しかったんでしょうか?こちらはいい迷惑です( ˘ω˘ ) アタックザックに温泉装備を詰め込んで、とりあえず今日は浄土山と竜王岳に登って、五色ヶ原の様子でも見てくるかな〜なんて軽いハイキングに出かけます。 が、ガスはどんどん濃くなり、上に行くにつれて視界が悪化してきました(´Д` ) このまま山頂に行ってもどうせ何も見えんし、温泉の営業時間にも微妙だったので、クルリと温泉へ直行です( ´∀`) 結局初日はテントを張って、ピークは一切踏まずに温泉に入るというゆるふわハイキングでした。まぁ久しぶりの登山ですし、間を置いてから突然冬山マゾ体験するのは危険ですしね。これは致し方ありません( ˘ω˘ ) テント場は7幕程で、イビキの心配もなくグッスリと寝ることができました。電波もバリ4で、スマホいじりながら寝落ちという究極のリラックスモードでした(╹◡╹)イイネ! 夜は星空が広がり、明日の天気も期待できそうです( ´∀`) 2日目は4時スタートの予定が、冬用シェラフのヌクヌク具合に見事にハマり、1時間遅れの5時スタートです。 アタックザックにお昼の用意とハードシェル等最低限の装備で、今回の旅の目的の一つである劔御前に向かいます。 雪を纏った劔岳の姿を写真に納めると共に、百高山制覇の為にもここは避けて通れません。ホントはお盆に来る予定だったんですけどね… まずは劔御前小屋を目指しますが、雷鳥沢を詰めるルートと奥大日岳との分岐からのルートがあり、コースタイムの短い分岐からのルートで少しでも楽をしようと企みます( ´∀`) スキーヤーの跡とワカンの跡を追って進みますが、浮力の違いで跡を踏んでもズボズボハマります(´Д` ) まぁハマらない箇所もあるので無いよりはマシでしょと、ストストズボンといった具合で進みます。 途中でトレースが途切れましたが、別のトレースを発見して跡を追います。が夏道とはかなり違う道で、少々不安になります。 そしてトレースが完全に消えました。どうやらここからスキーかスノボで下ってしまったようです。ここからツボ足パラダイスが始まりました(´Д` ) 埋まりかけた旗をめがけて夏道らしき道を行きますが、膝がデフォで時には股下までハマります。 久々の登山で踏み抜き地獄を再現されるとは夢にも思いませんでした(´Д` ) ちなみにストックもスノーバスケットがつかないヤツを持ってきてしまったので、テントに置いてきました。足だけで進むのは罰ゲームです。 ヤッパリ無理してでもスノーシューを持ってくるべきでした。あれば間違いなくチャッピースノーハイクです。ブイブイいわしてバフバフ進んでいけたことでしょう。また同じ過ちを… ガッツリと乳酸を溜め込んで、ルートも少し外れて小屋をスルーしていましたが、何とか劔御前に着きました。 が、肝心の劔岳はガスに覆われ、少し待っても上の方のガスが晴れることはなく、風も強まってきたので撤収しました。(´Д` )ハァ 小屋の陰で風を避けてコーヒーを飲んで休憩して待機しましたが、ガスは晴れる様子もなく、テンションだだ下がり、またズボズボハマってマゾるのも嫌だ!ということですぐそこの別山にも寄らずテントに戻りました。 テンション低めだと遭難の危険性が反比例して高まりますからね、これは致し方ありません( ˘ω˘ ) 帰りは登りで使わなかったルートでおりましたが、こちらはしっかりトレースがありました。急がば回れ… テントに戻って作戦を練り直しますが、気づけば2時間昼寝をかまし、おきたら14時でした( ´∀`) ああ、もう時間がない、ということで早めに温泉に行きました( ˘ω˘ ) ユックリとカフェでスイーツを食べてから帰る最中、まさかの雨に降られました(´Д` ) ソフトシェルをグッチョリ濡らしてしまい、急いで帰っていたのでガッツリと汗をかいてしまいました(´Д`; ) グータラしてんじゃねーよとモクモクさんの怒りに触れてしまったようです。久々の登山なのに酷い仕打ちです(´Д` ) テント場に戻るとワタシのテント以外誰もいません。流石にチョット不気味です。深夜一時には何故か犬?の鳴き声で目が覚めてしまいました。怖くて外の様子も伺えず、耳栓をしてバフっとシェラフに潜り込みました。あったけぇ…( ˘ω˘ ) 翌朝は4時からテントを片付け始めましたが、フライシートがガッツリ凍っています(´Д` ) バッサバッサと周りにダイアモンドダストを発生させて、凍ったまま強引にしまいこんで出発です。 最終日はザックをミクリガ池温泉側にデポして、雄山から反時計回りで真砂岳まで行き、温泉で汗を流して下山するという、綺麗な体になって帰りましょうコースです( ´∀`) ザックををデポって、ストックは使えねーし、うーん、ピッケルか〜、昨日も使うような場面無かったしな〜、ということで身軽装備でスタートです。 この選択が、また大きな誤りでした… 人のいない室堂平を華麗にスルーし、一の越から雄山を目指します。雄山への道はトレースバッチリ…というか雪があまりなく、アイゼンだとほとんどの区間で歩きにくい… ですが2800mを超えたあたりからは雪がしっかりとつき、昨日の雨のせいかガチガチに凍っている箇所もあり油断できません。 ここで初日から少し我慢していた靴擦れが結構な痛みに…靴下を二重に履くようにしてから靴擦れは無縁でしたが、慣れない冬靴のせいでしょうか、おそらく両踵がベロリンチョと皮がめくれているでしょう(´Д` ) とはいってもアッサリと雄山に到着です。順調順調(╹◡╹) さあ、次は大汝山やね!と先を見ると、おやおや、トレースがありません。いや、そんなはずは…と見渡しても、らしき跡はありません。 まぁそんなに難しいルートじゃないっしょ、と気楽に行きますが、待っていたのはビックリ滑落注意報が出そうなイヤんなルート?でした。 道が全く分からず、とりあえずYAMAPのルートに沿って行きますが、雪の斜面でアイゼンの刃が少ししか刺さらない場所が… 雪が腐って効かなかった経験はありますが、刺さらないのは初めてです。一応先シーズン終了時にヤスリで手入れはしてあったんですが… どうやら昨日の雨が原因かと思いつつも、とりあえず思いっきり踏み込んで刃を効かせながら進みますが、下を見るとメッチャ怖い(´Д` ) 死にはしないでしょうが、大ケガはしそうだなーといった感じの斜面です。 ピッケルがあれば確保しながらもう少し安全に進めたのでしょうが、今更もう時すでにお寿司です( ˘ω˘ ) 及び腰でなるべく岩を掴みながら、ビクビクと滑落の恐怖に怯えながらも、なんとか大汝山に着きました。体力以上に物凄く気力を消耗しました。風が弱かったのが幸いでした。 この先はなんだか少しは穏やかそうなルートに見えましたが、装備不十分を痛感して引き返すことにしました。ヤッパリ必要な装備まで削ってはいけません。ましてやここは3000m級の冬山ということを甘く見ていました。反省反省(´Д` ) 後は早めに切り上げて、靴擦れで温泉につかれずシャワーで体を洗い、バスの時間を前倒しして早めの帰宅と相成りました。 やはり久しぶりの登山で冬山テント泊なんて、頭がどうかしてましたね(´Д` ) もう少し安全な山でグハグハして、マゾ度の濃度を上げてから挑むべきでした。 チャッピー登山ばかりでは真のチャッピーは遠ざかるものだと思った今日この頃でした。 ❄️終わり❄️ 今回の忘れ物:日焼け止め (´Д` #) ヒリヒリ...
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