紅葉の妙義山でプチ墜落💀石門巡り~金洞山コース

2018.11.05(月) 日帰り

注意情報

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チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 8
休憩時間
28
距離
4.9 km
のぼり / くだり
804 / 807 m
7
5
11
2 20
6
7
3

活動詳細

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妙義山の中でも特に金洞山コースは鷹戻しを始めとして危険な箇所が多い。 ヤマップでも、ルートは付けられていない。 今回、わたくしは、金洞山縦走中、鷹戻し近くの鎖場で下降中に、墜落してしまいました。 幸いなことに、ほぼ無傷でした。 高さがそれほど高くなかった(多分2、3メートル)こと、下が割と広く平坦で、しかも落ち葉で比較的ふかふかだったこと、ヘルメットがガードとなり頭を岩壁等に強打しなかったこと、が無キズだった理由と分析します。 でも、もし、これがもっと高い壁だったら……想像すると恐ろしい。 反省点としては、足場の確保を疎かにして、握力に頼ってしまい、力が入らなくなってしまったこと。こうならないよう、気をつけていたはずなのにです…… そして、そもそも、ザイルやハーネス、スリングといった登攀装備を全く持っていなかったことです。 また同じようなことが起こらないよう、もっと経験を積まないとです。 ※※※ 今日は、妙義山に岩と紅葉の写真を撮りに行こう。そう前から決めていた。 でも当日になってなんとなくあまり山に行く気が乗らなかった。 昨日に引き続き、あまりいい天気予報ではなかったから。 だから、2時に目覚ましかけたけど、4時くらいまで家でウダウダしていた。 石門巡りをして、写真撮って、金洞山コースに行くつもりだったが、天気次第で、金洞山は辞めるつもりだった。 でも、昨日と違い、天気は好転した。 朝日に照らされた妙義山を眺めながら、石門巡りへ。ここは、一般コースってなってるけど、そこそこちゃんと鎖場してる。 第4石門で、岩と紅葉や、大砲岩の写真を撮る。朝日がちょうど、岩と紅葉を照らしてくれ、美しい写真が撮れた。その後、天気が良かったので、迷わず金洞山縦走コースへ。 今日は鷹戻しの脅しの看板をスルーしてずんずん進む。春に来た時は、鷹戻しの脅迫の勢いに思わず下山してしまった。というか、間違って鷹戻しに来てしまう登山者がいないようにか、鷹戻しへの道は分かりにくくなっている。鷹戻しって、どこ?って思ってるうちに下山していたのだ。しかし、この後、この脅迫の真の意味を知ることになるのだが。 ヤマップのマップの金洞山エリアには、ビックリマーク⚠で3つの危険箇所が示されている。まさに、その3つの箇所が核心部だろう。 相馬岳側から行って、最初の1つ目。これが多分最大の危険箇所、鷹戻しだ。鎖の長さ約30メートル、ほぼ垂直の岩壁を、鎖と僅かな足場の出っ張りを頼りに登る。距離はそれほどでもないかもしれないが、断崖絶壁なのが最大の特徴。鎖を離したら最後、どこまで落ちるのかわからない。絶対に鎖を離してはいけない。垂直よりもやや傾斜は緩く、足場はあるので、しっかり踏んで登ろう。 平坦部も油断してはならない。道は細く、両側は切れ落ちている。路肩を踏み外したり、バランスを崩して落ちたらまず助からない。 2つ目。ほぼ垂直の約25メートルの2段ルンゼ。ここが厄介なのは、ほんとにほぼ垂直で、足場が小さく、足場を取りにくいことだ。思わず鎖を握る握力、腕力に頼ってしまう。それで、突然握力に限界が来てしまい、落ちてしまうのだ。わたくしが落ちたのはここだ。自分の体重を恨んだ。チカラが入らない。まだかなりの高さがある。ヤバい!と思った。冷静に対処出来なかった。鎖と岩の間に自分を挟んで体勢キープし、しっかり握力回復させ、確実に足場を踏んで降りるべきだった。 3つ目は1番易しい。高さはやはり20メートル程度あるが、断崖絶壁でもないし、足場もしっかりある。ゆっくり確実に行こう。 第4石門に戻ってきた。朝は数人しかいなかったが、昼になってかなりの人数で賑わっていた。太陽の向きも変わったから別の写真が撮れるかな?また、写真を撮った。ここに生きて戻ってこれた事が嬉しかった。普段、ソロの時は誰にも話しかけない派だが、今日は、一眼でわたくしと同じ画角で写真を撮っていた山ガールに声をかけたり(広がりは無し)、お父さんに写真を撮ってもらったりした。まるで、わたくしは生まれ変わったようだ。 生きてるだけで丸儲け。 誰かがゆっていたな。今日ばかりは、ほんとにそうだと思う。死んだら終わりだ。日々、感謝を忘れず生を全うしよう。清々しい気持ちで駐車場へ向かった…… [アクセス]中の嶽神社駐車場(無料) [山ごはん]おにぎり エクレア [温泉]峠の湯(3時間、600円)

妙義山・天狗岳・相馬岳 青空が出てきました。
青空が出てきました。
妙義山・天狗岳・相馬岳 ここから出発です。
ここから出発です。
妙義山・天狗岳・相馬岳 石門入り口まで駐車場から400メートルです。
石門入り口まで駐車場から400メートルです。
妙義山・天狗岳・相馬岳 道の周囲は紅葉が見頃
道の周囲は紅葉が見頃
妙義山・天狗岳・相馬岳 おなじみのマップ
おなじみのマップ
妙義山・天狗岳・相馬岳 ここから入ります。
ここから入ります。
妙義山・天狗岳・相馬岳 カニの小手調べ。
スルーします。
カニの小手調べ。 スルーします。
妙義山・天狗岳・相馬岳 石門を通らず大砲岩にショートカットもできます。
わたくしはいちお、石門巡りします。
石門を通らず大砲岩にショートカットもできます。 わたくしはいちお、石門巡りします。
妙義山・天狗岳・相馬岳 第1石門
第1石門
妙義山・天狗岳・相馬岳 カニの横ばい
カニの横ばい
妙義山・天狗岳・相馬岳 カニの縦ばり
カニの縦ばり
妙義山・天狗岳・相馬岳 片手下がり
片手下がり
妙義山・天狗岳・相馬岳 第3石門へ
第3石門へ
妙義山・天狗岳・相馬岳 ここは見るだけ。
ここは見るだけ。
妙義山・天狗岳・相馬岳 第4石門と大砲岩
第4石門と大砲岩
妙義山・天狗岳・相馬岳 岩と紅葉①
岩と紅葉①
妙義山・天狗岳・相馬岳 岩と紅葉②
岩と紅葉②
妙義山・天狗岳・相馬岳 大砲岩のみで
大砲岩のみで
妙義山・天狗岳・相馬岳 金洞山コースへ
金洞山コースへ
妙義山・天狗岳・相馬岳 白雲山は文字通り白雲の中
白雲山は文字通り白雲の中
妙義山・天狗岳・相馬岳 金洞山コース
金洞山コース
妙義山・天狗岳・相馬岳 こちらから向かいます
こちらから向かいます
妙義山・天狗岳・相馬岳 下の廊下を彷彿とさせるなあ……
下の廊下を彷彿とさせるなあ……
妙義山・天狗岳・相馬岳 これも……
これも……
妙義山・天狗岳・相馬岳 でかい岩が置いてあるけど、こちらから金洞山コースへ。
でかい岩が置いてあるけど、こちらから金洞山コースへ。
妙義山・天狗岳・相馬岳 堀切周辺の紅葉も綺麗
堀切周辺の紅葉も綺麗
妙義山・天狗岳・相馬岳 完全に青空に
完全に青空に
妙義山・天狗岳・相馬岳 撮っとこ
撮っとこ
妙義山・天狗岳・相馬岳 いよいよだ!
いよいよだ!
妙義山・天狗岳・相馬岳 と思いつつ、またなかなか鷹戻しに着かない。
と思いつつ、またなかなか鷹戻しに着かない。
妙義山・天狗岳・相馬岳 鷹戻し直下のハシゴ。
これは序の口。
鷹戻し直下のハシゴ。 これは序の口。
妙義山・天狗岳・相馬岳 浅間山方向。浅間山のてっぺんは雲の中だ。下の山の紅葉がいい感じ。
浅間山方向。浅間山のてっぺんは雲の中だ。下の山の紅葉がいい感じ。
妙義山・天狗岳・相馬岳 白雲山が下に見える。
白雲山が下に見える。
妙義山・天狗岳・相馬岳 鷹戻し。鎖の先は奈落。
鷹戻し。鎖の先は奈落。
妙義山・天狗岳・相馬岳 景色を堪能する気分では無い。
あそこにリアルで吸い込まれそう。
景色を堪能する気分では無い。 あそこにリアルで吸い込まれそう。
妙義山・天狗岳・相馬岳 25m2段ルンゼ。足掛かりがあるようで乏しくキツかった💦
ここで墜落。💀
25m2段ルンゼ。足掛かりがあるようで乏しくキツかった💦 ここで墜落。💀
妙義山・天狗岳・相馬岳 後ろから来たパーティーが岩塊のてっぺんに立ってる。うひょー。逃げろ。
後ろから来たパーティーが岩塊のてっぺんに立ってる。うひょー。逃げろ。
妙義山・天狗岳・相馬岳 嫌な鎖の付き方だ💦
嫌な鎖の付き方だ💦
妙義山・天狗岳・相馬岳 最後の長鎖をクリア。
最後の長鎖をクリア。
妙義山・天狗岳・相馬岳 やっと下山道だ💦
やっと下山道だ💦
妙義山・天狗岳・相馬岳 昼の第4石門と大砲岩はどうかな?
昼の第4石門と大砲岩はどうかな?
妙義山・天狗岳・相馬岳 昼は逆光だ💦
昼は逆光だ💦
妙義山・天狗岳・相馬岳 こちら向きはちょうど太陽が当たって最高。
こちら向きはちょうど太陽が当たって最高。
妙義山・天狗岳・相馬岳 生きてます!!
無傷です!!
生きてます!! 無傷です!!
妙義山・天狗岳・相馬岳 駐車場へ戻る道
駐車場へ戻る道
妙義山・天狗岳・相馬岳 戻ってきました。
戻ってきました。
妙義山・天狗岳・相馬岳 美しくも険しい妙義山の真髄を味わいました💦
美しくも険しい妙義山の真髄を味わいました💦

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