活動データ
タイム
05:08
距離
4.9km
のぼり
804m
くだり
807m
活動詳細
すべて見る妙義山の中でも特に金洞山コースは鷹戻しを始めとして危険な箇所が多い。 ヤマップでも、ルートは付けられていない。 今回、わたくしは、金洞山縦走中、鷹戻し近くの鎖場で下降中に、墜落してしまいました。 幸いなことに、ほぼ無傷でした。 高さがそれほど高くなかった(多分2、3メートル)こと、下が割と広く平坦で、しかも落ち葉で比較的ふかふかだったこと、ヘルメットがガードとなり頭を岩壁等に強打しなかったこと、が無キズだった理由と分析します。 でも、もし、これがもっと高い壁だったら……想像すると恐ろしい。 反省点としては、足場の確保を疎かにして、握力に頼ってしまい、力が入らなくなってしまったこと。こうならないよう、気をつけていたはずなのにです…… そして、そもそも、ザイルやハーネス、スリングといった登攀装備を全く持っていなかったことです。 また同じようなことが起こらないよう、もっと経験を積まないとです。 ※※※ 今日は、妙義山に岩と紅葉の写真を撮りに行こう。そう前から決めていた。 でも当日になってなんとなくあまり山に行く気が乗らなかった。 昨日に引き続き、あまりいい天気予報ではなかったから。 だから、2時に目覚ましかけたけど、4時くらいまで家でウダウダしていた。 石門巡りをして、写真撮って、金洞山コースに行くつもりだったが、天気次第で、金洞山は辞めるつもりだった。 でも、昨日と違い、天気は好転した。 朝日に照らされた妙義山を眺めながら、石門巡りへ。ここは、一般コースってなってるけど、そこそこちゃんと鎖場してる。 第4石門で、岩と紅葉や、大砲岩の写真を撮る。朝日がちょうど、岩と紅葉を照らしてくれ、美しい写真が撮れた。その後、天気が良かったので、迷わず金洞山縦走コースへ。 今日は鷹戻しの脅しの看板をスルーしてずんずん進む。春に来た時は、鷹戻しの脅迫の勢いに思わず下山してしまった。というか、間違って鷹戻しに来てしまう登山者がいないようにか、鷹戻しへの道は分かりにくくなっている。鷹戻しって、どこ?って思ってるうちに下山していたのだ。しかし、この後、この脅迫の真の意味を知ることになるのだが。 ヤマップのマップの金洞山エリアには、ビックリマーク⚠で3つの危険箇所が示されている。まさに、その3つの箇所が核心部だろう。 相馬岳側から行って、最初の1つ目。これが多分最大の危険箇所、鷹戻しだ。鎖の長さ約30メートル、ほぼ垂直の岩壁を、鎖と僅かな足場の出っ張りを頼りに登る。距離はそれほどでもないかもしれないが、断崖絶壁なのが最大の特徴。鎖を離したら最後、どこまで落ちるのかわからない。絶対に鎖を離してはいけない。垂直よりもやや傾斜は緩く、足場はあるので、しっかり踏んで登ろう。 平坦部も油断してはならない。道は細く、両側は切れ落ちている。路肩を踏み外したり、バランスを崩して落ちたらまず助からない。 2つ目。ほぼ垂直の約25メートルの2段ルンゼ。ここが厄介なのは、ほんとにほぼ垂直で、足場が小さく、足場を取りにくいことだ。思わず鎖を握る握力、腕力に頼ってしまう。それで、突然握力に限界が来てしまい、落ちてしまうのだ。わたくしが落ちたのはここだ。自分の体重を恨んだ。チカラが入らない。まだかなりの高さがある。ヤバい!と思った。冷静に対処出来なかった。鎖と岩の間に自分を挟んで体勢キープし、しっかり握力回復させ、確実に足場を踏んで降りるべきだった。 3つ目は1番易しい。高さはやはり20メートル程度あるが、断崖絶壁でもないし、足場もしっかりある。ゆっくり確実に行こう。 第4石門に戻ってきた。朝は数人しかいなかったが、昼になってかなりの人数で賑わっていた。太陽の向きも変わったから別の写真が撮れるかな?また、写真を撮った。ここに生きて戻ってこれた事が嬉しかった。普段、ソロの時は誰にも話しかけない派だが、今日は、一眼でわたくしと同じ画角で写真を撮っていた山ガールに声をかけたり(広がりは無し)、お父さんに写真を撮ってもらったりした。まるで、わたくしは生まれ変わったようだ。 生きてるだけで丸儲け。 誰かがゆっていたな。今日ばかりは、ほんとにそうだと思う。死んだら終わりだ。日々、感謝を忘れず生を全うしよう。清々しい気持ちで駐車場へ向かった…… [アクセス]中の嶽神社駐車場(無料) [山ごはん]おにぎり エクレア [温泉]峠の湯(3時間、600円)
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