「やっとめっけだ福島の山 霊山」 紫明峰周回 

2016.03.12(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 28
休憩時間
1 時間 8
距離
4.4 km
のぼり / くだり
529 / 525 m
2 1

活動詳細

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登山口となる湧水の里キャンプ場の管理事務所(無人)に置いてあった登山マップに書いてあった紹介文を転記します。 下山してから改めて見てみたら、素晴らしい文章でした。 事実、まったくその通りの山でした。 「霊山は、ゆったりとした気分で、自分の家の庭を歩くときのように、一本一本の樹々を、一つ一つの岩をいつくしむような気持で歩きたい。 ただ歩いた距離だけをかせぐとか、がむしゃらに歩きたいとか、そんな方にはあまり向いていない。 でも・・・そんな方でも霊山に来るとゆっくりと歩きたくなるから不思議だ。 福島の山の中にやっと見つけた わたしだけの山 りょうぜん 霊山 だからゆっくりtp自然と歴史にふれながら歩いてみたい。 いつまでも、そっとしておいてほしい、 私がやっと見つけた私の山だから。」 3.11震災の4ケ月前の晩秋に一度登っていましたが、飯館村の北西に位置する霊山も深刻な放射能汚染地帯となってしまい、今まで遠ざかっていました。 湧水の里から登る方は少なく、霊山神社からキャンプ場へ続く道路は工事中の為通行禁止。どうしようかと工事現場の作業員に道を聞き、車一台がやっと通れる細い車道を恐る恐る登っていくと、後ろから軽トラックが・・・ 霊山閣の駐車場に着くと声かけられた。 「湧水の里に行きたい」と言うと、「オレに着いてきな!」と言って下さり、後に続いた。途中、霊山子供の村からの広い道路に出て左折。この広い道路はナビにもなかった。 ほどなく行き止まりとなり、右に上っていくと湧水の里キャンプ場に着いた。 椎茸生産を続けてきた方で、原発の放射能汚染により、現在も地元のナラやクヌギの原木はNGで、県外の原木を仕入れして椎茸生産をしているとの事。 山を手入れしても、原木生産は出来ない。椎茸生産を諦めてしまった方が多く、現在は3人だけだという。 震災後は登山者も激減してしまい、この現状を知ってほしいと、我々を歓迎してくれた。 最初の写真がスタート前にその方(齋藤憲一氏)とのものです。 原発被害と里山文化を象徴するお話しが聞けました。 今回は、線量計を持参し、各ポイントの線量測定も行いました。湧水の里かた紫明峰までは毎時0.12~0.25μsvでしたが、日枝神社まで南下すると毎時0.5以上となり、1.0以上の数値も頻繁に計測、不安定な状態。 里山除染が論議されていますが、自然保護と除染。両立は困難ですね。

霊山 登山口から見える奇岩。齋藤さんが名前を教えてくれたのですが、メモをとらずに忘れてしまう。今回の目的地をこの奇岩に変更しました。
登山口から見える奇岩。齋藤さんが名前を教えてくれたのですが、メモをとらずに忘れてしまう。今回の目的地をこの奇岩に変更しました。
霊山 日枝神社まで行って古霊山への稜線を進めばその奇岩に辿り着けるだろうと出発
日枝神社まで行って古霊山への稜線を進めばその奇岩に辿り着けるだろうと出発
霊山 今回は線量計を持参。原発事故後6年目となったが、登山道のポイントポイントだけでも計測。登山口は毎時0.19μsv
今回は線量計を持参。原発事故後6年目となったが、登山道のポイントポイントだけでも計測。登山口は毎時0.19μsv
霊山 r霊山独特のイボ岩が現れだしました
r霊山独特のイボ岩が現れだしました
霊山 除染が実施されたのだろうか?綺麗な登山道が続きます。
除染が実施されたのだろうか?綺麗な登山道が続きます。
霊山 最初の尾根の霊山閣との分岐。0.25μsv
最初の尾根の霊山閣との分岐。0.25μsv
霊山 賞仙洞直下の急登
賞仙洞直下の急登
霊山 落石に注意しながら大岩の間を登っていきます
落石に注意しながら大岩の間を登っていきます
霊山 八方観のビューポイント直下の岩穴。ここを潜ります。
八方観のビューポイント直下の岩穴。ここを潜ります。
霊山 後ろから急な鉄製階段を登ってくる細君 このルートは2回目のハズなんだけど、全く覚えていないという。
後ろから急な鉄製階段を登ってくる細君 このルートは2回目のハズなんだけど、全く覚えていないという。
霊山 氷詰めになってしまった松ボックリ
氷詰めになってしまった松ボックリ
霊山 八方観
八方観
霊山 その真下にKINさん
その真下にKINさん
霊山 八方観からは眺望が広がる。栗子山から蔵王連峰が見渡せました。
八方観からは眺望が広がる。栗子山から蔵王連峰が見渡せました。
霊山 0.18μsv
0.18μsv
霊山 しばらく大岩の壁の下を進みます。
しばらく大岩の壁の下を進みます。
霊山 0.23μsv
0.23μsv
霊山 不動岩へ
不動岩へ
霊山 高さは30m以上あるのかな?つららが垂れています
高さは30m以上あるのかな?つららが垂れています
霊山 空中に浮かぶ橋。風が冷たい。
空中に浮かぶ橋。風が冷たい。
霊山 橋を渡るとワシ岩が見える。南向きとなり暖かい。ここでコーヒータイム。突然大岩の上から落石があり、鉄製の橋が大きな音をたてました。出来るだけ岩壁に身を寄せました。
橋を渡るとワシ岩が見える。南向きとなり暖かい。ここでコーヒータイム。突然大岩の上から落石があり、鉄製の橋が大きな音をたてました。出来るだけ岩壁に身を寄せました。
霊山 0.21μsv
0.21μsv
霊山 0.32μsv
0.32μsv
霊山 ワシ岩が見えるビューポイント
ワシ岩が見えるビューポイント
霊山 紫明峰への急登が少々続きました。
紫明峰への急登が少々続きました。
霊山 紫明峰 おやおや(驚) 毎時0.5μsvに急上昇
紫明峰 おやおや(驚) 毎時0.5μsvに急上昇
霊山 霊山の護摩壇が見えてきました。奥が飯館村方向
霊山の護摩壇が見えてきました。奥が飯館村方向
霊山 麓山  口太山 木幡山  手前中腹には除染ゴミ焼却場
麓山  口太山 木幡山  手前中腹には除染ゴミ焼却場
霊山 0.23μsv
0.23μsv
霊山 天狗岩 稚児岩 ビューポイント  0.48μsv
天狗岩 稚児岩 ビューポイント  0.48μsv
霊山 左が天狗岩(ゴリラ岩という人が多い 右が稚児岩
左が天狗岩(ゴリラ岩という人が多い 右が稚児岩
霊山 入口は0.51μsv 南下するごとに線量が高くなる傾向有。
入口は0.51μsv 南下するごとに線量が高くなる傾向有。
霊山 分岐へ下りました。
分岐へ下りました。
霊山 日枝神社参道 ここから古霊山にルートが続く。今回は時間がなく霊山閣ルートを下りるようにしました。
日枝神社参道 ここから古霊山にルートが続く。今回は時間がなく霊山閣ルートを下りるようにしました。
霊山 分岐に戻り線量を確認 毎時0.62μsv
分岐に戻り線量を確認 毎時0.62μsv
霊山 このルートは初めてでした。戦後、米軍が霊山に無線基地を建設。その時に車両を使い資材を搬送した道で、幅は3m程度。
このルートは初めてでした。戦後、米軍が霊山に無線基地を建設。その時に車両を使い資材を搬送した道で、幅は3m程度。
霊山 振り返ると・・・
振り返ると・・・
霊山 左が稚児岩。確かに子どもの横顔です。右が天狗岩
左が稚児岩。確かに子どもの横顔です。右が天狗岩
霊山 分岐。0.44μsv
分岐。0.44μsv
霊山 YAMAPの地図にはない周回コースの分岐で、湧水の里へ450mとの事。迷わず周回コースへ。
YAMAPの地図にはない周回コースの分岐で、湧水の里へ450mとの事。迷わず周回コースへ。
霊山 紫明峰が見えました。
紫明峰が見えました。
霊山 途中で昼食をとり、紫明峰直下のなだらかな樹林歩き。
途中で昼食をとり、紫明峰直下のなだらかな樹林歩き。
霊山 尾根分岐に戻りました。
尾根分岐に戻りました。
霊山 分岐に立っていた案内図。
分岐に立っていた案内図。
霊山 最初の目的地だった大岩は、また次回のお楽しみに・・・
最初の目的地だった大岩は、また次回のお楽しみに・・・
霊山 3時間半で登山口に戻ってきました。春の柔らかな光を浴びながらの楽しい山旅ができました。愛車のこのプリ君とも、もう少しでお別れだなぁ・・・いろんな山に乗っけてくれた燃費の良い車でした。
3時間半で登山口に戻ってきました。春の柔らかな光を浴びながらの楽しい山旅ができました。愛車のこのプリ君とも、もう少しでお別れだなぁ・・・いろんな山に乗っけてくれた燃費の良い車でした。
霊山 登山口までの進入路が道路工事の為に通行止めだった。全く知らなかった迂回路の途中から声かけていただき、登山口まで案内してくださった初対面の「齋藤憲一さん」ありがとうございました。
登山口までの進入路が道路工事の為に通行止めだった。全く知らなかった迂回路の途中から声かけていただき、登山口まで案内してくださった初対面の「齋藤憲一さん」ありがとうございました。

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