活動データ
タイム
03:28
距離
4.4km
のぼり
529m
くだり
525m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る登山口となる湧水の里キャンプ場の管理事務所(無人)に置いてあった登山マップに書いてあった紹介文を転記します。 下山してから改めて見てみたら、素晴らしい文章でした。 事実、まったくその通りの山でした。 「霊山は、ゆったりとした気分で、自分の家の庭を歩くときのように、一本一本の樹々を、一つ一つの岩をいつくしむような気持で歩きたい。 ただ歩いた距離だけをかせぐとか、がむしゃらに歩きたいとか、そんな方にはあまり向いていない。 でも・・・そんな方でも霊山に来るとゆっくりと歩きたくなるから不思議だ。 福島の山の中にやっと見つけた わたしだけの山 りょうぜん 霊山 だからゆっくりtp自然と歴史にふれながら歩いてみたい。 いつまでも、そっとしておいてほしい、 私がやっと見つけた私の山だから。」 3.11震災の4ケ月前の晩秋に一度登っていましたが、飯館村の北西に位置する霊山も深刻な放射能汚染地帯となってしまい、今まで遠ざかっていました。 湧水の里から登る方は少なく、霊山神社からキャンプ場へ続く道路は工事中の為通行禁止。どうしようかと工事現場の作業員に道を聞き、車一台がやっと通れる細い車道を恐る恐る登っていくと、後ろから軽トラックが・・・ 霊山閣の駐車場に着くと声かけられた。 「湧水の里に行きたい」と言うと、「オレに着いてきな!」と言って下さり、後に続いた。途中、霊山子供の村からの広い道路に出て左折。この広い道路はナビにもなかった。 ほどなく行き止まりとなり、右に上っていくと湧水の里キャンプ場に着いた。 椎茸生産を続けてきた方で、原発の放射能汚染により、現在も地元のナラやクヌギの原木はNGで、県外の原木を仕入れして椎茸生産をしているとの事。 山を手入れしても、原木生産は出来ない。椎茸生産を諦めてしまった方が多く、現在は3人だけだという。 震災後は登山者も激減してしまい、この現状を知ってほしいと、我々を歓迎してくれた。 最初の写真がスタート前にその方(齋藤憲一氏)とのものです。 原発被害と里山文化を象徴するお話しが聞けました。 今回は、線量計を持参し、各ポイントの線量測定も行いました。湧水の里かた紫明峰までは毎時0.12~0.25μsvでしたが、日枝神社まで南下すると毎時0.5以上となり、1.0以上の数値も頻繁に計測、不安定な状態。 里山除染が論議されていますが、自然保護と除染。両立は困難ですね。
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