ついに全通した生駒の古道「暗峠宝山寺道」残念木を一刀両断!

2018.11.11(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 51
休憩時間
34
距離
10.1 km
のぼり / くだり
720 / 818 m
1 39
1 44
8
17
17

活動詳細

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東生駒のMさんが切り拓いた直後の旧道(暗峠・宝山寺道)を歩いてきました。かつてはヤブ漕ぎ必死だった区間も快適に歩けます。旧道といっても、近年まで使われていた形跡もあり、かなりしっかりとした道が残されています。 当方がこの道に初めて挑戦したのは、2013年のことで最初は十三仏板碑(通称:うつぶせ地蔵)までのピストンでした。その後2回程チャレンジしましたが、いずれも残念木(倒木)地点で迂回をしてルートを離脱しています。初めてまともに通り抜けできたのは2015年3月のこと、様子を動画にして公開しています。しかし、この時も残念木の周辺から上部へ迂回しています。迂回したところで、道跡を発見しこれが古道かと思ったのですが、実は本当の古道は、もう一段下がったところにありました。 かつては存在した鉄塔も、2015年の時点では撤去されており、予想通り周辺の様子は一変しています。鉄塔撤去後は広場のようになっていたのです。本来のルートを発見できたのは、2016年1月に道願寺奥にある水源設備のある谷筋を登ったことでした。この谷筋には、古い地図に道が描かれており、かつては旧道と連絡していたと推測。登りつめると残念木の向こう側にあった本来の道を発見しました。 このことがキッカケで、残念木周辺の整備に着手。笹などの草刈りは10mもないだろうと楽観視したため、1度目は途中で敗退。その後、猛太さんと知り合い開通させたのは2016年2月11日のことでした。あれから、まもなく3年の月日が流れます。今では、全区間を整備される方々のお陰で、かつてと比べてとても快適に歩けるようになりました。(とは言え、廃道に違いありません) その残念木を本日自分の手で処理することができて幸せです。これも何かの巡りあわせでしょう。今後、この区間が不通になることはないと思います。関連の活動記録を下掲しました。動画欄には時系列で3本リンクしておきます。これから挑戦なさる方の参考になればと願いつつ。 2013年12月05日(木) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-379207.html 2013年12月23日(月) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-385761.html 2016年01月04日(月) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-791326.html 2016/01/28(木) https://yamap.co.jp/activity/241236 2016/02/11(木) https://yamap.co.jp/activity/250748

生駒山・神津嶽・大原山 石切駅前、団体客で占拠されてました。押しのけて出た。出発の準備できまへーん。
石切駅前、団体客で占拠されてました。押しのけて出た。出発の準備できまへーん。
生駒山・神津嶽・大原山 カエデの路(谷筋道)は通行止め。入り口付近、草刈りされてスッキリしてます。では、突入!
カエデの路(谷筋道)は通行止め。入り口付近、草刈りされてスッキリしてます。では、突入!
生駒山・神津嶽・大原山 うほっ、イイ感じに切ってある。
うほっ、イイ感じに切ってある。
生駒山・神津嶽・大原山 ハイキング道の案内板です。
ハイキング道の案内板です。
生駒山・神津嶽・大原山 最初の休憩ポイント。紅葉にはまだ早いけど、良い感じの山道です。ココまでは。。。
最初の休憩ポイント。紅葉にはまだ早いけど、良い感じの山道です。ココまでは。。。
生駒山・神津嶽・大原山 キタキタ! 倒木。この手の倒木は厄介。葉っぱが邪魔をします。枯れるまで待つしかありません。
キタキタ! 倒木。この手の倒木は厄介。葉っぱが邪魔をします。枯れるまで待つしかありません。
生駒山・神津嶽・大原山 沢へ降りて迂回しようと企む。いきなりヤバイやんけ。
沢へ降りて迂回しようと企む。いきなりヤバイやんけ。
生駒山・神津嶽・大原山 お次の倒木も、ちと厄介なヤツ。今度は、岸が高いので山側から迂回します。
お次の倒木も、ちと厄介なヤツ。今度は、岸が高いので山側から迂回します。
生駒山・神津嶽・大原山 倒木の下をくぐって向こう側へ。
倒木の下をくぐって向こう側へ。
生駒山・神津嶽・大原山 通り越して振り返り。うーん。この区間は沢歩きの方が吉。
通り越して振り返り。うーん。この区間は沢歩きの方が吉。
生駒山・神津嶽・大原山 ホウホウ。休憩所の一本足屋根は無事だったみたい。倒れても不思議じゃないけどなぁ。
ホウホウ。休憩所の一本足屋根は無事だったみたい。倒れても不思議じゃないけどなぁ。
生駒山・神津嶽・大原山 ちと、ヤバイ予感がモリモリ。
ちと、ヤバイ予感がモリモリ。
生駒山・神津嶽・大原山 やっぱりねぇ。細い枝の倒木だけど、かなり頑強で手強い。谷を高巻きしているので、ここはSK-11の出番となりました。
やっぱりねぇ。細い枝の倒木だけど、かなり頑強で手強い。谷を高巻きしているので、ここはSK-11の出番となりました。
生駒山・神津嶽・大原山 元のルートはぐっちゃぐちゃ。
元のルートはぐっちゃぐちゃ。
生駒山・神津嶽・大原山 この先も倒木が多くなる。
この先も倒木が多くなる。
生駒山・神津嶽・大原山 道は完全に崩壊してます。
道は完全に崩壊してます。
生駒山・神津嶽・大原山 鉄塔巡視路との分岐に到着。そっちも気になるけど、今回は尾根道へ出よう。
鉄塔巡視路との分岐に到着。そっちも気になるけど、今回は尾根道へ出よう。
生駒山・神津嶽・大原山 尾根道への取り付き手前で大きく崩落しています。
尾根道への取り付き手前で大きく崩落しています。
生駒山・神津嶽・大原山 この看板を見落とさないように。
この看板を見落とさないように。
生駒山・神津嶽・大原山 急斜面のルート部分はよく手入れされてました。
急斜面のルート部分はよく手入れされてました。
生駒山・神津嶽・大原山 辻子谷ハイキング道で生駒山へ。ランナーさんを見送ります。
辻子谷ハイキング道で生駒山へ。ランナーさんを見送ります。
生駒山・神津嶽・大原山 おおー。前回来た時よりも厳重な戸締りですなぁ。「入るな光線」がハンパない。
おおー。前回来た時よりも厳重な戸締りですなぁ。「入るな光線」がハンパない。
生駒山・神津嶽・大原山 しゃーないので、スカイラインから迂回します。
しゃーないので、スカイラインから迂回します。
生駒山・神津嶽・大原山 だだっ広い駐車場を斜めに横断しました。
だだっ広い駐車場を斜めに横断しました。
生駒山・神津嶽・大原山 はぁ?こんなところに近鉄バス。トコトコてんとう虫運休による、臨時措置だそうです。無料送迎。
はぁ?こんなところに近鉄バス。トコトコてんとう虫運休による、臨時措置だそうです。無料送迎。
生駒山・神津嶽・大原山 鬼取山八大龍王さんです。五丁の行き先はココだと思います。
鬼取山八大龍王さんです。五丁の行き先はココだと思います。
生駒山・神津嶽・大原山 鬼取山とハッキリ書いてあるし。
鬼取山とハッキリ書いてあるし。
生駒山・神津嶽・大原山 十五丁だったらここで間違いないけど、ここは同じ「はちだいさん」でも、「八」に「代」と書く。ヤシロさんじゃありませんよ。
十五丁だったらここで間違いないけど、ここは同じ「はちだいさん」でも、「八」に「代」と書く。ヤシロさんじゃありませんよ。
生駒山・神津嶽・大原山 木漏れ日が明るいです。ココは隠れた黄葉の名所。今月末ぐらいでしょうか。
木漏れ日が明るいです。ココは隠れた黄葉の名所。今月末ぐらいでしょうか。
生駒山・神津嶽・大原山 倒木が凄かったと推測。
倒木が凄かったと推測。
生駒山・神津嶽・大原山 石垣沿いの細道を歩くのが、暗峠宝山寺道です。初めての時は道と思えなかった。
石垣沿いの細道を歩くのが、暗峠宝山寺道です。初めての時は道と思えなかった。
生駒山・神津嶽・大原山 今はMさん設置の竹レールに沿って歩くのがグッド!
今はMさん設置の竹レールに沿って歩くのがグッド!
生駒山・神津嶽・大原山 徐々に道らしくなって、目印の巨石を過ぎると、石畳の痕跡を確認できます。
徐々に道らしくなって、目印の巨石を過ぎると、石畳の痕跡を確認できます。
生駒山・神津嶽・大原山 この辺りも土留めの石積みを確認できる。古道の雰囲気を今に伝えています。
この辺りも土留めの石積みを確認できる。古道の雰囲気を今に伝えています。
生駒山・神津嶽・大原山 道幅が急に広くなってきました。
道幅が急に広くなってきました。
生駒山・神津嶽・大原山 大変有名となった「うつぶせ地蔵(十三仏板碑)」です。写真右に「永正七年」の紀年銘を読み取れます。
大変有名となった「うつぶせ地蔵(十三仏板碑)」です。写真右に「永正七年」の紀年銘を読み取れます。
生駒山・神津嶽・大原山 あれっ? この丸みは自然のモノじゃない。しかし、木の根がガッチリ絡まっています。掘り出せばお宝かも。以前にもこの周辺で五輪塔の一部を発見しました。
あれっ? この丸みは自然のモノじゃない。しかし、木の根がガッチリ絡まっています。掘り出せばお宝かも。以前にもこの周辺で五輪塔の一部を発見しました。
生駒山・神津嶽・大原山 来たぞー。残念木が横たわる場所。かつては通過困難だった区間。何度も苦杯をなめた。
来たぞー。残念木が横たわる場所。かつては通過困難だった区間。何度も苦杯をなめた。
生駒山・神津嶽・大原山 ノコ目が残ってる。2016年2月11日以降も何度かチャレンジしては諦めた。
ノコ目が残ってる。2016年2月11日以降も何度かチャレンジしては諦めた。
生駒山・神津嶽・大原山 さて、今日もSK-11でちょっとずつノコ目を深くしよう。
さて、今日もSK-11でちょっとずつノコ目を深くしよう。
生駒山・神津嶽・大原山 き、切れた! ノコ目は以前よりも深くなってた様子、Mさんの助太刀かな? 最後は蹴りを一発入れて切断に成功。徐々に腐っていたみたいです。
き、切れた! ノコ目は以前よりも深くなってた様子、Mさんの助太刀かな? 最後は蹴りを一発入れて切断に成功。徐々に腐っていたみたいです。
生駒山・神津嶽・大原山 残念木の区間を過ぎると、明瞭な道が残っています。
残念木の区間を過ぎると、明瞭な道が残っています。
生駒山・神津嶽・大原山 これはMさん専用の休憩石です。
これはMさん専用の休憩石です。
生駒山・神津嶽・大原山 くっきり、はっきり古道の跡。
くっきり、はっきり古道の跡。
生駒山・神津嶽・大原山 うあっ、Mさんの特上休憩石が、倒木の折れ枝や笹に占拠されてるジャマイカ。
うあっ、Mさんの特上休憩石が、倒木の折れ枝や笹に占拠されてるジャマイカ。
生駒山・神津嶽・大原山 退治しました。ここでゆっくりなさってください。
退治しました。ここでゆっくりなさってください。
生駒山・神津嶽・大原山 あっという間にグッジョブの木。ヤブ漕ぎは1ミリもありませんでした。
あっという間にグッジョブの木。ヤブ漕ぎは1ミリもありませんでした。
生駒山・神津嶽・大原山 日当たり良好な髪切峠。髪切と書いて、「こ(う)ぎり」と読む。前鬼後鬼伝承に因んだ名称です。
日当たり良好な髪切峠。髪切と書いて、「こ(う)ぎり」と読む。前鬼後鬼伝承に因んだ名称です。
生駒山・神津嶽・大原山 かつては旗振り通信の行われた天照山に到着。登り口付近は、背よりも高いヤブ漕ぎでした。
かつては旗振り通信の行われた天照山に到着。登り口付近は、背よりも高いヤブ漕ぎでした。
生駒山・神津嶽・大原山 分かりやすい尾根道です。しかし、倒木がジャマをする。何度も迂回しました。
分かりやすい尾根道です。しかし、倒木がジャマをする。何度も迂回しました。
生駒山・神津嶽・大原山 日待講の遺品です。お墓じゃありません。庚申信仰とよく似たものと思われます。
日待講の遺品です。お墓じゃありません。庚申信仰とよく似たものと思われます。
生駒山・神津嶽・大原山 山形の上部に月と太陽。
山形の上部に月と太陽。
生駒山・神津嶽・大原山 石碑の下部に正保二年(江戸期)の銘が刻されています。
石碑の下部に正保二年(江戸期)の銘が刻されています。
生駒山・神津嶽・大原山 石碑が登り口になっているけれど、今しばらくはおススメできる状態じゃないです。
石碑が登り口になっているけれど、今しばらくはおススメできる状態じゃないです。
生駒山・神津嶽・大原山 ぼくらの広場に到着。天気良過ぎ~。眩しいです。
ぼくらの広場に到着。天気良過ぎ~。眩しいです。
生駒山・神津嶽・大原山 客坊谷コースで一気に下山。崩落があったようです。
客坊谷コースで一気に下山。崩落があったようです。
生駒山・神津嶽・大原山 いつもの瓢箪山神社でごあいさつ。ココが鳴川千光寺参詣道の起点であることを示す道標。
いつもの瓢箪山神社でごあいさつ。ココが鳴川千光寺参詣道の起点であることを示す道標。

動画

活動の装備

  • その他(Other)
    TIGER エクストラクター ポイズンリムーバー
  • モンベル(mont-bell)
    カモワッチハット
  • その他(Other)
    スポルディング偏光クリップサングラスCP-9SM[フリップアップ]

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