美ヶ原に夕陽を見にいく

2018.11.11(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
33
休憩時間
4
距離
1.7 km
のぼり / くだり
19 / 18 m

活動詳細

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というわけで、 北八ヶ岳を周回した後、美ヶ原へ夕陽を見に出かけました。 山行きレポではありません。ドライブです。 思うに、ビーナスラインを走るのは何十年ぶりだろう・・・ 無料になる前だったような気がする。 白樺湖から先は30数年ぶり。 大学の実習棟が白樺湖の山中にあって、毎年1ヶ月程の合宿生活を過ごした。 毎晩のように飲み明かして、実習は二日酔いの息にまみれていたっけ。 実験室から99%のアルコールを持ち出して・・・喉が焼けた。 卒業後、同級生がツーリングの最中に事故で亡くなったのもここだ。 霧ヶ峰にいたっては、40年以上も前。 中1の夏、学校登山で来て以来のような気がする。 初めてのスキーもここだった。で、足首を折った。笑 その後にも訪れたような気もする。 見覚えのある旅館がまだ残っていてびっくりした。 美ヶ原に最後に来たのは、それでも20年は経つのかなぁ〜。 塩尻の仕事にかこつけて、仕事仲間数人と安曇野の貸別荘で宴会する前に立ち寄った。 思い立って麦草峠を出発したのが、14時10分頃。 16時前に着けば王ヶ頭まで1時間で行けるかもと思っていたが、 ビーナスラインからの眺望が素晴らしく、各所の展望地に寄っていたら、結局16時をまわってしまった。 思いのほか日の入りは早く、とりあえず美しの塔まで行ってみることに・・・。 防寒ジャケットを着ればよかったのに、登山着のまま・・・バカだね。 さえぎるもののない牧場地帯は、意のままに吹き来る風にさらされて、おぉ〜寒いっ💦 北アルプスを端から端まで、八ヶ岳に富士山、そして南アルプス。 すべてに囲まれて、夕陽が沈むのをしばし見続けた。 (ほんとはぶるぶるふるえてた・・・) 頭の中では、なぜか中原中也の詩がクルクル廻る。 若い時は、青さに近すぎてあまり好きではなかった中也だけれど うろ覚えの言の葉が、なぜこんな時によみがえるのだろう・・・? 今は「言葉なき歌」が、まるで違って心に沁みる。 幾歳月を重ねても「あすこ」にはまだ行けそうにない。更に遠くなるばかり。sigh そもそも老眼で「あれ」が見えにくくなってしまったよ。笑 なにはともあれ、バタバタしたけど今日もいい一日なり。 今冬、王ヶ頭には、初スノーシューで訪れようかと思案中です。 さあ、次は烏帽子岳の整備かな・・・! *美ヶ原林道(美ヶ原スカイライン)・アザレアライン・ビーナスラインは、  平成30年11月22日(木)11:00~平成31年4月19日(金)11:00まで冬期閉鎖となるそうです。

美ヶ原 15:05 ビーナスラインを走り、白樺湖上の展望地にやって来ました。
15:05 ビーナスラインを走り、白樺湖上の展望地にやって来ました。
美ヶ原 スキー場手前の山中にあった大学の実習棟と寮棟は、取り壊されてすでに久しい。
懐かしいなぁ〜。
スキー場手前の山中にあった大学の実習棟と寮棟は、取り壊されてすでに久しい。 懐かしいなぁ〜。
美ヶ原 八ヶ岳。
八ヶ岳。
美ヶ原 鳳凰三山と南アルプス。
鳳凰三山と南アルプス。
美ヶ原 すすきの丘
すすきの丘
美ヶ原 15:15 ビーナスライン沿い、車山高原付近の展望地に停車。
15:15 ビーナスライン沿い、車山高原付近の展望地に停車。
美ヶ原 ここからはオール八ヶ岳が望める。
ここからはオール八ヶ岳が望める。
美ヶ原 南八ヶ岳。
南八ヶ岳。
美ヶ原 あぁ〜 美しい!
あぁ〜 美しい!
美ヶ原 蓼科山と北八ヶ岳。今日歩いたのはあの鞍部から南側。
蓼科山と北八ヶ岳。今日歩いたのはあの鞍部から南側。
美ヶ原 さあ、次はこの稜線に行こうっ!
さあ、次はこの稜線に行こうっ!
美ヶ原 15:25 霧ヶ峰 富士見台展望台。南アルプス。
15:25 霧ヶ峰 富士見台展望台。南アルプス。
美ヶ原 北岳の横に間ノ岳も見えてきた。
北岳の横に間ノ岳も見えてきた。
美ヶ原 空木岳から中央アルプス。
空木岳から中央アルプス。
美ヶ原 たぶん乗鞍岳方面。
たぶん乗鞍岳方面。
美ヶ原 15:45 三峰茶屋大展望台に着くと八ヶ岳は雲に隠れ始めていた。
15:45 三峰茶屋大展望台に着くと八ヶ岳は雲に隠れ始めていた。
美ヶ原 たおやかな曲線の車山方面。 右の彼方、うっすらと富士山。
たおやかな曲線の車山方面。 右の彼方、うっすらと富士山。
美ヶ原 南アルプス。北岳の形が変わる。
南アルプス。北岳の形が変わる。
美ヶ原 三峰山のシルエット。
三峰山のシルエット。
美ヶ原 美ヶ原はまだ遠い先。
美ヶ原はまだ遠い先。
美ヶ原 16:15 夕陽に間にあった。山本小屋ふるさと館から歩き出す。
美しの塔まで行ってみよう。
16:15 夕陽に間にあった。山本小屋ふるさと館から歩き出す。 美しの塔まで行ってみよう。
美ヶ原 幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました
幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました
美ヶ原 幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました
幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました
美ヶ原 なぜか 中也の詩が 頭の中でまわりだす。
 南アルプスもだいぶ見え方が変わったなぁ。
なぜか 中也の詩が 頭の中でまわりだす。  南アルプスもだいぶ見え方が変わったなぁ。
美ヶ原 幾時代かがありまして 今夜ここでのひとさかり 今夜ここでのひとさかり
幾時代かがありまして 今夜ここでのひとさかり 今夜ここでのひとさかり
美ヶ原 サーカス小屋は高い梁 そこにひとつのブランコだ 見えるともないブランコだ
サーカス小屋は高い梁 そこにひとつのブランコだ 見えるともないブランコだ
美ヶ原 頭さかさに手を垂れて 汚れ木綿の屋根のもと
 ゆあ〜ん ゆよ〜ん ゆやゆよ〜ん
頭さかさに手を垂れて 汚れ木綿の屋根のもと  ゆあ〜ん ゆよ〜ん ゆやゆよ〜ん
美ヶ原 それの近くの白い灯が 安いリボンと息を吐き
 観客様はみな鰯 喉が鳴ります 牡蠣殻と
それの近くの白い灯が 安いリボンと息を吐き  観客様はみな鰯 喉が鳴ります 牡蠣殻と
美ヶ原 ゆあ〜ん ゆよ〜ん ゆやゆよ〜ん
ゆあ〜ん ゆよ〜ん ゆやゆよ〜ん
美ヶ原 屋外は真っ暗 闇の闇 夜は劫々と更けまする
 落下傘奴のノスタルジアと ゆあ〜ん ゆよ〜ん ゆやゆよ〜ん (サーカス)
屋外は真っ暗 闇の闇 夜は劫々と更けまする  落下傘奴のノスタルジアと ゆあ〜ん ゆよ〜ん ゆやゆよ〜ん (サーカス)
美ヶ原 バスが王ヶ頭に向かって行く。
バスが王ヶ頭に向かって行く。
美ヶ原 八ヶ岳も夕闇に沈んでいく・・・富士山っ
八ヶ岳も夕闇に沈んでいく・・・富士山っ
美ヶ原 南アルプスも同じ夕のなか。
南アルプスも同じ夕のなか。
美ヶ原 あれは遠いい処にあるのだけれど
 おれは此処で待っていなくてはならない
あれは遠いい処にあるのだけれど  おれは此処で待っていなくてはならない
美ヶ原 決して急いではならない 
 此処で十分待っていなければならない
決して急いではならない   此処で十分待っていなければならない
美ヶ原 処女の眼のように遥かを見やってはならない 
 たしかに此処で待っていればよい
処女の眼のように遥かを見やってはならない   たしかに此処で待っていればよい
美ヶ原 それにしてもあれは遠い彼方で夕陽にけぶっていた 
 フィトルの音のように太くて繊弱だった
それにしてもあれは遠い彼方で夕陽にけぶっていた   フィトルの音のように太くて繊弱だった
美ヶ原 けれどもその方へ駆け出してはならない 
けれどもその方へ駆け出してはならない 
美ヶ原 たしかに此処で待っていなければならない
たしかに此処で待っていなければならない
美ヶ原 そうすればそのうちあえぎも平静に復し たしかにあすこまでゆけるに違いない 
そうすればそのうちあえぎも平静に復し たしかにあすこまでゆけるに違いない 
美ヶ原 しかしあれは煙突の煙のように  とおくとおく
しかしあれは煙突の煙のように  とおくとおく
美ヶ原 いつまでも茜の空にたなびいていた (言葉なき歌)

今日もいい一日だったなぁ。ありがとう。m(_ _)m
いつまでも茜の空にたなびいていた (言葉なき歌) 今日もいい一日だったなぁ。ありがとう。m(_ _)m

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