活動データ
タイム
06:50
距離
9.2km
のぼり
1019m
くだり
1021m
活動詳細
すべて見る夏の沢歩き以来、久しぶりに丹沢ハイキングに行ってきました。9月は一度山梨北部の鶏冠尾根しか歩けず、10月も西沢渓谷だけでした。丁度休みの時に天気が悪かったり、先月は2週間にわたってキツい風邪を引いたりで、ほとんど何もできませんでしたが、せっかくの紅葉の時期を逃したらいけませんから、とにかく何はともあれ歩き慣れた道志方面から国境尾根へ続く尾根のうち、まだ歩いたことのない尾根を2つ絡めて2往復する形でVRを4つこなしてきました。 台風の災害のために現在国道413号線道志みちが、神奈川県側の青野原-青根間で通行止めになったままなので、迂回路でバカンス村-道志ダム経由で青根側に出て道志に向かいましたが、時間的に早いので混雑はありませんでした。 拠点にしようと考えたのは室久保林道の未舗装区間が始まる「横浜ロータリーの森」入口正面の駐車スペースなんですが、ここに車2台とバイク2台が既に置かれていて、その奥でテントを広げてキャンプしていましたので、もう少し先に進んでから道の脇のスペースに車を止めて、そこから国境尾根方面に向かいました。最初は未踏の白石峠のわずかに南にあるP1307に出られる尾根で、入口は「的様」のちょっと下の民家の向かいの尾根から始まるんですが、地図を良く見たら、支尾根が途中から分かれていて、それがロータリーの森のすぐ近くに延びていました。これは利用しない手はないので、そこから登山開始です。 入口は「ブナの森キャンプ場→」とペイントされた岩のあるところの後ろの尾根で、少し中に入ってから斜面をよじ登って尾根の中心に出ます。しばらくVRらしいキツい登りでしたが、的様方面からの尾根と合流するとかなり穏やかで疲れない登りになりました。踏み跡はありますが、動物のものだけで、登山靴のソールの跡はありませんでした(^∇^)。上の方でまた厳しい登りになりますが、等高線図でも幅広の斜面になってますので仕方ないです。とりあえずここを白石峠西尾根と名付けておきます。 P1307から国境尾根を下って水晶沢ノ頭に移動しますが、台風の影響で大きな倒木がたくさんありました。新たに階段や梯子が備えられてもいましたので、歩くことには何も問題はないです。 水晶沢ノ頭からは北に一直線に下って行くルートを使うと、ロータリーの森に直接出られます。ここは全般的にキツい勾配の区間が多く、途中ヤセ尾根もあるので、ちょっと注意が必要ですが、道迷いはそう心配ないでしょう。上の方で二俣の支尾根がありますが、ピンクリボンがありますし、途中基本は真っ直ぐなんですが、支尾根が左にはっきり見えるところでは直進方向に赤テープが巻かれています。土質が緩いところを下ることがありますから、雨が降った後は要注意ですね。 一旦ロータリーの森に下って車に戻り、おにぎりを1個食べて再出発。時間は11時40分くらいなので、上に行ってから昼食を取ることにします。その登りのルートは100mほど先にある支沢に掛かる橋の向こうにある尾根で、そこから進むとずっと上にある野外活動センター跡からスタートするひのき前頭ルートに一番上の方で合流します。つまり、ロータリーの森から野外活動センターまでの林道の登り分も自分の足で歩くような道な訳です。尾根の取り付きが急で面倒でしたが、尾根自体はやはり踏み跡が見えるので、道迷いはしないでしょう。上の方で他からの尾根と合流するところがありますが、一つ、上の方で尾根から右に逸れて突起を避ける巻き道では、最後のところで踏み跡がなくなり、急な斜面をよじ登る羽目に陥るので、適当なところで早めに尾根に戻るのをお勧めします(←怠けて失敗しました^^)。ちなみにここは紅葉が大変きれいな区間が結構あって、心が洗われるような気がしました。そして最後にひのき前頭ルートと合流すれば、もうバン木ノ頭までは目の前で、勾配もほとんどありません。 バン木ノ頭にはベンチがあるので、ここでゆっくりと「出前山頂」タイム。登りでは暑くてウィンドブレーカーを脱いでいましたが、座っていると汗のしみこんだシャツに風が当たってかなり寒いですね。服を着込んで温かいラーメンを食べて満腹です。 そしてさっさと国境尾根を北上して、隣のジャガクチ丸まで進み、そこから道標の真裏から始まる北尾根を下ります。ここもヤセ尾根区間が結構あって、硬い石楠花の枝が少々ウザいですね。2~3回石楠花ビンタを喰らいました(笑。勾配もきつい区間があり、土が軟らかいところでは滑りやすいです。基本的に真っ直ぐ尾根沿いを進めば道迷いの問題はない明瞭な尾根なんですが、最後に林道が見えるところではっきりした左側の尾根に進みたくなるものの、最後の下りで面倒になるので、ここは一見キビシそうな右と言うか直進する尾根の尻の方に進みます。すると、真っ直ぐはとても下れないのですが、右につづら折れできる古い杣道の跡があり、問題なく右の谷間に下れます。丁度そこが車を置いたところなので、林道を歩いた距離は今回ほんの少しで済んでしまいました。一つの拠点から4本もVRが放射状に延びているオイシイところですが、一つの周回で半日コースですから、結構お手軽です。2周して約10kmで累積標高も1000mほどですから、無理なくそれでいて歩いた感たっぷりのコースでになります。 それにしても、室久保林道沿いから国境尾根や鳥ノ胸方面に登るルートは本当にたくさんありますね。道志の湯の下から西に抜ける検見ヶ丸-鳥ノ胸山方面の尾根、正規ルートの加入道山西尾根、その北側を通る加入道山北西尾根(色々支尾根があってコースを変えられます)、今回の4本、野外活動センター跡からの忘路峠ルートとひのき前頭ルート、林道ゲート先の浦安峠から国境尾根ないし鳥ノ胸方面への各ルート、城ヶ尾峠へのルートと、室久保林道沿いだけでもこんなにあります。これで道志側からの目立った尾根は大体踏破できましたが、まだまだ沢を絡めると細かい尾根がたくさんあるので、今後も楽しみにして行きたいです。 【コース状況】 白石峠西尾根(仮)は最初の尾根の取り付きからしばらく急勾配ですが、的様方面からの尾根と合流してからは歩きやすい勾配の尾根が続きます。踏み跡はありますが、獣道になっているのか、登山靴の跡は見られません。前半に多かった笹の枯れ茎も途中からはほとんどなくなり、通り道は不明瞭になっても、登りで使う分には一本尾根なので問題ないです。P1307手前で再び勾配が厳しくなりますが、手を付くほどのものではないです。ただし、雨の後では土が緩くて滑りやすくなります。幅広尾根の区間ですが、真っ直ぐ登れば迷うことはありません。 水晶沢ノ頭西尾根(仮)は全体的に勾配がキツい区間が多く、途中にヤセ尾根区間もあるので、下りでは無理してスピードアップしない方が良いでしょう。はっきりした支尾根は3つ出てきますが、最初だけ左(ピンクリボン有り)で、下の方の2つは右と言うか直進するのが正解です(赤テープ有り)。終点は横浜ロータリーの森の平地のところで、尾根の尻から左側に難なく下りられるように踏み跡ができています。 バン木ノ頭北尾根(仮)は横浜ロータリーの森入口から200mほど林道を進んだところからスタートします。地図に記載のない支沢に掛かる橋を渡ってすぐに左に上面の平らな出っ張りがあり、その隣が道のようになっていますが、それを挟んだ先にある尾根の尻が取り付き口です。最初は15mほど斜面を適当につづら折れするようによじ登る必要がありますが、尾根に乗ったら全体的に勾配がそう厳しくないルートになります。踏み跡もあるのですが、尾根の突起を避けるようにできたトラバース区間は、最初のやつこそ有効ですが、後半のやつはほど良いところで尾根に戻らないと、先で道が消失していて、土質の軟らかい尾根の側面をよじ登ることになり大変です。登りではやはり道迷いはまずないですが、下りでは支尾根がたくさん出てくるので、細かくルートファインディングが必要になります。 ジャガクチ丸北尾根(仮)は道標の真裏から始まる尾根を下ります。基本的に一本尾根なので道迷いはしないでしょうが、下の水源の森林標柱の先で左側と言うか直進するのを心掛ければOKです。最後は一見とっても下れなさそうな尾根の尻になりますが、右側の小さな沢に下れるようにつづら折れした杣道の名残があり、楽に下れます。
活動の装備
- その他(Other)ミランダG
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