新幹線の車窓から、幾度となく見た右田ヶ岳。

2018.11.13(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 53
休憩時間
1 時間 28
距離
2.9 km
のぼり / くだり
417 / 382 m
10
1 8
31

活動詳細

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防府の街中を麓に堂々と聳え立つ、 その風貌に見とれて新幹線の車窓から何度見たことだろう。 最初に気になってからどれほど経ってからだろうか。 山登りに導いてくれた山友が、右田ヶ岳は楽しいと教えてくれた。 そして、今回ようやくその山友とともに登ることが叶った。 民家が立ち並ぶ路地を抜け、お地蔵様に手を合わせ登山道に足を踏み入れる。 明るい木立ちの木漏れ日の中、綺麗に整備された登山道を歩く。 突如直登コースの看板が現れ、迷わず左に折れ急登を目指す。目の前に立ちはだかるのは急傾斜の山肌や岩ばかり。時々顔をのぞかせていた山頂の日の丸もやがて見えなくなり、気がつけば岩場を攀じ登る楽しさに取り憑かれていた。 夢中になってどんどん標高を上げていける。 たまに振り返り、眼下に広がる防府の街や周囲の山々を眺めつつ、また登るを繰り返す。 抜けの良い岩場だからだろうか、時折吹く風が山肌を撫でると、熱くなった身体も冷やされ、穏やかな気分になる。自然の中に佇んでいる実感が沸々と湧いてくる。僅か眼下400メートル強には民家が立ち並び、幹線道路が貫き、人々の生活が手が届きそうな距離にあるはずなのに、下界とは違う風に吹かれる独特の違和感が心地良い。 山頂では無意識のうちに日の丸を手にしていた。 何という至上の絶景。この爽快な気分。 右田ヶ岳は楽しい! 山友の言葉に理屈抜きで納得。 山登りの魅力が凝縮された、類い稀な独特の楽しさを持ち合わせている右田ヶ岳。 標高わずか426メートルとは言え、何度も登りたいと思えるこんな山が日常の近くにある山友が羨ましくも思える一日であった。

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