活動データ
タイム
02:15
距離
3.4km
のぼり
510m
くだり
510m
活動詳細
すべて見る「街と山のあいだ」を読んで、人がいない里山に登りたくなり雪が積もる前に登ろうと思った。 先週の兜岩の帰りにによさんが「こっちからも豊平山に登れるんだよ」というのを聞いて、このルートは未踏だし人に会う確立は低そうだ、思い立ったが吉日で早速行ってみる。 どんぐりでパンか大福堂で餅菓子を買って行くつもりでいたが、いつもの癖で羊ヶ丘通りまで出てしまった。 戻るのも面倒なのでコンビニで済ますことに決めて、そのまま藤野へ車を進める。 五輪通りを走っていると右手にパン屋を発見するが通り過ぎてしまった。 Uターンするのも面倒なのでそのまま進んだが、どうも後ろ髪を引かれる。 やっぱり行ってみようとUターンしパン屋に向かう。 パン屋は通りから奥まった場所にあり「パン工房あん」と言う店だった。 この通りは何度も通っているがこんな店があるなんて全く気付かなかった。 時刻はちょうど9:00で店はオープンの準備中な雰囲気、「まだですよ」とは言われないのでパンを物色する。 厚切りのカツサンドとクリームパンにアンドーナッツをトレーに入れてレジに出す。 すると店長と思われる女性が「お客さんが一番さんだから豆パンサービスね」と言って豆パンをくれた。 「どこかでかけるんですか?」と聞かれたので「藤野の山に登りに行く」と言うと「気をつけてくださいね」と言って送り出してくれた。 些細なことだが、今日は良い日になりそうな気がした。 事前に確認していた駐車スペースに車を止めて9:58登山開始する。 進んで来た道路を150mほど戻ってカーブミラー脇の取り付きが登山口だ。 最近藤野側を管理している人と同じ人が簾舞側も管理してるようで手作り感満載の案内板が設置されていた。 始めは沢沿いを進むが、沢とは直ぐ別れて山頂に向かって直登して行く。 落ち葉は積もっているが踏み跡はしっかり付いており意外と利用されてるようだ。 狸が居るのか溜め糞があり、危なく踏みそうになった。 急登までではないが結構勾配のある傾斜を進みあっという間に三合目を過ぎる。 しばらく進むと「お休み処」に到着した。 そこには手作り感満載の小さなベンチと腰掛用にちょうど良い岩があった。 眺望は無いが苔むした雰囲気が良い感じの休憩所だ。 岩に腰掛けて水分を補給する。 ここから先、道が不明瞭になるが要所々々にピンテがあるので迷うことはない。 直登と迂回路の分岐になる七合目に到着し迷わず直登する。 ここから勾配はきつくなる。 枝やツルを掴みながら這いつくばって上る。 この辺で汗がジワッと滲んでくる。 崩壊していると書いてあった階段らしき場所を過ぎるとあっけなく尾根に出た。 尾根は風があり流れた汗が冷え少し寒い。 山頂手前の登山道に三角点らしき石票をみつける。 こんなところに三角点があったか?しかもバッテンの刻印? 豊平山に登るのは2015年以来なので記憶があやしい。 とりあえず写真に収めて山頂に向かう。 10:40山頂に到着、風向きだろうか山頂は風が無く暖かい。 山頂に人は無く久々の貸切状態だ。 こんなに眺望の良い山だったろうかと思う程パノラマな眺望。 初登頂の頃はピークハントに夢中で、登頂したことで満足したんだろうと回顧する。 「今日は遠くの山が良く見えるなぁ」と秋っぽい雲が浮かぶ支笏湖方面の山を山座同定しながら眺望を楽しむ。 急登でカロリーもそこそこ消費したので小腹も空いてきたので朝買ったカツサンドを頬張る。 厚切りカツが柔らかくもちもちした胡麻パンとマッチして旨い!! これで200円は安い、秋の日差しでポカポカした山頂で幸せな気分になる。 実に安上がりな幸福だ。 独り占めの山頂を満喫して11:05下山開始する。 以前、豊平山から豊栄山を回る山行記録を見たことがあり、時間にも余裕があるので行ってみる事にする。 尾根をコルまで下って豊栄山に登り返すというルート。 尾根上の登山道下って行く、簾舞登山口に向かう迂回路の分岐をスルーしてさらに下る。 登山道は尾根から右に折れて藤野登山口に向かうが豊栄山へは、さらに尾根を下る。 しかしその行く手に「この先砕石場、通行禁止」の立て看板が立っている。 とりあえずどんな感じになっているか気になるので行ける所まで行ってみる事にする。 ここからは薮漕ぎになるが、この季節だと草は枯れ笹は薄いので苦にならず進む。 コルまで下りて少し登り返すと砕石場に出た。 日曜で砕石場はお休み、作業道を通れば楽勝で登れるが私有地だ。 私有地を避けて巻いて登ることもできるが薮漕ぎだ。 そこまで無理して登る山じゃないということで、豊栄山には登らずに戻ることにする。 帰りは迂回路経由で下る。 迂回路と言っても急勾配な傾斜をトラバースするルートで手がかりも少ないのでロープが張ってある。 距離にして20mほどだろうか、針金等を駆使しながら丁寧にロープが張ってある。 慎重に進んで七合目、ここからは下るだけ。 あっという間にお休み処に到着。 森の中は陽が当たらないので寒い、一服岩に腰を掛けてクリームパンを頬張りサーモスに淹れてきた珈琲で一息つく。 本当に一服するにはちょうど良い岩だなと居心地の良い岩で休みながら感心していると粉雪が苔むした岩にポツンと落ちた。 どおりで寒い訳だ、素早く片付けザックをしょって登山口に向かう。 12:13スタート地点に到着。 今日は短かったが楽しいソロ山行だった。 楽しい時間はあっという間に過ぎるもの、さあ帰ってタイヤ交換を片付けるとするか。
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