活動データ
タイム
07:10
距離
16.5km
のぼり
678m
くだり
679m
活動詳細
すべて見る2018年11月18日(日) 天候 曇り時々晴れ 時折雪が混じる メンバー総勢2名 鬱蒼とした木々や藪も薄れてくる晩秋狙いで、小樽松倉岩を訪れてみようと何度も 思っていたが、ついに初冬まで持ち越しに… この岩は、小樽峠を越えなければ岩の全容がよく見えないようだ。 ほぼ林道歩きで、往復約17キロほど。 とにかく長く感じた。 途中、穴滝へ寄ることもできるが、何度も訪れているので、今回は松倉岩だけに絞る。 小樽峠までは、寂しい林道歩きだが、その後は開けた林道となる。 送電線を頭上にして、さらにひたすら歩く。 その後、樹幹越しに松倉岩の頭が見え隠れする程度に小さく見える。 林道の雪も踝ほどの積雪になってくる。 途中、なにやら足跡が・・・ 熊の足跡らしきものが・・・ おそらく間違いなく熊の足跡だ。 しかもまだ真新しい。 近くにいるかもしれないので、雄叫びをあげながら歩き続ける。 やがて松倉岩の標識が見えた。 ここからは、笹薮をかき分けて歩く。 積雪があると迷いやすいが、松倉岩方向が分かるので、迷うことは無いと思う。 やがて土場のような開けた場所に出ると、少しだけ松倉岩の頭が見えてくる。 ここからまた笹薮を漕いで尾根伝いに登るといきなり大きな岩にしがみつく様に 聳え立つ松の木がある。 おそらくこれが登り口の目印になるだろう。 ここからは、岩をよじったり、巻いたり、潜ったりしながら松倉岩の基部に躍り出る。 途中、3ヵ所ほどの二段梯子が要所要所に掛けられていた。 トラロープも要所要所に張られていた。 まず先に見えてくるのは、第二峰だ。 先にこちらを登ってから、最高峰へ向かうことにした。 第二峰は岩肌が少し凍り付いていたが、ホールドとスタンスがしっかりしていて 簡単に登ることができる。 但し、高度感があるので、高所恐怖症の人には厳しいかもしれない・・・ その後、最高峰へと向かうが、登りだしから右側は垂直の崖だ。 その崖側から、反時計回りに取りつくしか登り口が見当たらない。 垂直に登るほうがリスクは少ないが、ホールドスタンスがイマイチ、私の技量では何かとそれなりの装備が無いと登れそうにない。 最大のリスクは岩肌が所々凍り付いていることだった。 誤って滑落すれば、命は無いだろう。 仮に登れたとしても、凍り付いた岩のクライムダウンはかなり厳しい。 ザイルは用意したが、写真で見ての通り、岩上で支点が取れない可能性もあった。 ハーケンやボルトを打ち込む道具までは装備していない。 いずれにしても、凍り付いた嫌らしい岩肌を登るにはリスクが高いと判断。 やむなく最高峰は断念した。 まぁ~この松倉岩に訪れただけでも満足だった。 ランチをこの場所でと思っていたが岩上では、風も強く、寒さが厳しいので、 すぐに下山を開始する。 途中、送電線の下の林道付近でランチにする。 さぁ~あとは下山するだけだが、何やら林道のど真ん中に得体のしれないものが見えた。 何と、熊の糞だった。 確か、登ってくるときには無かったものだ。 しかもまだ出来立てホヤホヤの糞・・・ どんぐりのような実が混じっていたので、間違いないと推測。 思わず、周囲を見渡し、雄叫びをあげ、足早に下山したのは言うまでもない。 おしまい・・・
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