恋しくば、たずね来て見よ乙田なる、天神山の森の中まで「生駒七森(ななもり)伝説の地訪問」

2018.11.24(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 46
休憩時間
2 時間 5
距離
10.3 km
のぼり / くだり
627 / 657 m
1 21
1 20
16
23
53

活動詳細

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生駒の旧十七ヶ村(十七郷)には、「生駒七森(ななもり)」という不可思議な伝承を今日まで伝えています。そのほとんどは住宅開発などにより、切り拓かれて元の姿を留めていません。しかし、よーく見ると住宅街の一角にそれらしい「森」は残されています。 2017年に「生駒谷の七森信仰」が生駒民俗会から再販されました。生駒市のふるさとミュージアムで入手できるかもしれません。興味のある方は、直接お問い合わせください。 今回訪問した「生駒七森」は旧乙田村(生駒市乙田)にある天神山で、「天神山ノ森」と呼ばれていました。書籍を元にグーグル・マップで「生駒七森」を記した「マイマップ」を作成なさった方がおられます。それをたまたまネットで発見し、「乙田の森 天神山山頂の雑木林 小祠がある」との説明に心を鷲掴みにされていたのです。 マイマップ http://bit.ly/2Rbf9hj マイマップに記された「天神山の森」は、矢田丘陵の山中にあり、平群支線11号鉄塔の近くに示されています。恐らく場所は推測だと思われます。鉄塔巡視路をよく歩いているので、近くに寄った際に周囲を散策しましたが、それらしいモノを発見出来ずにいました。今年の1月に鉄塔11号から「ココだ!」と確信した場所を訪問して失敗。 その後、その様子を見るに見かねた「生駒の生き字引」であるjack77bettyさんのご託宣により、今回無事に発見できたという次第です。同氏にはこころより感謝申し上げます。これで、喉のつかえが取れました。 ◎360°パノラマ写真(ストリートビュー) 城ヶ峰地蔵堂 https://goo.gl/maps/nHgvAM44cJQ2 天神山ノ森 https://goo.gl/maps/ovTqmrKnejK2 ※この日は矢田峠、東山、金勝寺などで360°撮影しました。続きが見たい方は、ローカルガイド・コネクトの日本語ページをチェックしていてくださいね。 https://www.localguidesconnect.com/t5/General-Discussion/bd-p/localguide/label-name/ja

矢田丘陵・法隆寺 本日は近鉄生駒線「南生駒駅」から出発。いつもとは逆、二等水準点に敬礼タッチからスタート。
本日は近鉄生駒線「南生駒駅」から出発。いつもとは逆、二等水準点に敬礼タッチからスタート。
矢田丘陵・法隆寺 木製の枕木を置き換える工事が進んでいます。
木製の枕木を置き換える工事が進んでいます。
矢田丘陵・法隆寺 線路の真横を歩きます。
線路の真横を歩きます。
矢田丘陵・法隆寺 いつもとは違う方向から見る生駒山系。美しいです。
いつもとは違う方向から見る生駒山系。美しいです。
矢田丘陵・法隆寺 イナカギクかな?
イナカギクかな?
矢田丘陵・法隆寺 本日最初の目的地、切通しの向こうにお堂が見える。城ヶ峰の小堂でしょう。
本日最初の目的地、切通しの向こうにお堂が見える。城ヶ峰の小堂でしょう。
矢田丘陵・法隆寺 嘉永地蔵という以外に詳細不明。光背部分に梵字七字を刻む珍しいお地蔵さんです。
嘉永地蔵という以外に詳細不明。光背部分に梵字七字を刻む珍しいお地蔵さんです。
矢田丘陵・法隆寺 正面側はとても明るい。大切にされているお堂です。
正面側はとても明るい。大切にされているお堂です。
矢田丘陵・法隆寺 「ウランジョウ」のお地蔵さん。「火の神さん、愛宕さん」として大切に祀られています。
「ウランジョウ」のお地蔵さん。「火の神さん、愛宕さん」として大切に祀られています。
矢田丘陵・法隆寺 ここからは、「生駒の古道」で紹介されている「矢田道」を歩きます。「竜殊院」とはどこの事でしょうか?
ここからは、「生駒の古道」で紹介されている「矢田道」を歩きます。「竜殊院」とはどこの事でしょうか?
矢田丘陵・法隆寺 天照皇大神の小堂と大神宮の石燈籠が立っています。伊勢参りが盛んだったころの名残です。
天照皇大神の小堂と大神宮の石燈籠が立っています。伊勢参りが盛んだったころの名残です。
矢田丘陵・法隆寺 乙田川のほとり「サカムカエ」とはこの辺りのことでしょうか。伊勢参りから戻った講中をここでお迎えし、無事の帰着を祝ったという場所。
乙田川のほとり「サカムカエ」とはこの辺りのことでしょうか。伊勢参りから戻った講中をここでお迎えし、無事の帰着を祝ったという場所。
矢田丘陵・法隆寺 伊勢参りの旅から帰った人たちが最初に見た風景も「生駒山」だったと思います。デンとしてますね。
伊勢参りの旅から帰った人たちが最初に見た風景も「生駒山」だったと思います。デンとしてますね。
矢田丘陵・法隆寺 さて、矢田道からそれて、本日のメインイベント「天神山探索」へGo!
さて、矢田道からそれて、本日のメインイベント「天神山探索」へGo!
矢田丘陵・法隆寺 ぐへっ! いきなりコレかよ。大丈夫なのか?
ぐへっ! いきなりコレかよ。大丈夫なのか?
矢田丘陵・法隆寺 手すり付きの舗装路はここで終了。
手すり付きの舗装路はここで終了。
矢田丘陵・法隆寺 ココからは山道です。なんとなく広くて、自然林の山道が登っていきます。地図には途中まで実線で描かれています。
ココからは山道です。なんとなく広くて、自然林の山道が登っていきます。地図には途中まで実線で描かれています。
矢田丘陵・法隆寺 前方に三叉路。中指はニケンギョ池への道、親指は地図になし、人差し指方向に進みます。
前方に三叉路。中指はニケンギョ池への道、親指は地図になし、人差し指方向に進みます。
矢田丘陵・法隆寺 何となく道が明瞭になって来た。船上さんの参詣道によく似た風景です。しかし、倒木が多くて歩きにくい。
何となく道が明瞭になって来た。船上さんの参詣道によく似た風景です。しかし、倒木が多くて歩きにくい。
矢田丘陵・法隆寺 完全に道を塞いでいいます。この手の倒木は厄介。谷側から大きく迂回しました。
完全に道を塞いでいいます。この手の倒木は厄介。谷側から大きく迂回しました。
矢田丘陵・法隆寺 倒木の向こう側です。地図では南方向にカーブする地点。この辺りで尾根へ取り付けばいいと思うけど、あまりに道が明瞭なので、無理せずに進みました。
倒木の向こう側です。地図では南方向にカーブする地点。この辺りで尾根へ取り付けばいいと思うけど、あまりに道が明瞭なので、無理せずに進みました。
矢田丘陵・法隆寺 地図ではここで道が終了しています。恐らくここから尾根へ取り付くはず。道は山腹沿いに続いています。
地図ではここで道が終了しています。恐らくここから尾根へ取り付くはず。道は山腹沿いに続いています。
矢田丘陵・法隆寺 尾根の先端部を回り込んで東方向へ進んでいきます。
尾根の先端部を回り込んで東方向へ進んでいきます。
矢田丘陵・法隆寺 道は少し細くなって、所々で寸断されていました。写真の場所は意外にすんなりと通過できた。
道は少し細くなって、所々で寸断されていました。写真の場所は意外にすんなりと通過できた。
矢田丘陵・法隆寺 ウザい倒木です。強引に通れなくもないけど、急ぐこともないので散髪してやろう。
ウザい倒木です。強引に通れなくもないけど、急ぐこともないので散髪してやろう。
矢田丘陵・法隆寺 ドヤッ! これでスムーズに通れるぞ。
ドヤッ! これでスムーズに通れるぞ。
矢田丘陵・法隆寺 かなり奥まで進んで、山頂部を通り越しそうなので、この倒木から斜面を登りました。踏み跡ポイのもあります。
かなり奥まで進んで、山頂部を通り越しそうなので、この倒木から斜面を登りました。踏み跡ポイのもあります。
矢田丘陵・法隆寺 登っていくと前方に二重のフェンス。鉄条網付き。通れそうなところを探します。
登っていくと前方に二重のフェンス。鉄条網付き。通れそうなところを探します。
矢田丘陵・法隆寺 倒木がフェンスをなぎ倒しています。イノシシ避けにしては、念の入ったフェンスです。
倒木がフェンスをなぎ倒しています。イノシシ避けにしては、念の入ったフェンスです。
矢田丘陵・法隆寺 山頂部は広場のようになっており、ここが「天神山ノ森」で間違いないでしょう。案の定、西の方角から尾根道が上がってきます。
山頂部は広場のようになっており、ここが「天神山ノ森」で間違いないでしょう。案の定、西の方角から尾根道が上がってきます。
矢田丘陵・法隆寺 見つけました。小さな祠。山名のプレートなどはありません。かなり老朽化しており、扉を開けることは出来ませんでした。
見つけました。小さな祠。山名のプレートなどはありません。かなり老朽化しており、扉を開けることは出来ませんでした。
矢田丘陵・法隆寺 「梅鉢紋」は、学問の神として親しまれる菅原道真の「菅原氏」が使用していた家紋とのこと。天神山の名称と一致します。
「梅鉢紋」は、学問の神として親しまれる菅原道真の「菅原氏」が使用していた家紋とのこと。天神山の名称と一致します。
矢田丘陵・法隆寺 天神山の山頂から東へ進んで、平群支線の巡視路に合流。11号へ行くか12号へ行くかで悩みました。結果的に12号ルートを選びましたが。。。
天神山の山頂から東へ進んで、平群支線の巡視路に合流。11号へ行くか12号へ行くかで悩みました。結果的に12号ルートを選びましたが。。。
矢田丘陵・法隆寺 入口からこんな状態になっている。これ見て断念。「火の用心」プレートは新しかったので、その内整備されるでしょう。
入口からこんな状態になっている。これ見て断念。「火の用心」プレートは新しかったので、その内整備されるでしょう。
矢田丘陵・法隆寺 ため池の上部はさらに怪しいことになっていそうです。
ため池の上部はさらに怪しいことになっていそうです。
矢田丘陵・法隆寺 諦めて日陰でランチタイム。寒かった。。。
諦めて日陰でランチタイム。寒かった。。。
矢田丘陵・法隆寺 一旦、バイパスの下を潜って最初の分岐点まで戻りました。ヤレヤレで矢田道を登り返しです。二十七丁の道標を通過。下部は埋まっていて、「七」は読めません。
一旦、バイパスの下を潜って最初の分岐点まで戻りました。ヤレヤレで矢田道を登り返しです。二十七丁の道標を通過。下部は埋まっていて、「七」は読めません。
矢田丘陵・法隆寺 ニ十六丁の道標からの推測でした。幅の広い歩きやすい道を登っていきます。今の時期は虫も飛んでなくて快適でした。
ニ十六丁の道標からの推測でした。幅の広い歩きやすい道を登っていきます。今の時期は虫も飛んでなくて快適でした。
矢田丘陵・法隆寺 お地蔵さんを祀っている広場に到着。ベンチもあって広々としています。松尾寺で厄除けのお参りをした帰りに、ここで宴会を開いたという場所(生駒の古道より)
お地蔵さんを祀っている広場に到着。ベンチもあって広々としています。松尾寺で厄除けのお参りをした帰りに、ここで宴会を開いたという場所(生駒の古道より)
矢田丘陵・法隆寺 涎かけと供花を失礼して撮影。合掌された味わい深いお地蔵さんが出現。ちゃんと、元にもどしてますからねっ!
涎かけと供花を失礼して撮影。合掌された味わい深いお地蔵さんが出現。ちゃんと、元にもどしてますからねっ!
矢田丘陵・法隆寺 平群支線12号への北側ルートの入口です。ココへ繋がると面白いけど、きっと大変なルートですよ。「我こそは」というチャレンジャーが現れないかなぁ。
平群支線12号への北側ルートの入口です。ココへ繋がると面白いけど、きっと大変なルートですよ。「我こそは」というチャレンジャーが現れないかなぁ。
矢田丘陵・法隆寺 松尾寺参詣道の道標。右へ行けば松尾寺、左は矢田寺に通じている。
松尾寺参詣道の道標。右へ行けば松尾寺、左は矢田寺に通じている。
矢田丘陵・法隆寺 矢田峠に到着。ここから八丁の距離で矢田寺に到着します。この道標、向きが変わってない?
矢田峠に到着。ここから八丁の距離で矢田寺に到着します。この道標、向きが変わってない?
矢田丘陵・法隆寺 大好きなシダシダポイントを通過。
大好きなシダシダポイントを通過。
矢田丘陵・法隆寺 平群支線の鉄塔巡視路に突入して、東山から金勝寺を目指します。
平群支線の鉄塔巡視路に突入して、東山から金勝寺を目指します。
矢田丘陵・法隆寺 大規模な倒木の跡がありました。かつてはマツタケ狩りで賑わったハイキング道です。
大規模な倒木の跡がありました。かつてはマツタケ狩りで賑わったハイキング道です。
矢田丘陵・法隆寺 白石畑方面に少し進むと、辻の地蔵が大切にされています。
白石畑方面に少し進むと、辻の地蔵が大切にされています。
矢田丘陵・法隆寺 東山の山頂に到着。四等三角点・石仏(いしぼとけ)に敬礼タッチ! 秋の夕陽を浴びて眩しいです。
東山の山頂に到着。四等三角点・石仏(いしぼとけ)に敬礼タッチ! 秋の夕陽を浴びて眩しいです。
矢田丘陵・法隆寺 点名プレートを付けてくださったのですね。この点名を知っている人は少ない。
点名プレートを付けてくださったのですね。この点名を知っている人は少ない。
矢田丘陵・法隆寺 山頂の北側にある踏み跡は決して突入しないでください。エライ目にあいますよ。
山頂の北側にある踏み跡は決して突入しないでください。エライ目にあいますよ。
矢田丘陵・法隆寺 椣原三角点のルートを見送って下山します。
椣原三角点のルートを見送って下山します。
矢田丘陵・法隆寺 地図には豆粒ほどで描かれているため池です。実際にはとても大きな池ですよ。
地図には豆粒ほどで描かれているため池です。実際にはとても大きな池ですよ。
矢田丘陵・法隆寺 出たぁ。大原山がよく見えています。平群谷の夕闇はそこまで迫っています。より標高の高い生駒山系に陽が沈むため、平地よりも早く薄暗くなります。
出たぁ。大原山がよく見えています。平群谷の夕闇はそこまで迫っています。より標高の高い生駒山系に陽が沈むため、平地よりも早く薄暗くなります。
矢田丘陵・法隆寺 金勝寺墓地によって、墓見をしていきましょう。シビン酒におまる弁当は持っていませんけど。。。まずは、有名な十三仏板碑から。
金勝寺墓地によって、墓見をしていきましょう。シビン酒におまる弁当は持っていませんけど。。。まずは、有名な十三仏板碑から。
矢田丘陵・法隆寺 平群町指定文化財の十三重層塔です。鎌倉時代後期の作とされています。
平群町指定文化財の十三重層塔です。鎌倉時代後期の作とされています。
矢田丘陵・法隆寺 他にも観賞すべき石造遺物はたくさんありますが、アテクシが最も好きなお地蔵さんです。今にも飛び出してきそうな勢い、そしてどこかマンガチックな像容が印象的。
他にも観賞すべき石造遺物はたくさんありますが、アテクシが最も好きなお地蔵さんです。今にも飛び出してきそうな勢い、そしてどこかマンガチックな像容が印象的。
矢田丘陵・法隆寺 墓地の旧道を下ってきたらヤブ漕ぎでした。。。その入口にある石造遺物。磨崖仏もあるらしいが、陽当り良過ぎて分からない。。。
墓地の旧道を下ってきたらヤブ漕ぎでした。。。その入口にある石造遺物。磨崖仏もあるらしいが、陽当り良過ぎて分からない。。。
矢田丘陵・法隆寺 さて、紅葉美しい金勝寺へ行きましょう。
さて、紅葉美しい金勝寺へ行きましょう。
矢田丘陵・法隆寺 期待通りの紅葉でした。見ごろはちょっと過ぎたかな。。。
期待通りの紅葉でした。見ごろはちょっと過ぎたかな。。。
矢田丘陵・法隆寺 でも、美しいです。カメラがショボイので、良く伝わりませんねぇ。残念です。
でも、美しいです。カメラがショボイので、良く伝わりませんねぇ。残念です。
矢田丘陵・法隆寺 最後は「茶々逆修」の磨崖仏を見学。「逆修」とは「ぎゃくしゅ」とも「げきしゅう」とも云い、生前供養を意味する仏教用語です。ゴジラの逆襲とは違いますよ。
最後は「茶々逆修」の磨崖仏を見学。「逆修」とは「ぎゃくしゅ」とも「げきしゅう」とも云い、生前供養を意味する仏教用語です。ゴジラの逆襲とは違いますよ。
矢田丘陵・法隆寺 アレ? 道まちごえた。踏切の向こうは民家の庭でした。通り抜けできません。
アレ? 道まちごえた。踏切の向こうは民家の庭でした。通り抜けできません。
矢田丘陵・法隆寺 椣原のカンジョ綱を見て2週連続で元山上口駅へ。新しい綱は正月の三日に付け替えられます。
椣原のカンジョ綱を見て2週連続で元山上口駅へ。新しい綱は正月の三日に付け替えられます。

活動の装備

  • その他(Other)
    スポルディング偏光クリップサングラスCP-9SM[フリップアップ]

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