活動データ
タイム
04:59
距離
13.4km
のぼり
920m
くだり
921m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るうつくしま百名山の「川桁山」は特に気になっていた山です。山渓登山ガイド「福島県の山」では「不遇の山といえる」とある。登ってみると、どうしていい山ではないかと実感しました。 家から40km約1時間。猪苗代町の観音寺川近くに駐車し8時出発。観音寺付近に車があったので登っている人がいるのかなと思いながら林道を進む。しだいに路面に積雪が現れると先行者の足跡があり勇気付けられました。約1時間で林道終点の登山口に着く頃はすっかり雪山でした。 登山口からは枯れた沢が登山道です。しばらく行くと先行者の2人の方に追いついた。何度か来ているそうなので先行してもらう事にしました。トレースが有ると無いとでは大違いです。沢から尾根に登る急斜面に移る位置など先行者のトレースが無いと分からなかった。 鞍部にでると猪苗代湖が見えてきた。一旦下るがいよいよ山頂への急斜面が始まる。雪は柔らかく滑るので軽アイゼンを装着し下りの為に用意したストックも使いながら登る。 山頂への尾根に着くと猪苗代湖と磐梯山が木々の間から見える。会津盆地は雲海に隠れていた。尾根道から東には安達太良山と最高の眺望です。 山頂では先行のお二人と山の話をさせてもらいました。郡山の山岳会の方々で、福島県の道無き山を歩いているようで知らない山の名前がいくつも出てきました。 下りは三十三転ぶ坂から山ノ神に降りますが、お二人は1192mピークから南尾根をたどりリステルホテル前に降りるとの事で別れました。 下りも急斜面で転ばないように歩くのが大変です。正面には磐梯山が常に見えてます。三十三転ぶ坂前の分岐からトレースが無くなったのですが、しばらくして突然足跡が出てきました。登山者のかなと思って見ると足跡が丸いのです。これは熊に間違いないと思った途端怖くなりました。 熊も登山道を歩いています。熊とは違う動物の足跡もありました。普通は下りで汗はかかないのですが、心臓バクバクで緊張からか汗だくでした。 平らになった杉林手前で足跡は沢にそれ、またトレースが無くなりました。カラマツ林になると間もなく別荘地に出ました。 車を置いた観音寺川までは磐梯山や布引山の風車を眺めながら、なるべく舗装道路を歩かないようにしました。 積雪の中、登れたのは快晴で先行者がいた事でした。スパッツを忘れたのが失敗でしたが靴の中に雪が入らなかったので助かった。また、熊と遭遇しなくてホッとしました。熊は12月のクリスマス頃にならないと冬眠しないそうなので要注意ですね。
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