雲海を抜けたら快晴の唐松岳へ。

2016.03.21(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 4
休憩時間
1 時間 45
距離
9.2 km
のぼり / くだり
977 / 978 m
26
1 15
1 9
54
1 4
12

活動詳細

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【アクセス】  富山からは北陸自動車道の糸魚川ICで降りて、国道148号線で八方尾根スキー場の駐車場へ。スキー場すぐ前の駐車場料金は600円でした。ゴンドラアダム、アルペンクワッド、グラートクワッドを乗り継いで八方池山荘へ。祝日はゴンドラは7:30から運転していました。グラートクワッドの最終は15時55分でした。 【お天気】  曇り〜快晴 【感想/記録】  3連休の予報は初日は雨で2日目から回復傾向、また南へ行くほど好天と言う感じでした。唐松岳へ登頂して雪に覆われた剱岳や立山を眺めたかったのですが、お天気が悪いと前回のように眺望に恵まれなくなります。前回のリベンジをしたかったのですが、また西穂高岳独標にでも行こうかと考えていました。しかし天気予報が良い方向に変わって、最終日の21日は長野県北部のお天気が良さそうな予報となったので唐松岳へ行く事に。  北陸自動車道を走っていると親不知から糸魚川周辺までは小雨が降って不安でしたが、小谷村に入る頃には曇りに。駐車場には7時過ぎに到着しましたので、7:30からのゴンドラに乗車し、ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘に来ると、真っ白な世界が広がってました´д` ; 。今回も雪面は固く締まっており、アイゼンを着けて8:10頃に出発。今回もワカンの出番はありませんでした。  八方尾根はガスると迷いやすい言う通り、今日は真っ白であたりが見えずホワイトアウト状態、トレースが無かったら不安です。幸い新雪は無くトレースがはっきりとしていましたので、トレースを追いながら標高を上げていきます。樹林帯の手前から明るくなってきて、霧氷も見られました。樹林帯を越えると晴れてきましので、雲の上に出たようです。  晴れてきたので前回は見えなかった白馬三山や鹿島槍ヶ岳も見えて、テンションが上がります。この辺は風も穏やかでお天気が良いため、暑くて汗だくでした。頂上を目指してドンドン進んでいくと、丸山手前くらいから風がだんだん強くなり始め、丸山を過ぎるとさらに風が強くなりました。厚手のグローブ、バラクラバ、ゴーグル、ピッケルに装備を変え進んで行くと唐松岳が見え始めました。今回は頂上付近から雪煙は上がっていませんが、五竜岳方面の雲が結構な速さで流れていきます。  晴れているので、目の前には迫力のある不帰ノ嶮(かえらずのけん)がはっきりと見えます。今年の夏はここを縦走したいと考えながら進んで行くと、尾根が徐々に痩せて岩も出てくるポイントに出ました。ここではさらに風が強く吹いて身体がふらつき少し怖かったです。ようやく稜線手前の岩稜帯を超えると、今回は眼の前には雲海の上に立山や剱岳が見えました(^o^)/。  稜線からは空気の薄さが身体に堪えヒィヒィ言いながら、最後の頂上への坂をなんとか登って11時15分頃に唐松岳頂上に到着。頂上から立山や剱岳、白馬三山、五竜岳が見えてようやく前回のリベンジができました。頂上のお天気は日差しがあるものの風が強く、ザックに付けた温度計を見ると−6°C以下でじっとしていると寒くなってきました。ザックの中からザブカメラを取り出すのも、強風の中で厚手のグローブを付けているとなかなか手間取ります。  風が強くお昼ご飯を食べることもできないので、撮影を終えたて11時50分頃には下山しました。帰る頃にはちょうど唐松岳周辺がガスってきて危機一髪でした。下山時も稜線を超えると風が強くなって痩せ尾根を下るのはちょっと怖かったです。上ノ樺で昼食を食べて、振り返りながら唐松岳や不帰ノ嶮を撮影したり、前方の頸城山塊などの山々を眺め撮影しながら下山しました。帰りは不帰ノ嶮や白馬三山に雲がかかったり、標高が低くなると雲との境目付近に入ってガスったりしましたが、今回は劇的にお天気が良くなり、お天気には恵まれました。  ヤマテンの予報では唐松岳頂上は朝から晴れ、天気予報では白馬村付近は午前中曇りの予報だったので、うまくすれば雲海の上に出られるかなと期待していました。結果は予報通りで、午前中の唐松岳頂上付近は晴れて眺望がバッチリでした。前回は稜線を超えてからの頂上付近は強風が吹き荒れてましたが、今回は丸山から稜線に出る手前までが特に風が強かったです。  立山や剱岳をアップで撮影するために、望遠レンズを付けた2台目のカメラを持ってきましたが、幸い晴れていたので出番があり、迫力のある山容が撮影できました。唐松岳は比較的安全に登れる北アルプスのお山で、晴れると素晴らしい眺望に恵まれますが、晴れていても爆風が吹き荒れることがあり、眺望に恵まれるのは運が必要かもしれませんね。 【注意点】  八方尾根は広いので、トレースが無くガスるとコースを見誤って迷い尾根に入り込む恐れがあります。稜線上に出ると基本風が強いと思った方が良いと思います。 【コース状況】  全体的に雪は比較的固く締まっており、ワカンやスノーシューは必要ありませんでした。雪が溶けているので、八方池付近は雪が無く、稜線手前には岩が出ているところもありますので、アイゼンを引っ掛けないように注意が必要です。ハイマツや岩の近くな踏み抜いて深い雪穴が開いているところがありますので、踏み抜かないように注意が必要です。

白馬岳・小蓮華山 八方池山荘に到着も真っ白です。
八方池山荘に到着も真っ白です。
白馬岳・小蓮華山 アイゼンを付けましたが、身体が白くなってきました。
アイゼンを付けましたが、身体が白くなってきました。
白馬岳・小蓮華山 ホワイトアウトしているので、前方にトイレ小屋がうっすらと見えます。
ホワイトアウトしているので、前方にトイレ小屋がうっすらと見えます。
白馬岳・小蓮華山 八方池付近は既に雪がありませんでした。
八方池付近は既に雪がありませんでした。
白馬岳・小蓮華山 おっ、明るくなってきました。
おっ、明るくなってきました。
白馬岳・小蓮華山 青空が見えてきた。
青空が見えてきた。
白馬岳・小蓮華山 霧氷が美しい。
霧氷が美しい。
白馬岳・小蓮華山 五竜岳もちょっと見えてきました。
五竜岳もちょっと見えてきました。
白馬岳・小蓮華山 振り返ると広がる雲海が。
振り返ると広がる雲海が。
白馬岳・小蓮華山 雲の上に出たようです。
雲の上に出たようです。
白馬岳・小蓮華山 白馬三山も見えてきた!
白馬三山も見えてきた!
白馬岳・小蓮華山 ちょっとガスっている時もありましたが。
ちょっとガスっている時もありましたが。
白馬岳・小蓮華山 五竜岳がはっきりと見えてきました。
五竜岳がはっきりと見えてきました。
白馬岳・小蓮華山 快晴になりました(^^)/。
快晴になりました(^^)/。
白馬岳・小蓮華山 振り返ると眼下に雲海が広がります。
振り返ると眼下に雲海が広がります。
白馬岳・小蓮華山 ん、ちょっとガスが。
ん、ちょっとガスが。
白馬岳・小蓮華山 晴れていますが、ちょっと風が吹いてきました。
晴れていますが、ちょっと風が吹いてきました。
白馬岳・小蓮華山 雲海の上には白馬三山。
雲海の上には白馬三山。
白馬岳・小蓮華山 唐松岳と不帰ノ嶮III峰。
唐松岳と不帰ノ嶮III峰。
白馬岳・小蓮華山 雲の上を歩いているようです。
雲の上を歩いているようです。
白馬岳・小蓮華山 この辺からさらに風が強くなってきました。
この辺からさらに風が強くなってきました。
白馬岳・小蓮華山 五竜岳にかかっている雲が流れていきます。
五竜岳にかかっている雲が流れていきます。
白馬岳・小蓮華山 晴れていますが、風が強く厚手のグローブ、バラクラバ、ゴーグル、ピッケルにチェンジ。
晴れていますが、風が強く厚手のグローブ、バラクラバ、ゴーグル、ピッケルにチェンジ。
白馬岳・小蓮華山 下界には雲海が広がります。
下界には雲海が広がります。
白馬岳・小蓮華山 眩しいくらいに晴れています。
眩しいくらいに晴れています。
白馬岳・小蓮華山 写真からは分かりませんが、痩せ尾根のところで風が強く身体がふらつきます。
写真からは分かりませんが、痩せ尾根のところで風が強く身体がふらつきます。
白馬岳・小蓮華山 横を振り向くと五竜岳が。
横を振り向くと五竜岳が。
白馬岳・小蓮華山 稜線を越えると立山、剱岳がドーン。
稜線を越えると立山、剱岳がドーン。
白馬岳・小蓮華山 最後の頂上への坂を登ります。
最後の頂上への坂を登ります。
白馬岳・小蓮華山 ちょっとガスが出てきましたが。
ちょっとガスが出てきましたが。
白馬岳・小蓮華山 無事に晴れている頂上に到着。
無事に晴れている頂上に到着。
白馬岳・小蓮華山 雲海の上の立山、剱岳。
雲海の上の立山、剱岳。
白馬岳・小蓮華山 不帰ノ嶮III峰と白馬岳。
不帰ノ嶮III峰と白馬岳。
白馬岳・小蓮華山 頸城山塊方面だと思います。
頸城山塊方面だと思います。
白馬岳・小蓮華山 雲海の上の五竜岳。
雲海の上の五竜岳。
白馬岳・小蓮華山 立山、真砂岳、別山をアップで。
立山、真砂岳、別山をアップで。
白馬岳・小蓮華山 五竜岳をアップで。
五竜岳をアップで。
白馬岳・小蓮華山 薬師岳方面かな。
薬師岳方面かな。
白馬岳・小蓮華山 剱岳をアップで。
剱岳をアップで。
白馬岳・小蓮華山 画質は悪くなりましたが、穂高連峰、槍ヶ岳をアップで。
画質は悪くなりましたが、穂高連峰、槍ヶ岳をアップで。
白馬岳・小蓮華山 頂上で撮影してもらいました。ゴーグルを付けているので幸い誰だか分かりませね。
頂上で撮影してもらいました。ゴーグルを付けているので幸い誰だか分かりませね。
白馬岳・小蓮華山 下山時に振り返ると真っ白でした。
下山時に振り返ると真っ白でした。
白馬岳・小蓮華山 また強風の痩せ尾根を下ります。
また強風の痩せ尾根を下ります。
白馬岳・小蓮華山 雲海の上を歩いて行きます。
雲海の上を歩いて行きます。
白馬岳・小蓮華山 振り返るとガスってますね。
振り返るとガスってますね。
白馬岳・小蓮華山 雲海の上を。
雲海の上を。
白馬岳・小蓮華山 歩いてドンドン。
歩いてドンドン。
白馬岳・小蓮華山 下山していきます。
下山していきます。
白馬岳・小蓮華山 不帰ノ嶮はガスが取れませんね。
不帰ノ嶮はガスが取れませんね。
白馬岳・小蓮華山 振り返っての八方尾根。
振り返っての八方尾根。
白馬岳・小蓮華山 雲海が少し晴れてきました。
雲海が少し晴れてきました。
白馬岳・小蓮華山 青い空とダケカンバ。
青い空とダケカンバ。
白馬岳・小蓮華山 標高がだいぶん下がりました。
標高がだいぶん下がりました。
白馬岳・小蓮華山 五竜岳、鹿島槍ヶ岳方面も雲がかかっています。
五竜岳、鹿島槍ヶ岳方面も雲がかかっています。
白馬岳・小蓮華山 下ノ樺に到着。
下ノ樺に到着。
白馬岳・小蓮華山 不帰ノ嶮方面は雲で見えず。
不帰ノ嶮方面は雲で見えず。
白馬岳・小蓮華山 白馬三山にもガスがかかってきました。
白馬三山にもガスがかかってきました。
白馬岳・小蓮華山 雲の境目付近ですね。
雲の境目付近ですね。
白馬岳・小蓮華山 白馬三山をアップで。
白馬三山をアップで。
白馬岳・小蓮華山 最後に不帰ノ嶮を撮影するも雲が取れません。
最後に不帰ノ嶮を撮影するも雲が取れません。
白馬岳・小蓮華山 下山時はちょっと雲が優勢でした。
下山時はちょっと雲が優勢でした。
白馬岳・小蓮華山 標高を下げてもうすぐ雲海に突入。
標高を下げてもうすぐ雲海に突入。
白馬岳・小蓮華山 下山時はときおりガスった八方尾根。
下山時はときおりガスった八方尾根。
白馬岳・小蓮華山 白馬三山はちょっとガスってしまいました。
白馬三山はちょっとガスってしまいました。
白馬岳・小蓮華山 無事に八方尾根山荘にまで下山しました。お疲れ様でした。
無事に八方尾根山荘にまで下山しました。お疲れ様でした。
白馬岳・小蓮華山 今回もお土産は白馬村のスイートショットのケーキ。美味しかったです。
今回もお土産は白馬村のスイートショットのケーキ。美味しかったです。

活動の装備

  • オリンパス(OLYMPUS)
    M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
  • その他(Other)
    ポールワーズ POLA EXTREAM DF ジャケット
  • サロモン(SALOMON)
    BRILLIANT PANT UNION BLUE
  • マムート(MAMMUT)
    Spindrift Guide45
  • モンベル(mont-bell)
    アルパインクルーザー 3000
  • モンベル(mont-bell)
    LXF-12アイゼン
  • サーモス(THERMOS)
    山専用ステンレスボトル FFX-500
  • モンベル(mont-bell)
    GORE-TEX アルパインスパッツ
  • パナソニック(Panasonic)
    望遠ズームレンズLUMIXGVARIO35-100mmF4.0-5.6マイクロフォーサーズ対応H-FS35100-Kブラック
  • エキスパートオブジャパン(EXPERT OF JAPAN)
    HS スノーシューズ

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