誕生日の1人静かな稜線歩き 〜父親のような裏山、金峰山〜

2018.11.26(月) 日帰り

活動データ

タイム

07:27

距離

11.0km

のぼり

1191m

くだり

1203m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 27
休憩時間
1 時間 12
距離
11.0 km
のぼり / くだり
1191 / 1203 m

活動詳細

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今日は私がこの世に生を受けた日。 頼んでもいないのに何故か休みだ。 この休みに辿り着くまでが辛かった。 1ヶ月30日。 最後の10日間に今日一日しか休みがないってどういう事だろう❓ どうりで疲れが抜けないわけだ。 せっかくの休みなのに行く先もなかなか決まらない。 もうすぐ扇沢への林道閉鎖となるので立山や爺ヶ岳なんかへも行きたいが重い腰が上がらないのだ。 南アルプスは天気が良さそうだが、日帰りで危険なく歩いて来られるのは夜叉神からの鳳凰二山くらいか。でも長いんだよな。16時からは用事。それに峠で白峰三山見たらずっと樹林帯だしな。 とにかく起きてから考えようと3時起床。 天気予報を吟味しつつ、結局行き先は裏山の金峰山に決めた。 ここのところ山から見ていない富士山と、これまで自分が登った山々を眺めながらゆっくりと歩きたいと思ったからだ。 いつもより1時間ほど遅く出発。 そのうちに真っ暗だった空に山の稜線のシルエット。 富士山のシルエットも浮かぶ。 どうやら天気は良さそうだ。 増富温泉方面へ車を走らせると正面に瑞牆山と金峰山を並んで見られるポイントに差し掛かる。 ここからみる金峰山は甲府から見るのっぺりした山容ではなく、シャキーンと尖った山頂に堂々とした五丈岩が載った雄々しい姿だ。 見惚れていると金峰山のさらに東側から明るくなってくる。 まさに金色の黎明。その後まだ薄い水色の空に桜色が差し、天女の羽衣のように薄雲がたなびいてなんとも美しい。 一時の素晴らしい色彩の競演。 本当は山の上から見られたら素晴らしかったろうけれど…。 登山口に着き、サッと支度を済ませて出発。 瑞牆山荘前からすでに冬枯れの様相で、落ち葉を踏みしめながら歩く。 富士見平小屋から素晴らしい富士山を拝み、先へ進む。この登山道は奥秩父らしい樹林帯歩きながらも、途中いくつかある展望スポットや大日岩というとても美しい岩があり飽きることはない。 そして最後には胸のすくような大展望が待つ爽快な稜線歩きが待っている。 いつもの通り大日岩の前から八ヶを眺め、少しキツイ登りを2か所ほどこなして砂払の頭へ。 この稜線に初めて出た時の驚き、喜び、いまでも覚えている。 そして何度来てもこの稜線に出る瞬間がたまらなく楽しみで、嬉しい。 稜線に出て正面には南アルプス北部の山々。 右を見れば八ヶ岳と瑞牆山。 南アルプスとの間には御嶽と中央アルプス。 稜線を少し進めば富士山が見え、南アルプスは南部まで見渡せるようになる。 瑞牆山の奥には小川山。そのさらに奥には浅間山。 八ヶ岳の奥には北アルプスの後立山連峰と白馬岳。 そして稜線の先には美しい千代の吹上の絶壁を伴った道と、その一番先に五丈岩が見えている。 なんとも美しい。 後ろから来る人はおらず、下山が2人ほど。 貸切状態の稜線は静寂に包まれている。 予報ほどの風もなく、冬用のシェルを着込む必要もない。 薄雪のついた岩場があったが、前日沢山の人が歩いた為か、注意すれば問題ないレベル。 ゆっくりと景色を眺めながら歩く。 五丈岩が少しずつ大きくなってくる。 最後のピークを登りきるとあとはゆるやかだ。 「ただいま」 五丈岩に声をかける。 何度も繰り返し訪れる山はあるけれど、心の山、大菩薩嶺が母のような存在ならば、この金峰山は父親のような存在なのかもしれない。振り返ればいつもそこにいてくれる大きくて安心できる存在。 そんな事を考えながら景色を楽しむ。 どうやら三脚を忘れてきてしまったようなので方位盤にカメラを置いて撮影。 そしてスマホを置いて自撮りなんかも。 たまにはいいよね😚 高曇りの空模様になってしまったけれど、山々はガスることなくハッキリと見えていた。 下山は慎重に。ザレていたり、ガレていたり、意外と足元が悪くて大変だ。 無事に登山口まで戻ってくると心地よい疲れに包まれた。 「また帰ってくるね」 そう心の中で山に語りかけた。

瑞牆山・金峰山 瑞牆山荘へ向かう途中キツネさんに🦊遭遇
瑞牆山荘へ向かう途中キツネさんに🦊遭遇
瑞牆山・金峰山 瑞牆山荘前から
瑞牆山荘前から
瑞牆山・金峰山 登りつめてこちらは伐採ビューポイント
登りつめてこちらは伐採ビューポイント
瑞牆山・金峰山 富士見平小屋
富士見平小屋
瑞牆山・金峰山 富士山見えてます
富士山見えてます
瑞牆山・金峰山 森の目覚め
森の目覚め
瑞牆山・金峰山 奥秩父らしい樹林帯
奥秩父らしい樹林帯
瑞牆山・金峰山 この鎖場があるところまで来ると
この鎖場があるところまで来ると
瑞牆山・金峰山 展望が開けます
展望が開けます
瑞牆山・金峰山 白峰三山
白峰三山
瑞牆山・金峰山 仙丈、甲斐駒、鋸
仙丈、甲斐駒、鋸
瑞牆山・金峰山 中央アルプスと御嶽
中央アルプスと御嶽
瑞牆山・金峰山 見上げると大日岩
見上げると大日岩
瑞牆山・金峰山 瑞牆山アップ
瑞牆山アップ
瑞牆山・金峰山 大日岩分岐
大日岩分岐
瑞牆山・金峰山 相変わらず美しい岩だね
相変わらず美しい岩だね
瑞牆山・金峰山 この先は少しキツイ登りを2度ほどこなす
この先は少しキツイ登りを2度ほどこなす
瑞牆山・金峰山 稜線見えた‼️
稜線見えた‼️
瑞牆山・金峰山 砂払の頭。南アルプスビュー♫
砂払の頭。南アルプスビュー♫
瑞牆山・金峰山 瑞牆山と八ヶ岳
瑞牆山と八ヶ岳
瑞牆山・金峰山 瑞牆山と小川山。その奥に浅間山
瑞牆山と小川山。その奥に浅間山
瑞牆山・金峰山 後立山連峰と白馬岳
後立山連峰と白馬岳
瑞牆山・金峰山 少し先へ進むと墨絵のような美しい富士山も
少し先へ進むと墨絵のような美しい富士山も
瑞牆山・金峰山 そして千代の吹上と奥に五丈岩
そして千代の吹上と奥に五丈岩
瑞牆山・金峰山 この鎖場から先はこの時期一番歩きにくいかも
この鎖場から先はこの時期一番歩きにくいかも
瑞牆山・金峰山 少しずつ五丈岩に近づく
少しずつ五丈岩に近づく
瑞牆山・金峰山 もう少し
もう少し
瑞牆山・金峰山 爺ヶ岳と鹿島槍
爺ヶ岳と鹿島槍
瑞牆山・金峰山 白馬岳
白馬岳
瑞牆山・金峰山 こんな風に薄い雪のついている場所も
こんな風に薄い雪のついている場所も
瑞牆山・金峰山 雲があまりに美しくてパシャリ📷
雲があまりに美しくてパシャリ📷
瑞牆山・金峰山 雲は多めだけど素晴らしい
雲は多めだけど素晴らしい
瑞牆山・金峰山 さあ、到着です
さあ、到着です
瑞牆山・金峰山 また来たよー
また来たよー
瑞牆山・金峰山 厚い雲がなんとも重厚な感じを醸し出してます。実際にはこんなに暗くなかったですけどね
厚い雲がなんとも重厚な感じを醸し出してます。実際にはこんなに暗くなかったですけどね
瑞牆山・金峰山 山頂方面は晴れてるんですけどね(笑)
山頂方面は晴れてるんですけどね(笑)
瑞牆山・金峰山 八ヶ岳方面
八ヶ岳方面
瑞牆山・金峰山 何故か富士山の方向だけ雲が厚い
何故か富士山の方向だけ雲が厚い
瑞牆山・金峰山 1人静かな時間
1人静かな時間
瑞牆山・金峰山 月夜みたいだね
月夜みたいだね
瑞牆山・金峰山 たった1人の山頂だから自撮りで遊んじゃお♫
青空を見る。
たった1人の山頂だから自撮りで遊んじゃお♫ 青空を見る。
瑞牆山・金峰山 ここが赤岳ですよー(笑)
ここが赤岳ですよー(笑)
瑞牆山・金峰山 五丈岩と記念撮影
五丈岩と記念撮影
瑞牆山・金峰山 結局山頂は最後まで青空でした(笑)
結局山頂は最後まで青空でした(笑)
瑞牆山・金峰山 さあ、墨絵のような美しい風景を見ながら帰りましょう
さあ、墨絵のような美しい風景を見ながら帰りましょう
瑞牆山・金峰山 稜線の先に南アルプス
稜線の先に南アルプス
瑞牆山・金峰山 今日はずっと山々が蒼く見えていたね
今日はずっと山々が蒼く見えていたね
瑞牆山・金峰山 端正な姿
端正な姿
瑞牆山・金峰山 これを登り返す
これを登り返す
瑞牆山・金峰山 振り返ると美しい稜線と五丈岩
振り返ると美しい稜線と五丈岩
瑞牆山・金峰山 砂払の頭に戻ってきた
砂払の頭に戻ってきた
瑞牆山・金峰山 樹林帯へ沈む
樹林帯へ沈む
瑞牆山・金峰山 陽が差し込み美しい
陽が差し込み美しい
瑞牆山・金峰山 大日小屋
大日小屋
瑞牆山・金峰山 富士見平小屋。あと少し
富士見平小屋。あと少し
瑞牆山・金峰山 瑞牆山もまた改めて。今度は積雪期に来てみようかな
瑞牆山もまた改めて。今度は積雪期に来てみようかな
瑞牆山・金峰山 瑞牆山荘へ帰着。静かな山歩きを楽しめた一日でした。
瑞牆山荘へ帰着。静かな山歩きを楽しめた一日でした。

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