可也山(かやさん)~師吉公民館前から

2016.03.23(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 38
休憩時間
50
距離
5.2 km
のぼり / くだり
404 / 404 m
45
30
11
21

活動詳細

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120座148山目。 いつかは歩こうと思っていた可也山。 別称・筑紫富士・糸島富士、小富士。 120座目になってしまった。 可也山を一言で表すなら 「根っ子の山」なり。 火山岩の山の特徴である、 砂岩が雨で流されたのか? 本来は土の中にあるはずの根っ子が あらわに登山道ぞいに見られるのである。 あの根っ子を観賞できるかできないかで、 人生の豊かさ貧しさが 分かれてゆくだろう。 僕は、 石切場のベンチで 梅おかかのおにぎりを二個食べて、 キットカットをかじり、お茶をガブガブ飲んだら眠くなり、 ベンチで仰向けで横になり、 ストレッチ?したり、 のびをしたりして かなり長いこと休んでいた。 駐車場で道案内してくれた女性が はやばやと下山しながら声かけてきた。 「どうかされたんですか?」 「いや、疲れて眠いだけ。 山頂までまだあるの?」 「まだ、かなりありましよ。 ここは半分くらいですよ」 「じゃあ、もう今日はこのまま 帰ろうかなあ~」 「がんばってくださいよ」 僕を3合目あたりで追い越していった若い女性もはやばやと下山してきた。 「はやすぎない?」と聞いたら 「1時間で往復するように訓練しているんです。 失礼します!」だって。 正直、 もう山歩きは飽きたというのが、 石切場での本音だった。 今度は年配の夫婦に声かけられ、 柑子山について 詳しく説明してしまった。 年配夫婦と話していたら、 高齢の男女のグループが下山してきて、 僕が寝ていたベンチに腰掛けて 休憩しだしたので、 仕方なく俺はまた歩き出した。 第一展望台あたりから、 睡魔も消え、 いつもの調子にもどった。 可也神社に参拝して、 振り返ったら中年の軽装の女性が 「こんにちは!」 と美しい声と笑顔で挨拶してきた。 「ここが山頂ですか?」 「いや、まだ先みたいだよ」 「え!まだ先なんですか!」 僕は先に可也神社から山頂をめざした。 うしろから彼女がついてきていた。 「山頂があったよ~❗」 「ありがとうございます❗」 「展望台があるみたいだよ~❗」 「わかりました~❗」 僕と彼女は、 可也山展望台でひとときを過ごした。 「ほかにいい山があったら 教えてください」 「いや、僕も山歩き初心者で 糸島の山を少しずつ歩いているんよ」 「わたしも最近 山に興味がわいてきたんです」 「地元の人?」 「西区に住んでいます」 そんな会話をした。 僕が先に下山して、 駐車場で着替えていたら、 彼女もいつの間にか 下山してきていて、 「山頂で箱の中にお守り札があったのでもらってきました❤」 と、いって手渡された。 「もらっていいの?」 「はい。わたしの分ももらってきましたから」 「ありがとう!」 あ、下山途中で、 5人の少女ともすれ違った際に、 「こんにちは!寒くないの?」 「暑いです!」 「君たち、高校生?」 「中学を卒業しました!」 「だから、休みなんだね」 「はい。おじさん、 気をつけて下山してくださいね」 彼女たちは、 僕のふらついた下山姿を ちゃんと見ていたんだ。 それにしても、 ひとつの山でこんなにも たくさんの女性と会話したのは、 はじめてだった。 可也山を二言で言うなら、 根っ子の山道なり!と 出会い系の山なりである!

動画

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