堀坂山・恐るべし東尾根〜観音岳

森林公園に車を止め、堀坂山を目指す。公園前の運送会社脇の舗装道路から入山するが、倒木、雑木でたちまち行く手を阻まれる。標識、テープも見当たらず、道を探してしばし彷徨う。かすかに見えた石積みを頼りに沢を渡り、ようやく林道を見つける。１０分以上の時間ロス。やめて帰ろうかと思ったほどだった。 気を取り直し歩く。尾根筋をほぼ直登。結構きつい。ようやく前方の木々の先に空が見えてきた。頂上❗️ と思ったらすぐに下りに。登っては下り、下っては登るの連続。トランプさんじゃないが、フェイク・ピーク❗️と叫びたくなる。 約２時間後、やっと本当の山頂に到着。頂上にいた地元の女性にその話をすると、「東尾根は私も苦手」。やっぱりそうか。 小休止の後、観音岳を目指す。下り坂を調子良く下っていると、先の女性に追いつく。ここで道を取り違えたことを教わる。堀坂峠へ向かう道だった。 観音岳は次の機会にしようかとも思ったが、まだ時間は早く天気も良い。「頑張って」の言葉に送られて、峠で女性と別れた。 登りはさしてきつくない。山頂も近いように思えた。が、こちらも曲者だった。登り詰めた後の下り、そしてまた登り。山頂まであとどれくらいか一目でわかる表示がなく(１０９メートルごとに町表示板があるが、なぜ町か、どこが起点か、何の説明もない)、疲労感が強い。４０分ほどで山頂に着いた時は、すっかりクタクタ。 そこからの下りも難敵だった。砂礫混じりの道は滑りやすく、何度も足を取られそうになる。低山だからとなめてかかると痛い目に遭う。教訓いっぱいの一日だった。