修験の道を歩く 稲村ケ岳〜女人結界門

「いつもよく遊びに行ってるね」とダンナ 「今日は修行に行ってきた」と私 12月とは思えないような温かな快晴の日。トンネルを越えてすぐの観音峰登山口の川辺りの駐車場では、まだ紅葉が残っている。 今回はいつもの登山服姿だったが、修験者の気持ちになった。 「山上ケ岳」は女人禁制の山。隣にある「稲村ケ岳」は女人のための修験の山となっている。その山に登らせてもらい、大日山山頂の大日如来のお顔を拝見し、参拝できた。奉納されている立派な宝剣も見に行くことができた。 母公堂から法力峠を経て登り、帰路は稲村小屋のある山上ケ辻からレンゲ辻に下り、初めて女人結界門を見た。 ちょうど山上ケ岳から下りて来たグループと一緒になった。この結界門をくぐった気持ちはどんなものなのだろう。宗教上とはいえ、今なお女人禁制が守られている山は他にあるのだろうか。 レンゲ谷を下山。林道を歩いていくと山上ケ岳へ通じる赤い橋がかかっていた。渡って行くと不動明王、役行者などがおられて、手を合わせた。 「従是女人結界」と書かれた大きな石柱が立ち、大きな門の向こうの両側は針葉樹の高い木がそそり立っている。ここを一本の道がまっすぐ、見えなくなるまで続いている。これから行くのだという気持ちになる門だ。皆、大峰山修行でこの道を通り、この場所からスタートされるのだなと思うと、ようやく私もこの場所に来れたのだと思った。 参拝するためにここへ来たのだという気持ちが一番強い山となった。 ログは途中でいったん切れてしまって おかしくなりました💦