活動データ
タイム
11:57
距離
19.4km
のぼり
1584m
くだり
1587m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る行者小屋にテントを設営し、地蔵→赤岳→文三郎の定番ルート。 実は、この地蔵尾根は初体験。(地蔵より先に新教示尾根をやってるとかレアかも?) 美濃戸口より南沢ルートを経て行者小屋まではチェーンスパイクも不要。ところどころ滑るけど、気を付ければ大丈夫。今年は雪が少ないらしい。 ただ、この南沢ルート。迷いやすい箇所がいくつも出てくるので、新雪で踏み跡が消されている場合は慎重に。 長い長いダラダラ歩きを強いられて、やっとのことで行者小屋へ。先客はいくつか。 すでに賑やなテントも…。これは静かな時間は過ごせそうも無いなあ?と気持ちが沈みます。 遠くに張れる場所を探すのも億劫で、まぁ仕方なしと諦めテントを設営します。 設営場所を吟味しても、後から張られて騒がれるとかも何度もあるので、織り込まないとね。 (ちなみに団体さんは昼から夜9時まで延々騒いでいました。朝も5時には大きな声が…朝飯くらい静かに食べさせてよ…) テントを張ったら3:30くらいになっていました。気温は0度を下回り始め-4度くらいだったかな?持ってきた防寒具を着込んで散策です。とはいえ、すぐくらくなりそうなので、ほんと近くをプラプラしただけですが。 テントにもどり、おでんを煮込み始めます。ぐつぐつぐつぐつ…赤岳や阿弥陀岳を見ながら、まったりと。 うどんも持ってきていましたが、すぐに食べれる感じではなかったので、おでん汁はのまずに、テント外のこぼれない場所に放置です。夜7時くらいかな?本気で寝る前におでん汁にて食べました。うどんおいしい。 夜はー9度に、思ったより下がらなかった。もってきた防寒具は、着ぶくれ感がすごいですが、寒さを感じることは無かったのですが、下からの冷気がリッジレストだけでは防ぎきれずに、なんどか震えておきました。寒い!と思っていないのに体が震えているという謎現象。もってきたホカロンのマグマを使用し手に握ったり脇にいれたり首にあててみたりと、こちらも使用は初めて。シュラフ内では熱いくらいですが、シュラフ外だと大して暖かくないですねぇ。 リッジレストだけじゃなくて、エアーマットも重ねないとダメってホントだなあとしみじみ。 防寒具も着ぶくれしちゃうだけだから、性能が高いのを物色しないとなぁと、あれこれ考え、冬は小屋にしようかな?小屋なら荷物軽いし、冬は小屋だなと思いつつ眠りに落ちていきました。 -9度で良かったけど、これ以上下がっていたら、夜中にバーナー焚いていたかもしれんな。 朝6時半に出立。食事は野菜スープぬうどんをいれたもの。味が薄いので醤油もいれちゃいました。 地蔵までの荷物は防寒具、アイゼン(12本)、ストレートピッケル、熱い紅茶とアルフォート。 地蔵を超えるまではアイゼン不要でした。なんだ地蔵てこんなもんか?とは強気すぎです。これが雪に覆われていたら、歩くの危険そうだなあと。積もったら来ようかと思っていたけど、やめようかなぁ??? 展望荘まできて、あまり雪は見当たらないのですが、練習もかねてアイゼンを履きます。 お茶とアルフォートにて休憩。雲海に浮かぶ富士山。南から北までアルプスを一望。至福の時間。 赤岳までの登りは夏でもキツイですが、粉雪と土が混ざり合って適度に滑りやすくしんどさマシマシ。凍っていればアイゼン効かせるのになあ。と最後の急坂はほぼほぼ四つん這いです。 そうそう途中でとりあえず上を目指していたら、若干ルートを外れて岩尾根を攀じ登っていました(笑)2メートルくらい下にテクテクと歩いていく登山者を見つけ(あー、またやっちまった)と苦笑い。結構ちょくちょく、直登しちゃうんですよねぇ。 高度があるぶん、景色は最高でしたが、えっちらおっちらルート復帰しました。 赤岳は快晴。抜群の展望に心躍ります。実は晴れている赤岳はこれが初めて。三回目にしてやっと展望が見れました。 動画撮ったり、写真撮ったりを満喫し、ちょっと休憩というところで、アイゼンがからまりプチ転倒。右手首を捻ってしまいました。まぬけです。それはそうとティータイム。 (ちなみにこの後に重いザックを上げ下げするのに利き手である右手を使っていたため、翌日も痛みが消えませんでした...) 文三郎の下山は、最初が肝心。慎重に下ります。ここも雪に覆われたらどうなっちゃうの?と冬季用チェーンの高さが想像力を掻き立てます。うーん?とくに登ってみたいと思わないなぁ(ぉ?) 冬の赤岳への練習として来た部分があるのですが、早くも断念か?まぁ、たぶん、こない。キツイ登りは嫌いじゃないけど、危険な登りは好きでは無いので。ましてや下りなんて、やりたいとあまり思わないなぁ。危険個所を終わったらアイゼンの邪魔感が増してきたので外します。 冬にくるとしたら黒百合あたりで小屋に泊まって天狗詣でかなぁ?と、テントさえ諦め始めつつ階段を下ります。この階段、雪が覆っていて滑ります。アイゼン外すの早すぎた! ど、どん。。ちょこっと尻もちついちゃいました。大事には至らず。都合二回目の転倒。ほんとまぬけ。 テント場へ戻ったら、おでんを食べて少しばかり休憩です。赤岳を見上げながら、さっきまであそこにいたんだなぁ。高いなぁ?ほんとにいたのかなぁ?(本当にいました)としみじみ。 長い長い帰路と考えると、そうそうゆっくりもしていられないのが残念。テントを撤収します。 帰りはチェーンスパイクを履いてみます。往路は履かなかったけど、帰路は履いてみようと。滑りやすい箇所もあったので。 ………30分もたたずに外しました。歩きづらいし必要に思えないし、なにしろ右足首が痛み出すので何かと思ったら、石や木片が挟まっていてまっすぐ歩けない状態になっていました。 雪が薄すぎなときにチェーンを履いてはダメということを学びましたよ。。。 美濃戸口に戻ったら入浴可能なレストランにて食事とお風呂、その後にビール。バスを待ちながら優雅な時間を過ごします。美濃戸口は14度もありました。あったかいはずです。
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