活動データ
タイム
00:00
距離
0m
のぼり
0m
くだり
0m
活動詳細
すべて見るサザンカの花が沢山咲いています。早いものは10月からです。サザンカの後ろを追っかけて、同じ仲間のツバキも咲き初めました。お花がぽろっと落ちるのがツバキです。サザンカはひらひらと花びらが別れて散ります。筒形の様なつぼんだ花はツバキにしか有りません。サザンカは丸く開いた咲き方しか有りません。また、葉っぱはツバキのほとんどはサザンカより大きくて、太郎冠者、ヒゴツバキなどの一部を省くとギザギザが無いです。 日本固有種のサザンカの自生の北限といわれる場所は佐賀県や中国地方で椿よりは南方系の植物です。自生地で現在見られるのは白の一重で、10〜11月頃の秋の花です。サザンカはヒマラヤ、雲南、台湾、沖縄、日本列島を弓状に結ぶ照葉樹林帯の植物です。シイ、カシ、ヤブツバキ、タブなどの照葉樹の仲間は艶々した葉が特長です。全く同じ樹木や、近縁種がここにはあります。下草もサルメンエビネの様にヒマラヤから北海道までやって来たものも有ります。 サザンカの花はシャリンバイの実とともにスズメバチの最後のエサにもなり、暖かい日には蜜を吸う各種のスズメバチに会うことも良く有ります。他にはホウジャク、ツマグロヒョウモンなどが花に飛来します。12月にはミツバチ、ハエの仲間が頑張ってやって来ます。10月頃までは人体に恐ろしい痒みの皮膚病をもたらすチャドクガの幼虫が発生します。バーベキュー等をされる場合にはサザンカの近くは気を付けて下さい。 この未完成な図鑑、出会う度一つ、また一つとサザンカのお花を追加や編集しまして精進して完成を目指したいと思います。サザンカの品種は日本に300種(福岡市植物園ホームページ)有り、ツバキやチャノキとの雑種や、ヒメサザンカも有ります。花の時期も短く、中々大変な事になりそうです。私はカンツバキ、タチカンツバキ系統もサザンカの一部ととらえています。上記のツバキとの違いの全てに両系統は当てはまります。昔からタチカンツバキなんて知らない頃から垣根の花を見ながら、サザンカだと言っていました。 気兼ね無くご批判も賜りたいと思います。 サザンカの咲く季節は大体気温が低下して、今年(2018年)の様な暑い位いはまれです。今後急激な寒さがやって来るかもしれません。お身体を大事になさって下さい。 平地でサザンカにスズメバチが来なくなる頃、皆様は冬山の支度ですね。今冬も皆様に安全な冬山登山が出来ます様に。 昭和54年制定の福岡市の花は夏はフヨウ、冬はサザンカだそうです。 命燃ゆ 冷えて 山茶花あかあかと
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