活動データ
タイム
01:46
距離
1.3km
のぼり
158m
くだり
186m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る1日目 前回の西穂高独標で雪山の楽しさを知った友人と谷川岳に登ってきた。アイゼン・ワカンを持っていない友人でも多くの登山者がつけたトレースを頼りに登れるだろうし、何より雪山に登ったという満足感と景色を与えてくれるだろうと谷川岳を選んだ。残雪期の3月に登って体力的にも楽だったし。正に近くてよい山。 当日は、いつもの上野始発の高崎線に乗り、上越線で土合駅へ。上越線に乗ってしばらくは天気が良かったが、トンネルを抜ける事に雪国レベルが上がっていく。曇天。8時半頃土合に着き、そこで友人にピックアップしてもらいロープウェイ駅へ。土合からロープウェイまで地味に遠いので楽ちん。 ロープウェイ駅で既に風が吹き荒れ、雪が舞う状況だったので今日は無理だなーと思いながらいつもの半分ぐらいのスピードのロープウェイで天神平まで上がる。めちゃめちゃ寒い。ゲレンデには登山の準備をする団体が多数おりホッと一安心。雪質はフカフカだったので意味無いなと思いながらお守り代わりにチェーンスパイクを装着。周りを見ると半分以上がワカン、残りアイゼン、ツボ足という割合でチェーンは流石にいなかった。 山頂も周りの山も全く見えない状態だったが、とりあえず団体について天神尾根まで登る事にする。多く居るように見えた登山者は色々な山岳会の雪山講習参加者で雪山歩行、ラッセル、滑落止めの練習をしていた。頂上を目指している人はほとんどいなかった。なので、尾根まで上がった所で先のトレースがなく、更に吹雪のビンタの追い打ちに心が折れ、相談するまでもなく撤退。我々のレベルだと先人のトレースが無いとほんとどうにもならん。てんくら予報だと登山指数Aの翌日にリベンジすることにした。 2時間弱でゲレンデに戻ってきた。レストランでカレーを食べながら午後から何するか相談。しかし12月になると周りの観光名所は施設・道路が閉鎖されており、なかなか候補が見つからない。滝好きの友人の一存で、ドライブがてら近場の裏見の滝に行く事にして山を下りる。下りのロープウェイでいかにも山男って感じの若者が居たので山頂まで行ったのかと尋ねたところ、山岳会の講習でやってきたとの事。明日は山岳会の連中が早朝から山頂に登るから、きっとトレースはありますよと良い話を聞き明日に希望を持つ。雪山アドバイスも色々と頂きためになった。 山を下り、裏見の滝を目指すが、やはり道が閉鎖されており滝へはたどり着けず。行くとこが無いので、みなかみの宿に行く事にした。 今回の宿は旅館天野屋。古い温泉旅館だが、清掃が隅々に行き届いてキレイだったし、平均年齢70中盤ぐらいのスタッフ陣も親切で良い宿だった。 15時に宿に着いて夕飯まで時間があり、周りの観光名所を調べてみると徒歩圏内に稲荷の滝というなかなか立派な滝を見つけとりあえず行ってみる事に。登山着から普通の服に着替えて外に出ると冷気が刺さる。登山用品の性能の高さを痛感。大通りに出て国道270号線に入って10分ほど歩くと滝に到着。上から見ると「?」という感じだが、階段を下ると落差20mほどの立派な滝がある。キャニオリング(滝滑り)もできるらしい。周りの切り立った崖、松、橋、そして滝でジオラマの様なよくできた風景だった。という事で、滝好きの友人も満足。しばらく眺めたり写真を撮ったりして帰路へ。 帰る途中、恐らくみなかみ唯一のコンビニであるファミマで酒とおつまみを買い込んで宿に戻る。 宿に戻り温泉に入って美味しいお料理を頂き(量もすごかった)、その後は日付が変わるまでつまんないテレビを眺めつつ忘年会。山には登れなかったが、良き一日だった。 2日目へ続く。
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