活動データ
タイム
14:01
距離
38.5km
のぼり
1969m
くだり
2218m
活動詳細
すべて見るこの週末は、過去に成し遂げられなかった縦走のリベンジでもしようかと計画していた矢先、季刊誌「のぼろ」の南阿蘇外輪山縦走のレポートが目に留まりました。 記事では、高森峠からの藪漕ぎや吸血ヒルなどに相当難儀されて失敗に終わったようですが、調べてみと阿蘇では毎年9月下旬~10月頭にかけて除草を行っているらしいのです。 南阿蘇外輪山の縦走は「清栄山」~「俵山」までが一般的なルートのようで、南阿蘇鉄道の「長陽駅」~「高森駅」を利用して、スタート地点に戻ってくるようです。 全行程を縦走しようとすると、私たち夫婦の脚では2泊3日は必要。 しかも途中に水場が全く無い。 1泊2日でそこそこの縦走が出来ないものかと、いろいろ調べているうちに、なんとか達成出来そうな計画案が浮上してきました。 二日目は台風の影響でどうなるかわからないので、天候悪化の場合に備えてエスケープルート(タクシーを呼ぶことができる県道)を確保できることを大前提に「地蔵峠」を幕営予定地に決定。 そこから1日で歩ける距離を割り出すと「高森峠」がスタート地点になりました。 1日目 早朝2時に自宅を出発。4時半、地蔵峠の幕営予定地に「水とお酒」を事前にデポ。 5時半、高森駅の無料駐車場に駐車。朝の身支度をして6時半過ぎに高森駅までタクシーを呼んで、高森峠まで乗車。 7時、高森峠から登山開始。 16時、予定通りに無事「地蔵峠」着。16時20分、地蔵峠から少し先の幕営地に到着。 2日目 残すところ5時間半の計画で冠ヶ岳~俵山を経由して長陽駅へ向けて早朝出発するも、冠ヶ岳を過ぎたあたりで20m/secを超す暴風雨と視界10mの霧に阻まれ止むなく縦走を断念。 撤退を余儀なくされました。 一旦、地蔵峠まで戻り、中松駅へ向けて無念の下山。 地蔵峠から中松駅までの距離はおよそ10km。5.5km下山したあたりで、落ち武者のように雨に打たれながら、虚しく歩く私たちを見兼ねたのか、ホテル「夢しずく」の女将さんが声を掛けてくださり、親切にも白水高原駅まで車で送っていただきました。まさに地獄に仏です。 本当にありがとうございました。 お陰で1日2便のトロッコ列車(観光列車)にも偶然乗車することが出来ました。 トロッコ列車の車窓から、昨日から歩き通した山々を眺めながら感慨もひとしお。 二日間通して、無事に高森駅まで戻って来ることができたことに感謝です。 高森田楽保存会や高森温泉館にも立ち寄ることができ、結果としてとても充実した南阿蘇外輪山縦走と阿蘇旅行になりました。 今回出合った動物:野うさぎ、マムシ、ウリ坊、猪、猿、牛
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