活動データ
タイム
31:36
距離
38.4km
のぼり
3003m
くだり
2859m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2018〜2019の年末年始休みを利用して、いつかは登らねばと思っていた屋久島「宮之浦岳」登山を実行した。 屋久島までのアクセスは色々ありますが、どうしても公共交通機関とか宿の時間に縛られるのが性に合わないのと、島内であちこち自由に動きたいため、マイカーで乗り込んだ。 登山コースは淀川登山口から入山し白谷雲水峡に下山する縦走コースを考えていた。 その場合、車の回収が問題になりますが、今回原付バイクを車に積んで行く事に。 まず下山口に原付バイクをデポし、車で入山口に移動して縦走、そして下山後それに乗って車まで戻るという自主回収6輪計画で挑んだ。 初日:2018/12/27 我が家から約1090km離れた鹿児島港に向かう。午前0:00出発。東名〜名神〜山陽道〜中国道〜九州自動車道.,,.途中仮眠を数回重ねながら全て高速道路に乗ったまま午後17:00ごろ鹿児島に到着。 地元の昔ながらの銭湯につかり適当な場所で車中泊。 2日目:2018/12/28 予約していた屋久島フェリーが悪天候により欠航との連絡が入る。がーん! 全国的な寒波は南国鹿児島でも影響が出ていた。 いや、困ったね。日程的には余裕がありましたが、翌日も欠航なら少々やっかいだ。それにこの大寒波の影響で宮之浦岳登れるのか?とも思った。 まあ考えてても仕方ないのでこの日は一日鹿児島観光に変更。桜島に渡り長渕やら西郷ドンゆかりの地やら鹿児島ラーメンやらを堪能した。 3日目:2018/12/29 屋久島フェリー、条件付き(天候悪化の場合引き返しますよという条件)で出航。少々不安を残しつつ、いざ屋久島へ。 船内で東京から来たというチャリダーの青年と知り合う。21歳の大学生。自転車で小倉から漕ぎ出しこの日で数日目らしい。話をしていると自転車歴は長く日本のあちこち漕ぎまくっているようで同じく日本のあちこち行く自分と話が合った。青年は宮之浦岳縦走したいけど登山はあまり経験がなくどうしようか迷ってると言う。ならば旅は道連れってことで一緒に登ることに。 無事屋久島に上陸。青年の自転車と僕の原付を白谷雲水峡の駐車場にデポし一台の車で淀川登山口へ向かった。 しかし淀川登山口までの道は凍結で通行禁止になっていてたどり着けなかった。しょうがない、距離は長いがヤクスギランドからの入山に予定変更することに。ヤクスギランドの駐車場は我々の他は誰もいない。気温は1度前後。雨もパラつき始めた。明日からの縦走に期待と不安でいっぱいの夜は更け、思いがけずのコンビ結成で車中泊。 4日目:2018/12/30 午前6時、真っ暗なヤクスギランドからクライムオン。 雪は標高が上がるに連れ増えていったが足首ぐらいまでで歩きにくくはない。ピンクリボンも要所要所にあり迷わない。しかし長い!花乃江河まで6時間半かかりほぼコースタイム。久しぶりの山登りで体力が落ちていてヘトヘト。しかし心配していた天候も回復し、樹林帯を抜けた後は青空と雪と雲海と巨石群の中、次々と現れる絶景にパワーをもらいヒィヒィフゥフゥ言いながらゆっくり登った。 そして午後4時前、宮之浦岳山頂到着!これで日本百名山97座完了です! 他に誰も居ない山頂、360度見渡す限りの雲海、2018年を締めくくるには最高の絶景ワールドを体験できて、でら感動です。 その後、少し雪深い北斜面を下り宿泊予定の新高塚小屋に到着したのが日も暮れた午後6時。この日の宿泊者は我々二人含めて四人。贅沢に荷物を広げてくつろぎ過ごせました。 5日目:2018/12/31 午前7時半、ゆっくり目で新高塚小屋を出発する。 縄文杉〜ウィルソン株〜トロッコ道〜辻峠〜太鼓岩〜白谷雲水峡と楽しみ午後4時頃下山完了する。 青年と別れ原付乗ってヤクスギランドへ戻る。 それから尾乃間地区へ移動し地元の銭湯「尾乃間温泉」で二日間の疲れを洗い流し、波の音が聞こえる適当な場所で車中泊。 6日目:2019/01/01 新年明けましておめでとうございます。 この日は屋久島最終日。昼過ぎのフェリーで鹿児島に戻る予定。それまでの間あちこち屋久島の観光地を巡ってきました。 午前7時、海が目の前の露天風呂「湯泊温泉」につかり初日の出を待つ。ここ、ぬるい湯のためか他に誰もいなかった。それからここも入ってみたかった「平内海中温泉」。干潮時の2時間ほどしか入れないレアな温泉。寄った時間がタイミングよくその時間で。ここは先客がいて気後れしましたがまぁシレッと入ってきました。湯船が三つあり、真ん中の湯が岩の隙間からフツフツと沸いている熱めの湯。その他は長湯しやすい温度。他の観光客と話をしながら穏やかな新年を迎えることができました。 その後は日本の滝百選にも選ばれている「大川の滝」を見て、ワイルドな「西部林道」でヤクシカ&ヤクサルと戯れ、屋久島最西端永田岬に立つ「屋久島灯台」を観光し、「永田いなか浜」で黄昏た後、トビウオ唐揚げ定食を食べフェリーに乗る。 今回、ワクワク感より不安の方が多い旅の始まりでしたが、こうして思い返してみると天候にも恵まれ人にも恵まれ、行きたいとこにもほとんど行く事ができた感謝いっぱいの旅になりました。 特に宮之浦岳山頂から見た360度の雲海は今までの山行の中でもベストスリーに入ります。 さて、百名山も残すところあと三座。幌尻岳、トムラウシ、十勝岳。今年の夏休みにクリア予定ですがまたどんなドラマが待っているのだろうか?今からワクワク楽しみです!
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