活動データ
タイム
00:00
距離
0m
のぼり
0m
くだり
0m
活動詳細
すべて見る2018年の締めくくりに中央アルプス全山(大平〜安平路山〜越百山〜空木岳〜木曽駒ケ岳〜麦草岳〜木曽駒高原)を縦走してきた。 長期の為、ログはなし。 1日目 12/26 メンバー2人とも遅刻するというハプニングがあり10:30に大平街道冬季ゲート前をスタート。荷物は20kgになった。これでもかなり軽量化した。 ひたすらに林道を歩き大平宿に13:00。 夏は車で入れるらしいが、冬はゲートから歩いて2.5時間もかかる。 そこから更に未舗装の林道を歩いて18:00に自然園休憩舎に到着。 しっかりと休む為、ここを使わせてもらうことに。 2日目 12/27 初日の遅刻ビハインドを取り戻す為4:00に休憩舎を後にする。 休憩なしで歩き続け、10:30に安平路山に到着。 分厚くクラストした雪面を何度も何度も踏み抜き、まるで2歩進んで1歩退がる状態。 普段の5割増しで疲れる。 出来るだけ前進しておきたいのでまだまだ進む。 最後は気力で歩き続け、16:00奥念丈岳を越えたところでビバーク。 この日は12時間行動となった。 3日目 12/28 最大のターニングデイ。 予定は空木を越えて駒峰ヒュッテ冬季小屋まで。 最低でも南駒ケ岳は越えないと敗退がほぼ決定的。 朝5:00スタート。 踏み抜きだらけの雪で時間がかかるが、南越百山に8:30着。 ここからは吹きっさらしの稜線。 雪は締まって踏み抜きは減ったが風速20m/s近い風が常に左から吹き付ける。 仙崖嶺、南駒ケ岳と難所を越えて赤薙岳には14:00。 ここから空木岳に向かって登りが続く。 踏み抜き、強風、難所とすでに疲労は限界だが、気力で進む。 15:30空木岳に到着。 ここに長居は無用。さっさと駒峰ヒュッテ目指して下る。 雪崩れ込むように小屋に入り、緊張の糸が切れたのかパートナーが軽い低体温症で動けなくなる。 シュラフに入り、白湯を飲ませて1時間ほどで動けるまでに回復。 7時間以上マイナス15℃以下、風速20m/sの中で行動したのだから仕方ない。 4日目 12/29 風は収まらず、夜通し強風が吹き荒れていた。 正午頃が一番風が弱い予報だったので遅めの7:30に小屋を後にする。 昨日より強い風が吹き付けるなか、空木岳を一気に降り、東川岳へと登り返す。 幸いにも東川岳は樹林に守られて風が弱かった。 あとは稜線をひたすらに歩く。 熊沢岳からは時折、耐風姿勢でも耐えられない風が吹きつけ、這いつくばって耐えながらの前進。 13:00に檜尾避難小屋に逃げ込む。 稜線の東側だが、風が強く頑丈な檜尾避難小屋が揺れる。 翌日の予報は終日風速30m/s以上だったので30日は停滞を決め込みしっかりと休む事に。 5日目 12/30 停滞日。 4日間の疲れを癒すため体のケアと休息を最優先に。 14時頃には風が一旦収まり、天気も回復したが、夜にはまた暴風が吹き荒れた。 6日目 12/31 2:00起床。 快晴で風も弱い予報だが、轟音と共に強風が吹いている。 少し迷ったが、意を決して4:30に小屋を後にしてあわよくば今日中に下山するつもりで歩き出す。 月明かりとヘッドランプの明かりのなか宝剣岳を目指す。 稜線は歩きやすく、サクサク進み7:00に宝剣岳山頂で日の出を拝む。 あまりの綺麗さに泣きそうになりながらも気を抜かず宝剣岳を降る。 7:40に中央アルプス最高点の木曽駒ケ岳に到着。 普段はロープウェイを使い、2時間も歩けばたどり着けるところに6日をかけてたどり着いた。 ここからは標高を下げて行くだけだが、最後に木曽前岳〜麦草岳間の牙岩周辺の難所が待ち受ける。 9:00に木曽前岳を通過して最後の難所を慎重に通過、ここで今回初めてラッセルする。 予想以上に時間はかかったが、11:00に麦草岳を通過。 あとはひたすら標高を下げるだけ。 13:30に木曽駒高原にデポした車に到着。 大平に戻り車を回収したあと、6日ぶりの風呂に入り、すき家でたらふく飯を食い2018年中に家に帰ることができた。
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