交差縦走で行く 〜4泊5日の僧ヶ岳縦走の旅〜

2018.12.30(日) 5 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 5
休憩時間
6 時間 14
距離
2.4 km
のぼり / くだり
460 / 110 m
1 4
DAY 2
合計時間
8 時間 24
休憩時間
1 時間 7
距離
3.1 km
のぼり / くだり
1024 / 129 m
DAY 3
合計時間
7 時間 34
休憩時間
2 時間 7
距離
3.6 km
のぼり / くだり
560 / 252 m
DAY 4
合計時間
7 時間 34
休憩時間
44
距離
5.7 km
のぼり / くだり
168 / 814 m
4 33
1 7
DAY 5
合計時間
4 時間 31
休憩時間
14
距離
4.8 km
のぼり / くだり
59 / 927 m

活動詳細

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今年の正月山行は僧ヶ岳。 ルートは、宇奈月ダム〜つばき尾根〜僧ヶ岳〜烏帽子尾根〜烏帽子山〜布施川ダム。全行程約20kmのロングルートである。 計画では4泊5日。参加メンバーは11名。A隊4名とB隊7名による交差縦走だ。 A隊は12月31日に布施川ダムより入山。我らB隊は12月30日に宇奈月ダムより入山。お互い僧ヶ岳を目指して進む。 そうすると、どこかで2隊が交わることになる。交差した後は、お互いのトレースを使い、スピードアップが可能だ。 年末年始は、ずっと冬型の気圧配置。 当初心配していた雪不足は何処へやら。信じられないほどの深い雪に阻まれ、厳しいラッセルが延々続いた。 それでも、元日に御来光を眺め、僧ヶ岳に続く稜線を無事に縦断。 色んなことがあったけど、無事に下山でき、比類ない達成感を感じた充実した山行となった。 残念ながらA隊は僧ヶ岳を踏むことができなかったが、11名皆が完全燃焼し、最高のお正月となった。 山行の詳細は、写真につけたコメントにて。

僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 初日、12月30日は6時5分に宇奈月ダムよりスタート。我々はB隊(7名)だ。
初日、12月30日は6時5分に宇奈月ダムよりスタート。我々はB隊(7名)だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) まだ月が出ている中、林道を歩く。
まだ月が出ている中、林道を歩く。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 静かなダム湖畔。
静かなダム湖畔。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 1時間ほどで「とちの湯」を通過し、尾根への取り付き地点を探す。
1時間ほどで「とちの湯」を通過し、尾根への取り付き地点を探す。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 沢には多数の堰堤。
沢には多数の堰堤。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) ワカンを履いたまま徒渉する。
ワカンを履いたまま徒渉する。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 7時40分、標高300m地点から尾根に取り付く。
7時40分、標高300m地点から尾根に取り付く。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) つばき尾根は標高1000mまでが急斜面。取り付きからの標高差は700mもある。長い道のりだ。
つばき尾根は標高1000mまでが急斜面。取り付きからの標高差は700mもある。長い道のりだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 寒波がもたらしたふかふかの新雪を7人でラッセルする。
寒波がもたらしたふかふかの新雪を7人でラッセルする。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 9時半、標高550mに到達。
9時半、標高550mに到達。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) しかし、尾根上にある大岩が行く手を阻む。どうやらルート取りにミスがあったようだ。一旦下る選択肢はなく、そのまま進むことに。危険なので、トップが空荷で通過し、フィックスロープを張る。
しかし、尾根上にある大岩が行く手を阻む。どうやらルート取りにミスがあったようだ。一旦下る選択肢はなく、そのまま進むことに。危険なので、トップが空荷で通過し、フィックスロープを張る。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) ハーネスを装着し、足回りもアイゼンに。プルージックでフィックスロープを進んだ。
ハーネスを装着し、足回りもアイゼンに。プルージックでフィックスロープを進んだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 大岩を越えた後も藪の密生するヤセ尾根に難儀する。フィックスロープを張っても、ザックが藪に引っかかってなかなか通過できない。結局、標高差わずか50mの尾根を進むのに、30mロープを2ピッチ使い、全員が通過するのに4時間を費やしてしまった。
大岩を越えた後も藪の密生するヤセ尾根に難儀する。フィックスロープを張っても、ザックが藪に引っかかってなかなか通過できない。結局、標高差わずか50mの尾根を進むのに、30mロープを2ピッチ使い、全員が通過するのに4時間を費やしてしまった。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 予想外のザイルワークに苦戦することとなった初日は、標高620mにて幕営。取り付きからの標高差はわずか320mほど。テント内では悲壮感が漂っていた。
予想外のザイルワークに苦戦することとなった初日は、標高620mにて幕営。取り付きからの標高差はわずか320mほど。テント内では悲壮感が漂っていた。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 落ち込んでいる暇はない。翌12月31日は6時50分に出発。とにかく上を目指すことに集中する。
落ち込んでいる暇はない。翌12月31日は6時50分に出発。とにかく上を目指すことに集中する。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 雪が深く、延々と空荷ラッセルで標高を稼ぐ。8時5分に標高750mに到達。
雪が深く、延々と空荷ラッセルで標高を稼ぐ。8時5分に標高750mに到達。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 9時半には標高900mに到達。良いペースだ。
9時半には標高900mに到達。良いペースだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 天気は我々に味方している。
天気は我々に味方している。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 7人でラッセルすると、先頭は約1時間に1回のペースで回ってくる。先頭ラッセル後は、自分のザックに戻って小休止。こうすることで、皆でまとまって休憩することなく、効率良く先に進むことができる。
7人でラッセルすると、先頭は約1時間に1回のペースで回ってくる。先頭ラッセル後は、自分のザックに戻って小休止。こうすることで、皆でまとまって休憩することなく、効率良く先に進むことができる。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 青空が広がり、太陽が顔を出す。気持ちの良い陽気の中、明るい気持ちで前へ進む。
青空が広がり、太陽が顔を出す。気持ちの良い陽気の中、明るい気持ちで前へ進む。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 霧氷がただただ美しい。
霧氷がただただ美しい。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 10時5分、標高1000mに到達。斜度が緩んでくる。
10時5分、標高1000mに到達。斜度が緩んでくる。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 黒部峡谷〜後立山方面。
黒部峡谷〜後立山方面。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 絶景を堪能しながらのラッセルは楽しい。
絶景を堪能しながらのラッセルは楽しい。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 宇奈月尾根方面。
宇奈月尾根方面。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) ノボセ谷を見下ろす。
ノボセ谷を見下ろす。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) しばらくは細い尾根が続く。
しばらくは細い尾根が続く。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 奥へ伸びるヤセ尾根は雪の平均台のよう。
奥へ伸びるヤセ尾根は雪の平均台のよう。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 11時40分、標高1100m。
11時40分、標高1100m。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 標高1157mピークの後、標高1200mまではちょっとした急斜面。
標高1157mピークの後、標高1200mまではちょっとした急斜面。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) S熊(写真の人)による懸命の胸ラッセル。
S熊(写真の人)による懸命の胸ラッセル。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) ダラダラ続く長いつばき尾根。14時に標高1350mまで来た。
ダラダラ続く長いつばき尾根。14時に標高1350mまで来た。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 明日の昼から暴風雪の予報。昼までに僧ヶ岳を抜けることを考えた場合、もう少し標高を稼いでおく必要がある。
明日の昼から暴風雪の予報。昼までに僧ヶ岳を抜けることを考えた場合、もう少し標高を稼いでおく必要がある。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 15時過ぎまで頑張ってラッセルし、何とか標高1520mまで到達することができた。
15時過ぎまで頑張ってラッセルし、何とか標高1520mまで到達することができた。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 2日目は、1520mの窪地にて幕営。なお、A隊(4名)はこの日、布施川ダムより入山し、標高950mまで進んだそうだ。
2日目は、1520mの窪地にて幕営。なお、A隊(4名)はこの日、布施川ダムより入山し、標高950mまで進んだそうだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 翌1月1日は6時20分に出発。昼から大荒れの予報。タイムリミットは6時間。それまでに僧ヶ岳を抜けられるか、正念場である。
翌1月1日は6時20分に出発。昼から大荒れの予報。タイムリミットは6時間。それまでに僧ヶ岳を抜けられるか、正念場である。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 黎明の月明かりの下でラッセルだ。
黎明の月明かりの下でラッセルだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 東の空が明るみ始める。
東の空が明るみ始める。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 放射冷却の影響だろうか、空気が非常に冷たい。
放射冷却の影響だろうか、空気が非常に冷たい。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 標高が高くなるほど、雪が締まっていてそれほど沈まない。昨日よりは早く進めそうだ。
標高が高くなるほど、雪が締まっていてそれほど沈まない。昨日よりは早く進めそうだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) どんどん空が明るくなっていく。
どんどん空が明るくなっていく。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 7時、標高は1630m。樹林帯を抜け、視界が開ける。
7時、標高は1630m。樹林帯を抜け、視界が開ける。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 富山平野方面。空のグラデーションが美しい。
富山平野方面。空のグラデーションが美しい。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) あまりの美しさに感動する。
あまりの美しさに感動する。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 魚津・黒部市街地方面。
魚津・黒部市街地方面。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) もうすぐ御来光だ。
もうすぐ御来光だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 7時20分、後立山連峰からの御来光。
7時20分、後立山連峰からの御来光。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 図らずも新年初の御来光を見ることができた。昨日頑張ってラッセルして良かった。
図らずも新年初の御来光を見ることができた。昨日頑張ってラッセルして良かった。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 太陽が雪や木々をオレンジ色に染め上げる。
太陽が雪や木々をオレンジ色に染め上げる。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 天へと伸びる我々の足跡。
天へと伸びる我々の足跡。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 力強い太陽の光にパワーをもらう。
力強い太陽の光にパワーをもらう。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) そして、前方の展望が一気に開ける。左奥は駒ヶ岳(2002m)、中央右は北駒ヶ岳(1914m)。
そして、前方の展望が一気に開ける。左奥は駒ヶ岳(2002m)、中央右は北駒ヶ岳(1914m)。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 中央右が僧ヶ岳。左から伸びるなだらかな稜線がこれから進む道だ。
中央右が僧ヶ岳。左から伸びるなだらかな稜線がこれから進む道だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) こんな良い天気なのに、数時間後には暴風雪になるのが信じられない。
こんな良い天気なのに、数時間後には暴風雪になるのが信じられない。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 束の間ではあるが、極上の空中散歩を楽しむ。
束の間ではあるが、極上の空中散歩を楽しむ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 8時に1752mピークを通過。
8時に1752mピークを通過。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 歩いてきた一本道。
歩いてきた一本道。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 最高の景色にみんな笑顔だ。
最高の景色にみんな笑顔だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 僧ヶ岳と駒ヶ岳をつなぐ稜線が近づく。
僧ヶ岳と駒ヶ岳をつなぐ稜線が近づく。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 10時までに稜線に到達できれば、僧ヶ岳方面へ。到達できなければ、撤退の判断だ。
10時までに稜線に到達できれば、僧ヶ岳方面へ。到達できなければ、撤退の判断だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 10時ギリギリに標高1900m、稜線に到着した。
10時ギリギリに標高1900m、稜線に到着した。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) まだ青空が広がっているが、強い風が吹いて時折、地吹雪となる。
まだ青空が広がっているが、強い風が吹いて時折、地吹雪となる。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) Y隊長が一瞬進むのを躊躇する。それもそのはず。万一、尾根上で誰かが動けなくなり、吹雪かれたら、全員遭難のリスクがあったからだ。
Y隊長が一瞬進むのを躊躇する。それもそのはず。万一、尾根上で誰かが動けなくなり、吹雪かれたら、全員遭難のリスクがあったからだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) だが、大ベテランNさんの後押しもあり、暴風吹き荒れる魔の稜線を通過することを決意する。
だが、大ベテランNさんの後押しもあり、暴風吹き荒れる魔の稜線を通過することを決意する。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 強い気持ちで進み出す。行動不能ほどの風ではない。30分ほどで最低鞍部1754mまで来た。
強い気持ちで進み出す。行動不能ほどの風ではない。30分ほどで最低鞍部1754mまで来た。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) だが空はすでに鉛色。先を急がねば。
だが空はすでに鉛色。先を急がねば。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) ここからは登り。時折深い雪に足を阻まれる。右側には巨大な雪庇。気温は-8℃、風速はおそらく10m以上、体感温度は-20℃程度だろうか。
ここからは登り。時折深い雪に足を阻まれる。右側には巨大な雪庇。気温は-8℃、風速はおそらく10m以上、体感温度は-20℃程度だろうか。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 地吹雪で視界が効かない。さらに眼鏡も凍りつく。ウール+防寒テムレスの手袋をしていても、指先が凍るように冷たい。厳しい状況の中、1時間半耐え抜き、12時12分、やっとの思いで僧ヶ岳山頂に到着。Nさん(73歳)が「身体が冷え切っている」と言う。風を少しでも避けられる場所で雪を掘り、ツェルトを被って休憩とした。僧ヶ岳から先も仏ヶ平など、風の強い危険箇所が続く。悪天候の中、これ以上進むのは体力を消耗するだけと判断し、僧ヶ岳直下の1825mにて窪地を見つけ、幕営とした。A隊は、午後からの天候悪化で早めに行動を切り上げ、烏帽子山山頂付近にて幕営したそうだ。
地吹雪で視界が効かない。さらに眼鏡も凍りつく。ウール+防寒テムレスの手袋をしていても、指先が凍るように冷たい。厳しい状況の中、1時間半耐え抜き、12時12分、やっとの思いで僧ヶ岳山頂に到着。Nさん(73歳)が「身体が冷え切っている」と言う。風を少しでも避けられる場所で雪を掘り、ツェルトを被って休憩とした。僧ヶ岳から先も仏ヶ平など、風の強い危険箇所が続く。悪天候の中、これ以上進むのは体力を消耗するだけと判断し、僧ヶ岳直下の1825mにて窪地を見つけ、幕営とした。A隊は、午後からの天候悪化で早めに行動を切り上げ、烏帽子山山頂付近にて幕営したそうだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 夜はずっと雪が降り続いた。深夜12時に雪の重みで目を覚ましたY隊長の指示で、テント周りを除雪した。翌1月2日は6時45分に幕営地を発つ。風も弱く、視界も数十メートルはあって安堵する。風で磨かれた雪面は固く、思ったほどのラッセルもない。
夜はずっと雪が降り続いた。深夜12時に雪の重みで目を覚ましたY隊長の指示で、テント周りを除雪した。翌1月2日は6時45分に幕営地を発つ。風も弱く、視界も数十メートルはあって安堵する。風で磨かれた雪面は固く、思ったほどのラッセルもない。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) スマホのGPSを見ながら進む。7時10分に前僧を無事通過。
スマホのGPSを見ながら進む。7時10分に前僧を無事通過。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 7時40分、右側の偽尾根(尾沼谷へと下降してしまう)に惑わされることなく、正しい尾根に入っていく。
7時40分、右側の偽尾根(尾沼谷へと下降してしまう)に惑わされることなく、正しい尾根に入っていく。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) ここから先は、ものすごい深雪となる。下りなのに、一歩進む度に腹まで沈む。下りでも空荷ラッセルだ。
ここから先は、ものすごい深雪となる。下りなのに、一歩進む度に腹まで沈む。下りでも空荷ラッセルだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 視界は効かないが、風は穏やか。ここまで来ると、もう道迷いの心配も少ない。
視界は効かないが、風は穏やか。ここまで来ると、もう道迷いの心配も少ない。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 9時7分、宇奈月尾根と烏帽子尾根の分岐(標高1570m)を通過。後に登ってくるであろうA隊のために、竹さおを刺して目印とする。
9時7分、宇奈月尾根と烏帽子尾根の分岐(標高1570m)を通過。後に登ってくるであろうA隊のために、竹さおを刺して目印とする。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 烏帽子尾根に入る。どこでA隊と出会うだろうか。
烏帽子尾根に入る。どこでA隊と出会うだろうか。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) その後、樹林帯となる。広い尾根で少し尾根上を外れたが、トラバースしてルート修正する。
その後、樹林帯となる。広い尾根で少し尾根上を外れたが、トラバースしてルート修正する。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 下りで空荷ラッセルするのは初めての経験だ。
下りで空荷ラッセルするのは初めての経験だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) ガスの中うっすら姿を現わす宇奈月尾根。
ガスの中うっすら姿を現わす宇奈月尾根。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 9時54分、標高1450m。
9時54分、標高1450m。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) うっすら下界が見える。
うっすら下界が見える。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 10時20分、標高1400m。右奥に烏帽子山の姿を捉える。
10時20分、標高1400m。右奥に烏帽子山の姿を捉える。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) A隊との交信により、我々B隊との距離が相当近くなっていることを知る。
A隊との交信により、我々B隊との距離が相当近くなっていることを知る。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 降りてきた尾根を振り返る。
降りてきた尾根を振り返る。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 11時15分、1363mピークを越えた先で、A隊の4名と出会う。山中での感動の再会だ。
11時15分、1363mピークを越えた先で、A隊の4名と出会う。山中での感動の再会だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) A隊4名は布施川ダムから2日半かけてここまで来た。地獄のラッセルに心が折れそうになっていたそうだ。
A隊4名は布施川ダムから2日半かけてここまで来た。地獄のラッセルに心が折れそうになっていたそうだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 他に誰もいない山中で11名が一堂に会した。
他に誰もいない山中で11名が一堂に会した。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) A隊と交差した後は、お互いがお互いのトレースを使うことができるので、一気にスピードアップが可能だ。
A隊と交差した後は、お互いがお互いのトレースを使うことができるので、一気にスピードアップが可能だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 12時に標高1280mの登山口(林道交差点)を通過。
12時に標高1280mの登山口(林道交差点)を通過。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 何も考えずにトレースをてくてく歩く。
何も考えずにトレースをてくてく歩く。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 烏帽子山付近は細かいアップダウンが多い。
烏帽子山付近は細かいアップダウンが多い。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 烏帽子山はもう目の前だ。
烏帽子山はもう目の前だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 緩い登りだが、疲れた身体には応える。
緩い登りだが、疲れた身体には応える。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 13時25分、烏帽子山(1274m)に到着。
13時25分、烏帽子山(1274m)に到着。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) もう少し進んで、標高を下げていく。
もう少し進んで、標高を下げていく。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 前日のA隊のトレースはうっすらと残っていた。
前日のA隊のトレースはうっすらと残っていた。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 14時19分、1175m付近にて適地を見つけ、最後の幕営地とする。なお、A隊は標高1570mの分岐に到達後、宇奈月尾根方面に下山を開始、標高1431mピーク付近で幕営としたそうだ。
14時19分、1175m付近にて適地を見つけ、最後の幕営地とする。なお、A隊は標高1570mの分岐に到達後、宇奈月尾根方面に下山を開始、標高1431mピーク付近で幕営としたそうだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 長かった冬山の旅も終わろうとしている。
長かった冬山の旅も終わろうとしている。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 明日は下山するだけだ。厳しい試練を乗り越えてきた4日間。最後の夜はやっとリラックスできる。テント内での会話も弾む。(缶を火で炙るのは危険です。真似しないでください笑)
明日は下山するだけだ。厳しい試練を乗り越えてきた4日間。最後の夜はやっとリラックスできる。テント内での会話も弾む。(缶を火で炙るのは危険です。真似しないでください笑)
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 全く撮っていなかったテント内での風景。
全く撮っていなかったテント内での風景。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 最終日、1月3日の朝はシーフードヌードル。最高に美味い。
最終日、1月3日の朝はシーフードヌードル。最高に美味い。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 6時40分に幕営地を後にする。相変わらずの深い雪だ。
6時40分に幕営地を後にする。相変わらずの深い雪だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 最終日も空荷ラッセルだ。
最終日も空荷ラッセルだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 7時20分、標高1050m。
7時20分、標高1050m。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 大きなブナの木。
大きなブナの木。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 標高1000mを切ってくると、雪の量が少なくなっていることを実感する。
標高1000mを切ってくると、雪の量が少なくなっていることを実感する。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 雪が少なくなったことで、藪も出てきた。
雪が少なくなったことで、藪も出てきた。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 8時52分、標高750mの林道に出た。
8時52分、標高750mの林道に出た。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) ベテラン陣による信号3兄弟。
ベテラン陣による信号3兄弟。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 林道歩きはだるいので、できる限り尾根を使って降りていく。
林道歩きはだるいので、できる限り尾根を使って降りていく。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 少しだけ林道を使い...。
少しだけ林道を使い...。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) また尾根に入る。
また尾根に入る。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) かなり藪の濃い尾根だ。
かなり藪の濃い尾根だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 9時50分、標高550mの林道にでた。
9時50分、標高550mの林道にでた。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) カーブミラーがこんなに近い。
カーブミラーがこんなに近い。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 最後のショートカット。
最後のショートカット。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) この杉林を抜ければ...。
この杉林を抜ければ...。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 10時、標高430mの林道に出た。後は2kmほどの林道歩きだ。
10時、標高430mの林道に出た。後は2kmほどの林道歩きだ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 長かった5日間を振り返りながら歩く。
長かった5日間を振り返りながら歩く。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 皆、達成感溢れる笑顔だ。
皆、達成感溢れる笑顔だ。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 後続を待っている間、雪の上に2019 HAPPY NEW YEARと描いてみる。
後続を待っている間、雪の上に2019 HAPPY NEW YEARと描いてみる。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 10時55分、布施川ダム湖畔。
10時55分、布施川ダム湖畔。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 11時5分、布施川ダム管理事務所。5日間、皆よく歩き切った。お疲れ様でした。
A隊はこの日の17時前に、無事、宇奈月温泉に下山した。
11時5分、布施川ダム管理事務所。5日間、皆よく歩き切った。お疲れ様でした。 A隊はこの日の17時前に、無事、宇奈月温泉に下山した。
僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳) 2019年もよろしくお願いいたします。
2019年もよろしくお願いいたします。

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