冬の燕岳1泊2日（燕山荘泊）

あけましておめでとうございます🎍 年末にぎっくり背中を起こしてからの久し振りの山登りは辛かったです。でも白銀の北アルプスでのご来光と達成感で、最後は行って良かったな❤の一言です。 キツい日程だったのに、友人はオマーンから帰国後すぐ、私は仮眠も取らず正月だからとハッピアワーから23時まで飲んでしまっていた為に、冬の登山口「宮城ゲート」に着いた時点で既に疲れていたので「行ける所まで！」と出発しました。 雪の降る安曇野❄️ 宮城ゲート（標高770m）から中房温泉（標高1,462m）までの12.2kmは、想像以上に長く、凍結もしていたので滑り無駄な筋力を使ったので足がつる寸前でした。長い距離だしチェーンアイゼンをつけた方が疲れ無かったのかな？と後悔。 中房温泉8:00到着で、既に起きてから24時間以上経過。「もう中房温泉で温泉に入って帰りたい😣」とへこたれながら売店で賞味期限間近のペプシ（特価100円）を購入（因みにオレンジーナは賞味期限切れ100円）。中房温泉の人に「上は吹雪いてるから向かうなら燕山荘に連絡してからが良いかも」と言われ、休憩がてら連絡をすると「吹雪いているけど気温は-10ぐらいで寒くは無いので、風だけ気をつけて登って来て下さい」と、予想外の言葉！ぶっちゃけ危ないから来るなと言われたかった。 中房温泉8:40出発。 下山してきた方々に話を聞くと「吹雪き過ぎて下山を躊躇した」「稜線にトレースがあれば良いけど、見失うと太ももまでズボズボだからワカンを使った方が良いかも」などの話を聞き、更にモチベーションダウン⤵️ 合戦小屋まで風裏だし行ける所まで行こうと、第1ベンチ（標高1675m）、第2ベンチ（標高1840 m）と200mずつ登り、第3ベンチ（標高2005m）、富士見ベンチ（標高2215m）に着いた頃には諦めて登りきろう！と思っていたら風が強くなり吹雪始めてまた後悔…。こんな辛い思いをするなら、もう山登りなんて辞めようとか色々考えました。なんで出発まで飲んでたんだ！？私の馬鹿！家でお留守番をしている犬は大丈夫なのだろうか？昨日からチーズとおにぎり1個しか食べて無いからお腹減ったよ～とか。 13:30合戦小屋（標高2350m）到着。 ここまで来たら引き返せないし、明日のご来光は確実なので、トイレ内の更衣室で支度を整え直して出発。風も登りもキツくなり、合戦沢ノ頭（標高2488m）では「ここでへこたれたら遭難だ、頑張れ」と唱えながら進むも、山荘手前の稜線で一瞬ホワイトアウト。 泣きそうになりましたが、突風が弱まるのを待ち、赤旗を探しながら前進。稜線をワカンで進んでいたら吹っ飛ばされてたのでは？と経験不足ながら考えたりしました。 16:00前に自炊場の冬季小屋入口から燕山荘（標高2712m）到着！ホッとするも、燕山荘内で迷子😣迷路です。案内図通りに進んだのに鍵が掛かっていたり、真っ暗の寝室を進んだり、物置に侵入したり…建物内なので落ち着いてもう一度自炊場に戻り、鍵のかかった扉のガラスが抜けてる所に手を突っ込んで鍵を開けて受付に到着。疲労困憊で憔悴しきっていたので30分も迷いました。 燕山荘ではお正月イベントを開催していて、小学校以来の書き初めをしました。外は吹雪いて賑やかでしたが、暖かい小屋で疲れも一気に回復。ピッケル紛失事件が起きたり（合戦沢の頭で回収）色々あったけど、本当に来て良かったです。 2日目朝、ご来光を眺めてから燕岳（標高2763m）到着！雪化粧の北アルプスと、星空と、ご来光は掛け替えのない思い出になると思います。でも、次は中房温泉で泊まって2泊じゃないと嫌かなぁ？(笑)誰かが1泊で行こうとしたら確実に私は止めると思います。ゆる登山が好きなので、いつも楽をしていたから久し振りに筋肉痛に悩まされそうです。 前回の天狗岳が寒かったので、新たに防寒を買い足したのですが、パフパフの濡れない雪は寒くなく。新しいインソールにした靴は汗をかいて、逆に冷えそうになったので2日目は靴下を薄めにしました。 今回の山ごはん🍙 夕食：霧島ロイヤルポークしゃぶしゃぶ（あごだしスープに、長ネギとささがきゴボウ、タレは胡麻ダレ＋ニンニク＋擂り胡麻）・ホタテラーメン・ワサビ菜の三杯酢漬け 朝：鮑ごはんに、銀だらの西京漬・イクラの醤油漬けのっけ・辻が花のお吸い物 （全ていただき物とお土産） 宮城ゲート～中房温泉12.2km+中房温泉～燕山荘5.8kmでピストンで36kmなのに距離が違うのは何故なんだろう？？