活動データ
タイム
10:02
距離
15.6km
のぼり
1282m
くだり
1571m
活動詳細
すべて見る年明け一発目は、冬季八経ヶ岳ピークハントに挑戦です。 今回のメンバーは、なかもとのひでちゃんとチャコさんの3人で登ります。 標準タイムは、10時間25分です。雪があるのでなかなか進みません。 日が落ちる前までに下山できるでしょうか⁉ ◆ 熊渡~カナビキ尾根分岐まで カナビキ尾根急登 ◆ 朝の3時30分、道の駅かつらぎに集合して天川村に向かいます。 私は、雪山の経験がほとんどありません。ですので、自分の中で最高の準備をしました。 ウェアもハードシェルがないので、ダウンジャケット・ソフトシェル・その下にアンダーウェアを含む3枚の計5枚を持って行き、下もアルパインパンツがないのでゴルフの冬用のパンツで代用。 ホッカイロは、「桐灰マグマ」登山シューズも夏用しかないので、足の中に入れるカイロを貼っての登山です。 5時に熊渡到着。誰もいません。そして、まだ夜明け前なので車の電気を消せばあたりは真っ暗です。そして、空には満開の星空。 ヘッドランプをつけての準備です。 まさか冬山に夜明け前から登るなんて、私一人では考えられません。誘ってくれたひでさんに感謝です。 では、登山届を出して出発です。 ただ熊渡はスマホの電波が届かず、活動日記が途中からになっていますのでもし登山計画を参考にされる場合注意してください。 登り始めて、30分最初の難所のカナビキ尾根です。バカみたいな急登です。 最初は、雪が無かったので普通に登っていたのですが標高が上がるにつれ雪が出てきます。 途中から軽アイゼン装着。アイゼン無しでは、滑って登れません。 急な登りを、延々登って2時間。日も昇り明るくなりました。 カナビキ尾根は、難所です。もっと急登をアピールしても良いのでしょうが、分岐からのもう一つの双門コースがあまりに難コースで有名なので影が薄いです。 ただ、カナビキ尾根も難所です。 ◆ 分岐から明星ヶ岳山頂 山頂付近暴風 ◆ カナビキ尾根と天川川合からの合流の分岐からどんどん登って行きます。 まだ風はあまり吹いていないですが、徐々に雪が深くなってきます。 この辺りからは、くるぶしまで埋まるくらいの深さです。 ただ先頭をずっと歩いてくれたなかもとのひでちゃんが、踏み跡をつけれくれるので私はその後を進んだのでまだ進みやすかったです。 ひでちゃんは、かなりしんどかったはずですが文句も言わずずっと先頭を歩いてくれました。感謝です。 ただひでちゃんは、「雪マニア」です。雪が深くなるにつれどんどんテンションが上がっていきます。 そうこうしている間に、狼平と明星ヶ岳の分岐です。 もし雪が深ければ、狼平から弥山経由で八経ヶ岳登頂でピストンで行こうと話をしていたのですが、チャコさんもしっかり歩けていたので、そのまま明星ヶ岳~八経ヶ岳~弥山~狼平避難小屋のルートに決定しました。 この分岐での、リーダーひでちゃんとメンバーとのやりとりが、 「明星ヶ岳の周回ルートと狼平避難小屋ピストンルートどうします??」 「時間早いんで、明星ヶ岳周回ルートでいいですよね。」 メンバー誰もYESと言っていません。 雪でテンションが上がっている嬉しそうなひでちゃんには何も言えず難関の明星ヶ岳ルートへ! チャコさんが、死なないか心配でしたが、実はめちゃくちゃ健脚な人でした。 明星ヶ岳までのルートは、誰も通っていないのか雪がヒザ近くまで埋まります。 そして、倒木をかわしての進みます。かなり体力を消耗します。しかし、誰も弱音を吐かず山頂まで進みます。 その時、神様からのご褒美で晴れ間が差してきました。 ◆ 明星ヶ岳~八経ヶ岳山頂 とにかく暴風 ◆ 困難なルートを越え、ようやく明星ヶ岳山頂到着です。 この時のひでちゃんのテンションはMAX]で、3人で手をつないでピークハントです。 この時だけ晴天です。景色は最高ですが、山頂は風速10メートルを越える暴風です。 とにかく寒いので、すぐに風がよけれる場所まですぐに下りました。 最大の5枚レイヤリングと顔をすべて覆って八経ヶ岳に向かいます。 八経ヶ岳までも、暴風との戦いです。 とにかく寒いですが、5枚レイヤリングが成功しまだ絶えれる寒さでした。そのまま八経ヶ岳山頂到着。ただ暴風です。すぐに下山して弥山に向かいます。 ◆ 弥山避難小屋~狼平避難小屋 ◆ そうこうしている間に、弥山避難小屋到着です。 ここで昼にしようかと思っていたのですが、弥山避難小屋、戸が立て付けが悪く開きません。ですので、昼は、狼平になりました。 ここで地図を確認すると、弥山のピークは避難小屋周辺にはありません。 ですので、私一人で弥山のピークに向かいます。 避難小屋から5分でピークハント! あとからひでちゃんも来てくれました。 弥山山頂からは、八経ヶ岳と明星ヶ岳がとてもキレイに見えます。 おススメの絶景ポイントです。 では、狼平に下ります。この下りは、木の階段がついているのですが雪で見えません。 見えないところに急に木の階段が出現するので、歩きにくい! 何度も足をくじきかけました。 夏場ならきっと登りやすいでしょうが、冬場は、見えなくて木の階段の間に何度が足が挟まりました。 勢いよく足を出していれば、骨折してもおかしくありません。 もし行かれる人は気をつけてください。 苦労しながら、狼平避難小屋に到着です。 狼平避難小屋、めちゃくちゃキレイです。トイレはありませんが、周りでテント泊も出来るそうです。 ここで、温かいカップラーメンを食べて生き返ります。 生き返ったところで、熊渡まで、まだ長いですが2時下山開始です。 ◆ 狼平避難小屋~熊渡まで ◆ 狼平避難小屋は、雪が少なくなり歩きやすかったです。 しかも、あのやりとりがあった分岐からは自分たちが歩いてきた足跡がついているので道に迷うこともありません。 このまま、難所のカナビキ尾根を下りませす。 かなり急な下りです。雪があるので慎重に下ります。 そして、ある程度下れば雪がなくなり軽アイゼンを外して進みます。 ただ5時からの登り始めて、只今15時30分です。10時間を超えています。 かなりしんどいですが、下山しなければなりません。 カナビキ尾根を抜ければ、ゆるやかな登山道を下ります。 そして、16時13分無事に下山しました。 今日は、だれともすれ違わなかったので八経ヶ岳に登ったのは私たちだけだと思います。それだけ難関ルートですね。一歩間違えれば、下山できなくなるルートです。朝の暗い間から登って大正解です。 今回は雪の八経ヶ岳で、しかも山行距離22キロ。 一人では、この計画は立てれません。 ひでちゃんに雪山を教えてもらって感謝です。 本格的には来年から雪山には挑戦しようと思っています。今度は一人で挑戦できるように今年も精進したいと思います。 ひでちゃん、チャコさん、お疲れ様でした。 今年も、みなさまよろしくお願いいたします。
メンバー
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