飯盛山〜大福山〜俎石山(大阪府・紀泉アルプス)

2019.01.14(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 27
休憩時間
48
距離
21.6 km
のぼり / くだり
1053 / 1075 m
22
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37
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1 12

活動詳細

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年末年始はひたすら家にいた。なぜかは分からぬが、山に登らねばという衝動が湧きおこらなかったのだ。寒い中、雪山だ、アイゼンだというのが億劫になっていたのやも知れぬ。正月気分も消えた1月14日、やっと重い腰を上げ紀泉アルプスにやって来た。最初は8時頃に神戸を出て、南海電鉄孝子駅に10時頃について、だらだら登ろうかと考えていた。ところがYAMAPのコックンさんの投稿された「やってはいけない山歩き」という本を読んで計画を変えた。山登りは極力リスクを減らしておかねばならないスポーツだ。天候のリスク、体力のリスク、技術のリスク、単独行のリスクといろいろあるが、なんといっても時間のリスクが最大で最重要だ。時間のない山歩きは焦りを生み、転落・滑落・道迷いにつながる。そんな訳で暗いうちに神戸を出て8:30に孝子駅を降りた。 今年は飛脚登山は絶対にしないぞと誓いつつ、周囲を見回しながらゆったりと歩いていく。サコッシュには地図。ルートにはマーカーを引き、通過予定の時刻も書き込んである。高仙寺でお参りして高野山へ。藤戸山を越えて飯盛山へ。晴天無風、今日は最高に天気がいい。冬にこの天気は、そうそう望めない。山頂には先客が二人、それぞれがソロ登山のようだ。早くも食事をされていた。その脇を通り展望台へ。そこからは淡路島、明石海峡大橋が遠望できる。すぐ近くに見える海は岬公園。休日の午前、ゆったりした時間だ。暫し佇んだ後、飯盛山を後にし札立山へ向かう。11:15山頂着。先輩女性2人連れが丁度ランチを終えて出発するところ、これから飯盛山の方へ歩くという。小生と逆ルートだ。そんな会話をしながら手早く昼食の準備をする。といってもカップ麺と非常食カレーに熱湯を注ぐだけだ。彼女たちが去った後、一人ズルズルッと麺をすする。乃木坂46がイメージキャラクターとなっている、カップスターの和ラー塩。麺がもっちりしていて食べ応えがあり、スープは程良くあっさりしていて実に美味い!こいつはヒット商品だ。そこへソロ登山の先輩男性がやって来た。向こうもランチタイム。挨拶を交わし雑談する。先輩曰く、非常食のレトルト飯で一番好きなのはチキンライスだそう。パウチの中で作っておいて、それをコンロに乗せたフライパンの中に投入。そこへケチャップと刻んだベーコンなんかを入れて、熱々に仕上げるそうだ。話し方がお上手で、聞いてるだけでヨダレが出てくる。山の話もされて、一番のおすすめの山は紀伊半島のど真ん中にある、釈迦ヶ岳だそう。特に紅葉の時期が素晴らしいんだとか。絶対に登ろうと決意する。 お先にと挨拶して大福山へ向かう。歩いているとうっすらと汗を掻く程度。気持ちいい。何も考えずに頭の中を空っぽにしたいのだが、ついつい仕事のことを考える。そうだ!こんどアレを提案してみようなどと、下手なアイデアも山の中ではグッドアイデアに感じる。夢の中と似ている。これ白昼夢なのかな?まぁそれでもいいんだろう。こういうことを考えることも山の楽しさのひとつなのかも知れぬ。 大福山を越え俎石山へ。まないたいしやま。この漢字は、なかなか読めない。山頂にはお父さんと娘さんの親子連れ。彼らに向かって、これ読めたら漢検2級やな等と冗談を飛ばす。娘さんというのは、小学低学年の女の子だ。お父さんが小生の写真を撮ってくれた。こちらも撮ってあげる。すごく感じの良い親子だ。囲碁の天才少女のなかむらすみれちゃんを連想させる子だ。 俎石山から後は下山。鳥取池を経由して井関川沿をえんえんと歩く。和泉鳥取池には16:20着を予定していたが15:00前に着いた。日はまだ十分高い。平成最後の年の初登山、気持ちよくリラックスできた一日だった。今日も感謝の山歩きだった。さて神戸に帰るか。

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