谷川岳は甘くない

2016.04.16(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
20 時間 18
休憩時間
4 時間 10
距離
24.9 km
のぼり / くだり
2205 / 2206 m
1 44
46
40
30
13
7 16

活動詳細

すべて見る

今回は朝日岳へと向かう。 戻りは谷川岳の中間道を通って戻ってくる予定だ。 白毛門で朝日岳からピストンするより中間道の方が楽だと良く登っている人から情報ももらえる。 別の人からは気温が下がる時間帯は雪面が凍って危険だったとの事。 なんにせよ情報交換は大切だ。 この日私は少々体調不良でお腹に力が入らない。 それでもだましだまし登る。 もう少しで朝日岳という所で右の太ももが攣る。 この体調不良、心当たりがある。 会社で隣の人がげほげほと咳き込んでいた。 私もちょっと咳が出るし関節が痛いし椅子に座っていて足が攣るなんて症状が思い返せば出ていた。 丈夫なもので気が付くのが遅れたんだね。 朝日岳で昼食にしてからいよいよ初めてのルートだ。 その前に本日朝日岳まで来たのは私たちだけだった。 他の人たちは白毛門か笠ヶ岳でピストンみたいだ。 下りのルートは新潟方面が良く見える、天気が良ければ海も見えるだろう。 つまりはこの尾根筋で雪が盛大に振り落とされる場所だ。 だからものすごい雪庇が続く。 真冬にこのルートはないな。 そして小屋が見えてくる。 小屋から先は谷川岳の中間道だ。 ちなみにここから七つ小屋山へと向かえば馬蹄形コースだ。 まあ中間道は便宜上の呼び名で本当は国道291が正式名称である。 そしてここからが地獄の始まりだった。 朝日岳側から見て国道ははっきりとしていたので何の疑問も不安も無かった。 しかし見ると歩くは大違いだった。 よく考えれば当然だ。 1、豪雪地帯 2、雪崩の巣 3、ガレ場 だからね。 道なんて雪に埋もれてただの急斜面で時たま岩場と雪崩た後だ。 トラバースに失敗すれば奈落の底に滑落必死である。 そんな場所が延々と続く。 そのせいで進行は遅々として進まない。 ワンミスが命取りになるのだから当然である。 白樺避難小屋に到着した時時刻は19時を回っていた。 ここでもう一ついや、二つかな賢明な選択を逃してしまう。 一つは避難小屋で朝まで休む。 二つは登山ルートを下山する。 三つ目の中間道を行くを選択してしまうのだった・・・・ 当然辺りは暗闇、ライトの光を頼りに危険なルートを歩く。 あ、行き止まりだ。 どうやら道を見失ったようだ。 暫く考える。 そして道を探すことにする。 一人奮闘していると二人がいないことに気が付く。 いけないと二人を探すが見つからない。 足跡も見つからない。 暫く考える。 そこで私一人で戻ることにする。 戻りも危険だが変な場所を無理に行って滑落するのはもっと御免だ。 戻りは時間を忘れていたみたいで早かった。 その時向かいの山にライトが見える。 点滅させると向こうも点滅だ。 どうやら無事みたいだ。 先ほどからスマホの電源は落としてある。 いざという時に使えるようにだ。 そのスマホの電源を入れてみる。 アンテナが立っている。 電話してみる。 繋がった! 向こうは国道で私は登山道で下山と決定する。 後は楽勝だ・・・・・・・とか甘くは無い。 登山道まではすぐに着いた、踏み跡もあったので迷わなかった。 途中までは。 雪が無くなってくると登山道を度々見失う。 なにせ真っ暗で良く分からない。 それでもなんとか沢の横まで来た。 何度も雪を踏み抜いて膝とすねを打ちとても痛い。 しかしそんな事は気にしていられない。 何度も登山道を見失うそのたびに藪漕ぎになる。 危険なガレ場を横切る度に傷が増えていく。 岩場のトラバースは手がかり足掛かりが少なく下は轟轟と雪解け水が流れている。 何とかそれでも巡視小屋まで来た。 いや来たというか藪漕ぎしていて通り過ぎた。 と言うことはここからあと1時間ほどだ。 本来ならば。 しかし登山道を見失っている。 上の方にあるらしいのでよじ登ろう。 無理だ滑って登れない。 方向は合っているから藪漕ぎする。 とっくの昔に水は切れている。 喉が渇く。 沢の水を何度飲もうかと誘惑にかられる。 我慢する。 雪解け水なんて御免だ。 そして登山道を見つける。 随分と歩いた。 まだ着かないのかと思っているとチラリと明かりが見える・・・・ 気がする。 さっきから明かりが見えたと思って目を凝らすがなにも見えないを何度か繰り返しているから懐疑的なんだ。 しかし今回は間違いなかった。 ロープウェイ駅が見えてきた。 良しもう少しだ。 すると大きな広場に到着する。 広場にはこれより先車は進入禁止とある。 真っ暗な中ヤマップの地図を頼りに道を探す。 全く分からない。 河原の中州で腰を下ろす。 考えよう。 先ほど二名からは到着の知らせがあった。 ならヘルプだ。 電話で迎えに来てもらう。 なんだかなー。 そこが道なのかよって位近い場所が道だった。 そして午前2時45分に登山が終了するのであった。 何度か滑落したし生きてて良かった!w

谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 定刻6時半出発だ
定刻6時半出発だ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 昨晩は氷点下だったらしい
昨晩は氷点下だったらしい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 馬蹄形
馬蹄形
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 雪解け水が轟轟と
雪解け水が轟轟と
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 朝日岳を目指して登っていきましょう
朝日岳を目指して登っていきましょう
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 体調が悪いなあ足が重い
体調が悪いなあ足が重い
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 遠くの滝の音が良く聞こえる
遠くの滝の音が良く聞こえる
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 前二人とは離れているけど開いては行かない
前二人とは離れているけど開いては行かない
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 もう少しで森林限界かな?
もう少しで森林限界かな?
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 雪が
雪が
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 積もってくる
積もってくる
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 結構登ってきた急登だ
結構登ってきた急登だ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 鎖場になっている
鎖場になっている
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ちょっときれい
ちょっときれい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 白毛門が見えてきた
白毛門が見えてきた
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ここは松ノ木沢の頭
ここは松ノ木沢の頭
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 来月になるとまた違う谷川岳なのかな
来月になるとまた違う谷川岳なのかな
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 体調が良ければもっと楽しいのだが
体調が良ければもっと楽しいのだが
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 足に力が入らない
足に力が入らない
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 なんとか朝日岳は踏破したい
なんとか朝日岳は踏破したい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 天神平スキー場からのコースが見える
天神平スキー場からのコースが見える
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 辛いです
辛いです
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 所々雪質が冬のようだ
所々雪質が冬のようだ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 きつい
きつい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 固い
固い
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 落ちそうなのでこれに切り替える
落ちそうなのでこれに切り替える
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 うーん
うーん
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 なかなかのものです
なかなかのものです
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 あと少しで白毛門
あと少しで白毛門
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 雪面にクラックが入っていたら近づくな
雪面にクラックが入っていたら近づくな
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 白毛門に到着まだまだ
白毛門に到着まだまだ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 目指すは朝日岳
目指すは朝日岳
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ここも体力を削られる
ここも体力を削られる
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 へろへろ
へろへろ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 私だけへろへろ
私だけへろへろ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 美しい
美しい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 もう少しだ!
もう少しだ!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 笠ヶ岳がねw 到着ー
笠ヶ岳がねw 到着ー
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 避難小屋だ
避難小屋だ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 日本海側、海も見えているかも
日本海側、海も見えているかも
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 谷川岳の中間を走る酷道あれを使う
谷川岳の中間を走る酷道あれを使う
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 沼地が見える
沼地が見える
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 笠ヶ岳からは私たちのみ
笠ヶ岳からは私たちのみ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 すっごい積雪
すっごい積雪
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 遠く見えるは朝日岳
遠く見えるは朝日岳
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 まだずっと向こう
まだずっと向こう
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 右太ももが攣り始める、あの岩場の上なんだけなあ
右太ももが攣り始める、あの岩場の上なんだけなあ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ひーこら ん’’! 見えてきた
ひーこら ん’’! 見えてきた
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 やったー
やったー
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 山頂でお昼を食べて先へと進む
山頂でお昼を食べて先へと進む
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 巻機山への分岐には足跡が!凄い!!! 遠い!!!!
巻機山への分岐には足跡が!凄い!!! 遠い!!!!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 馬蹄形の先っぽ
馬蹄形の先っぽ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ナイフリッジな まあ危険
ナイフリッジな まあ危険
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 清水峠が見える
清水峠が見える
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 茂倉山は左端
茂倉山は左端
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 振り返りの朝日岳
振り返りの朝日岳
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 座布団で滑って下りたみたい
座布団で滑って下りたみたい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 清水峠が近くなる
清水峠が近くなる
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 クレパス
クレパス
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 送電線を越えればあと少し
送電線を越えればあと少し
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 真っすぐ登れば馬蹄形コース
真っすぐ登れば馬蹄形コース
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 白崩避難小屋とか厳しそうな名前だ
白崩避難小屋とか厳しそうな名前だ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 大きな風向風力計は動いていない
大きな風向風力計は動いていない
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 国道291は埋まっている
国道291は埋まっている
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 馬蹄形の方が安全だ
馬蹄形の方が安全だ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 所々にある雪崩の後
所々にある雪崩の後
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 滑落注意、ずっと注意
滑落注意、ずっと注意
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 時間が・・・・・
時間が・・・・・
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 暗くなってきた
暗くなってきた
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 サドンデスに突入だw
サドンデスに突入だw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 写真はここまで、そんな暇は無かったんだよw
写真はここまで、そんな暇は無かったんだよw

メンバー

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。