最初の1滴を探しに・・・(玄倉川水系・弥七沢右俣)

2016.04.18(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 16
休憩時間
1 時間 18
距離
3.8 km
のぼり / くだり
617 / 625 m
2 55
1 12

活動詳細

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4/18(月) 今日は、富士山へBCの予定だった。。 だが・・・嵐 なので富士山は中止になった。。 中止だけど代わりに沢に行くというので、せっかく無理して平日休んだので家でダラダラしていても勿体ないので始発電車で集合場所の秦野駅へ・・・ 場所は弥七沢 ガイドブックにも載っていない沢 地図で探すと、有名な小川谷へ行く途中にある沢 駅から丹沢に向かう空は青空、目の前には雄大な富士山 昨日は嵐 台風一過のような天気だ! この富士山を見る限り、もしかして大丈夫じゃなかったのか?と思うような穏やかさ 新緑がきれいだ 丹沢湖畔を走り玄倉林道へ・・・ 林道わきの駐車スペースに車を停めて身支度していると・・・ CLが一言「今日の沢は濡れるよ!」 って事で上下カッパを着込む 8:35歩き出す すぐの道路脇から入渓 最初はコンクリートの堰堤・・・流れ右側から越える 上に出ると滝が・・・ F1(5m)みると手掛かり足掛かりはありそうなのだが、 「桃屋のごはんですよ!」を塗りたくった様に黒光りしたコケが全体を覆っている 流れ左からCLが取付く やはりコケに苦戦している  一手一手確認しながら登っている おいらもロープを出してもらわなくても行けそうな感じがしたのだが 最初の滝、振り向けば停めた車もすぐそこに見える位置、まだ体も温まってもいないし、解れてもいない・・・ 念のため・・・ というかチョット嫌な感じがしたのでロープを出してもらったあせあせ やはりヌルヌル 手足が心もとない・・・ロープ出してもらって良かった。。 上に出ると透明すぎて水があるのか無いのか解らないような小さなな釜がある 釜を回り込むとF2アルミ脚立が立て掛けてあるが、斜めっていて意味が無い 越えて回り込み奥まったところにF3(10m)ヒョングリ滝 上部がスラブ状で勢いよく流れ落ちてきた水が、途中で大きく跳ね上がっている 水流右側を登るらしいのだが、やはりコケコケ・・・まだ水流の方がましかな? やはりCLも水流突破を選んだ 左岸から中段で跳ね上がった水柱のような流れの中に身を投じ安定しそうな右岸に出た。 そこからスタンスを確認しながら水流の中を進む・・・ シャワークライミング 水が跳ね上がる中段で何やらゴソゴソしているCL 中段から上、ここから角度が変わり垂直になり水流が勢いを増す どうやら残置ハーケンにスリングを通している、それにヌンチャクを付け足し、長くしてビレイにしてるようだが・・・気休めだ それを見ていて・・・ 最初からロープを付けてリードで安心して登ってもらえれば良かった。。と思う・・・ だが おいらは確保器持ってないし、ジムで1回やったきり、ロープの通し方や確保の仕方も覚えてない 今度は役に立てるよう覚えないと・・・ 無事登り ロープを出してくれた。 さあ・・・おいらの番だ!ロープがあるから安心して登れる ロープがあると ちょっと無理そうな体勢でも、やってみようと思える やはり 水柱を越えて右岸に出ないと登れないようだあせあせ 跳ね上がった水柱で磨かれた右岸の岩にフリクションを求めて水流の中に靴をねじり込む 中段で跳ね上がった水が容赦なく上から降り注ぐ・・・ ババババババァーしか聞こえない 中段まで登った。。 両足で水流を跨いで体を安定させてハーケンに通してあるスリングとヌンチャクを回収 濡れて水を吸ったスリングを抜き取るのは手こずるし緊張する 無事回収 あと半分・・・ しかし あんなんでよくCL登ったなぁ ヌメヌメのツルツルだよ やはりロープはありがたい 上に出て下を見ると・・・高っ!怖っ! だが、ここから先はまさに秘境  苔むした岩のゴルジュが続き、そこを透明な水が流れる 何処からか山桜の花びらがヒラヒラと舞い落ちてくる ピンクの花弁が水に浮かび流れてくる その光景は「禅」の世界だ。。 日の光が谷底まで届きポカポカと暖かい 木々の新芽がキラキラと銀色に輝いてる 次々と7m前後の滝が現れる それにしても美しくて楽しい沢だ 次々と滝を越えて行く・・・ 10:30 最後の滝を巻いて休憩 辺りは源頭部の様相になってきた。。 おいらは土曜日に熱海旅行の時に買ったシウマイ弁当の残り とうに消費期限切れ ご飯はカチカチで食べられなかったが、おかずは全然OK・・・あとは帰りまで腹痛を起こさなければ大丈夫だろう! この先の中間尾根から詰め上げ ザレザレの急登 久々にキツイ詰め上げだった。。 稜線に出れば風が強い この高度で、これだけ風があれば富士山はとんでもない事になっていただろう 中止して正解だったな・・・ 下りはルートファインディングしながら(CL)下る 途中で立派な椎茸を採取しながら 12:43 無事下山 弥七沢・・・ ショートな沢だが変化にとんだクライミングが出来る沢 でも・・・ 光景はまさに秘境  美しい沢だった。。

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