活動データ
タイム
06:28
距離
13.6km
のぼり
1384m
くだり
1130m
活動詳細
すべて見るドカ雪が降ったとニュースで見たので鈴鹿の御在所岳に登ってきました。 今回も「本谷ルート」です。一応「上級者向け」のルート、の、積雪期登山です。 で、タイトルの通りゾッとする出来事(盛りすぎ?)もありましたので、ご報告させていただきます。 御在所岳は標高1,212mの低山ということもあり、できるだけ低いところから登りたかったので 最寄り駅の「湯の山温泉駅」から約1時間かけて御在所ロープウェイまで歩きました。 前日に雪が降ったため路面には雪が積もっていました。 本谷ルートに入るためにロープウェイ乗り場左手から「裏道」に入り、いったんスカイラインに出てから 「中道登山口」横から本谷ルートに入りました。 で、中道登山口前で後の出来事につながる出会いがありました。 登山口前には若い(10代?)外国の方が1名おり、準備をしていました。 冬山装備というものは持ち合わせているようには見えず、「ジーパン+リュックサック+登山靴」姿で、 ピッケルやトレッキングポールは持っていませんでした。 軽く挨拶をして、私は中道と反対(左手)にある橋を渡り、本谷ルートのスタート地点となる御在所の家に向かいました。 御在所の家の前でアイゼンを装着していると、先ほどの外人さんが後ろからついてきて、 目の前を通って再びスカイラインの方へ下りて行かれました。 この時、正直なところ「???」という感じでしたが、さすがに装備なしなので様子見くらいで帰って行かれたのかと軽く考えていました。 準備を終えて本谷ルートに入ると、前日に雪がふったばかりなので積雪はそれなりにありました。 しかし、岩場の上は思いのほか雪が薄く、ピッケルどころかアイゼンも効きが悪いところが多く 難易度は結構高かったです。 で、難所に差し掛かりダブルアックスに切り替えようとピッケルを取り出していると、 歩いてきた後方の木の陰にじっとこちらをうかがっている人影が...。 「え!?」と驚くとともに「まさか...」と思い、じっと様子をうかがっていると、 ひょこっと顔を出したその人物は、先ほど帰ったと考えていた外人さんでした。 それもノーアイゼン...。 さすがにまずいと思い、つたない英語で、 ・本谷ルートであって、中道ではないこと ・危険なルートであること を伝え、戻るように伝えました。 何とか伝わったようで引き返してくれましたが、 積雪期の本谷ルートに、冬山装備(アイゼン、ピッケル)なしで、ましてや中道と間違えて(?) ただただ先行者(私)についてきていたことに、ゾッとしました。 もし止めることができず、ついてきて何かあったときには...ということを考えると、恐ろしく思いました。 その後は順調に登り無事大黒岩にたどり着きました。 この日は強風のためロープウェイがほぼ終日止まっていたため、 私が到着したころの山頂には登山者が数名(確認できたのは4名)しかいませんでした。 下山では多くの方をみかけましたが。 ■本谷ルート情報 ・谷間は雪が結構積もっていました。 ・岩の上は雪が薄く、アイゼン・ピッケルは効かない箇所も多いです。 ・小さな滝の横を登る個所では、急こう配で雪が薄く、 ピッケルもアイゼンも岩に弾かれてかからず、結構怖いです。 ・ロープがかかっている箇所がありますが、凍り付いてツルツルです。 ・時々踏み抜くと腰下くらいまではまる場所があります。
活動の装備
- 富士フイルム(FUJIFILM)デジタルカメラX100SFFX-X100S
- モンベル(mont-bell)GORE-TEX アルパインスパッツ
- ペツル(PETZL)クォーク
- ペツル(PETZL)クォークハンマー
- ペツル(PETZL)サルケン
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