遠州修験道春峯踏査(事任八幡宮本宮山 磐座)事任八幡宮臨時駐車場よりピストン

2019.01.30(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
42
休憩時間
0
距離
1.7 km
のぼり / くだり
158 / 157 m
20
16

活動詳細

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遠州は遠江国一宮 小國神社の神体山として崇められる本宮山を起点にして、東方には白山・春埜山・大日山・大尾山・粟ヶ岳へと山並が連なり、太平洋に突き出た駒形神社の御神体である御前崎(御前岩)を経由し、笠原荘の熊野山々を巡りながら再び峯中路を踏み分け、小笠山から法多山へ到達する春の入峯修行が存在しました(「遠州の霊山と山岳信仰ーその源流と系譜ー」より)。その歴史ある道を、かつての修験者達のことを想像しながら踏破してみたい!という歴史ロマン溢れる山行を2017年から細々と続けています。 ※今回は「粟ヶ岳~事任八幡宮~巖室神社」のルート踏査のための下見です。 私たちが遠州修験道踏査を始めるきっかけとなった、浅羽郷土資料館(現・袋井市郷土資料館)平成19年度特別展「遠州の霊山と山岳信仰 ~その源流と系譜~」の解説図録。それを執筆、編集された山本義孝さん(現・歴史文化館館長)にもしかしたらお会いできるのではないかと、用事で出かけたついでに郷土資料館を訪ねました。今の展示は特に山岳信仰に直接関連するものではありませんでしたし、偶然少しだけお会いすることができた山本館長はとても忙しいご様子で今日はほとんどお話することができませんでしたが、精巧なジオラマやイラストなどを多用した展示はとても解りやすく、職員の方も懇切丁寧な解説をしてくださったおかげで、とても楽しく観覧することができました。また修験道踏査に行き詰まった時は、再訪して山本館長にお話を伺いたいと思います。 袋井市郷土資料館訪問の後、掛川市の事任(ことのまま)八幡宮へ移動。道路を挟んで本殿の正面にある本宮山をちょっとだけ歩いてきました。春峯では粟ヶ岳から事任八幡宮を経て金谷の巖室神社へ向かうのですが、かつての修験者たちは現在の東山いっぷく処に通ずる車道ではなく、その西側の尾根伝いに南下して事任八幡宮本宮山の山頂にある磐座へ抜けてきた気がするので(今の道は昔はなかったでしょうし)、磐座から北へ下りれそうな道が残っているか確認してみたかったんです。 距離も標高差も大した事ないので、まったくの手ぶら&デニムのパンツという格好で行ってしまったんですが、奥宮より上の山道は想像以上に急登で残置ロープ(これがあって本当に助かりました)や木の根を掴まないと登れない箇所がありました。なんとか無事に磐座に到着すると、山頂のすぐ北側に比較的広い山道が確認できました。最後まで歩ける状態なのか分かりませんが、また今度踏査してみたいと思います。 それにしても今回一番驚いたのは、誰にも会わないと思っていた奥宮からの山道で、上から下ってきた方に出会った事です。その方は登山や渓流釣りが好きで、トレーニングの意味でよくこの本宮山を登られてるのだそうです。

東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 外出ついでに寄った袋井市郷土資料館。職員の方が自作されたジオラマがいっぱいで凄かった。無料なのでお近くの方は一度行ってみてください。
外出ついでに寄った袋井市郷土資料館。職員の方が自作されたジオラマがいっぱいで凄かった。無料なのでお近くの方は一度行ってみてください。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 道の駅 掛川から見る事任八幡宮本宮山。思ってたより高く見えたのでちょっと不安に。
道の駅 掛川から見る事任八幡宮本宮山。思ってたより高く見えたのでちょっと不安に。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 事任八幡宮臨時駐車場から出発。奥宮の入口は本殿から車道を挟んだ反対側です。
事任八幡宮臨時駐車場から出発。奥宮の入口は本殿から車道を挟んだ反対側です。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 未舗装ながら歩きやすい。
未舗装ながら歩きやすい。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 途中から階段になります。371段あるそうです。
途中から階段になります。371段あるそうです。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 途中分岐があったので覗いてみましたが、植樹があるだけで道はすぐ途絶えてました。
途中分岐があったので覗いてみましたが、植樹があるだけで道はすぐ途絶えてました。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) あと71段。
あと71段。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 奥社が見えました。
奥社が見えました。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 普通の人が来るのはここまで。
普通の人が来るのはここまで。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 自分はちょっと普通じゃないので(笑)こちらからさらに上へ。
自分はちょっと普通じゃないので(笑)こちらからさらに上へ。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 先程とは比べものにならないほど急登です。
先程とは比べものにならないほど急登です。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 国道1号線(掛川バイパス)が見えました。
国道1号線(掛川バイパス)が見えました。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) NHKの標石?
NHKの標石?
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) なるほど、アンテナがありました。ラジオの中継局?
なるほど、アンテナがありました。ラジオの中継局?
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 道は残置ロープに頼るほどの急登になり、最後は緩やかな登りに転じます。ここで上から下ってきたおじさんに遭遇。まさかここで誰かに会うとは思ってませんでした。
道は残置ロープに頼るほどの急登になり、最後は緩やかな登りに転じます。ここで上から下ってきたおじさんに遭遇。まさかここで誰かに会うとは思ってませんでした。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 無事山頂に到着。磐座(いわくら)です。
無事山頂に到着。磐座(いわくら)です。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 三等三角点「本宮山」。
三等三角点「本宮山」。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 一段下がった北側に、広めの山道が見えます。これを辿って粟ヶ岳まで行けるか調べたいですね。
一段下がった北側に、広めの山道が見えます。これを辿って粟ヶ岳まで行けるか調べたいですね。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) ライトも持ってないのでさっさと帰りましょう。
ライトも持ってないのでさっさと帰りましょう。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) このロープがないと怖くて下れませんでした。
このロープがないと怖くて下れませんでした。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 北東方面の眺望ポイント。夜泣石の方角ですね。
北東方面の眺望ポイント。夜泣石の方角ですね。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 北には粟ヶ岳。
北には粟ヶ岳。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 奥社です。カップルで参拝してる方がいました。さすがパワースポット。
奥社です。カップルで参拝してる方がいました。さすがパワースポット。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 階段は楽チン。
階段は楽チン。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 左へ行くと来た入口へ戻ります。まっすぐ行くと…
左へ行くと来た入口へ戻ります。まっすぐ行くと…
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 車道(県道415号)側に出ました。
車道(県道415号)側に出ました。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 道路橋を渡ると本殿側にも階段が。
道路橋を渡ると本殿側にも階段が。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 本宮遥拝所だそうです。
本宮遥拝所だそうです。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 遥拝所からの本宮山。
遥拝所からの本宮山。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 遥拝所の上は御神域で立ち入り禁止になってました。
遥拝所の上は御神域で立ち入り禁止になってました。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 本殿はまた今度お参りに来ます。
本殿はまた今度お参りに来ます。
東海道五十三次(日坂宿・掛川宿・袋井宿) 色々気になっていた事が確認できました!次はここから粟ヶ岳への道を踏査したいです。後、ここから御前崎までの約30kmのロード(これも修験道)も1日かけて歩く予定。
色々気になっていた事が確認できました!次はここから粟ヶ岳への道を踏査したいです。後、ここから御前崎までの約30kmのロード(これも修験道)も1日かけて歩く予定。

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