最初の1滴を探しに・・・(丹沢玄倉川水系・檜洞沢泊)2日目・・・遊びの代償

2016.04.24(日) 日帰り

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チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 43
休憩時間
2 時間 23
距離
10.0 km
のぼり / くだり
739 / 1200 m
4 37
33

活動詳細

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4/24(日) 夜中にテントをバラバラと叩く雨音、結構雨が降っていたようだ。。 既にみんな起きているよう鍋の残りにうどんを入れての朝食が出来上がっている 申し訳ない テント撤収して準備 濡れたテントは嫌だなぁ CLが、とりあえず歩き始めてどうするか決めようと7:00出発 昨日の焚火はきれいに燃え尽きたようだ また、ここに泊まりたいなぁ ナメ滝が続く・・・ 美しいなぁー 本当に秘境だぁー  静かで誰もいない山の奥、この独り占め感がたまらなく好きだ 魚留の滝を越える 夏だったら釜を泳ぎ滝に取りついて挑戦したみたい・・・(無理そうだねど) 多段のナメ滝に出た。。 5段2m、2m、4m、4m、一番奥は7m~8mはあるだろうか? 花崗岩のスラブ状の1枚壁の滝、まるでダムのようだ! 流れは壁の向かって左のトイ状を勢いよく流れている 皆は左岸を高巻いている おいらは登れるところはないか落ち口まで行き滝をのぞき込む 2段になっておりトイ状を流れた来た水が上部でヒョングっている部分で向きを変えて放水しているかのように噴き出している 夏だったら濡れながら行きたいけど、これは頭から水を被るだろうなぁー しかもヌメっている・・・見るからに滑りそう などと、あれこれ考えていると・・・ 巻いて滝の上に出たSLが・・・「fumiさーん!ロープ出すからやりなよ」って・・・ そういわれれば・・・バカなオッサンは・・・ そっかぁー・・・じゃあ、チョットやってみるかぁ?と・・・カッパのフードを被る 皆が上から見ている中、ロープを着けて取付く 放水している水柱を両足を広げて跨ぎジリジリと進む・・・ 左は水が勢いよく当たり磨かれているのでコケが無いが右が、左に当たった水の飛沫が終始降りかかっているのでコケが発達している 手で触るとツルツル 足を置く部分を手で擦ってコケを落とそうとするが、かなり発達していてどうにもならない ここで、おいらが時間を使ったら上で待っている仲間に申し訳ないので とりあえず挑戦 奥は解らないが、このヒョングリのヌメヌメを突破できればルートが見つかるかも 手掛かりは無い やはり両足で踏ん張りながら進むしか方法は無い 左足はグリップしているが右足の置き場がコケコケ ソロソロと足を出してコケの中に置いてみる 無駄に時間が過ぎていく・・・ 一瞬だけ置いた右足に体重を移して、グリップが効く左足を直ぐに出せば一歩前進できる それで流水の中に飛び落ち気味に右足で着地しようと心を決めた! よし! せーの・・・っと 右足に体重を乗せた瞬間 ツルッと滑って跨いでいる水柱の中に回転するように顔から浸かる 慌てて体制を整えて再度水柱を跨いでスタンスを確保 よーし、もう一回 次はどこを狙おうと足場を探す・・・ あれれ? なんか右目がよく見えない・・・コンタクトレンズを流しちゃったかな? 瞬きをしてみても、よく見えない 何度も目をこすってみるが、見えない・・・ なんだ?なんだ? こすった手が何だかヌルっとしたぞ! 手を見るとなんか赤い・・・ 一瞬解らず もう一回でこすって 手を見ると真っ赤っか・・・ 滑ったときに顔の右側を岩にぶつけたが、大した事は無いだろうと思っていたのだが・・・ どうやら、どこかをパックリ割ってしまったのだろう 血を見て ここを登るのは無理だな、と諦める・・・ 流れてきた血が目に入りよく見えない 瞬きを何度もして 他のルートを探す 流れの中を行きたいが、流れの上の方が登れそうなので、そちらにルート変更して再挑戦 ここは流水の中より登りやすそうだ! でも途中まで登ったが、次に出す一歩がまたコケ 何とか行けそうなんだが、先ほどの恐怖がよぎり 戦意喪失 諦めて高巻いてみんなと合流 カッパが血だらけ 結構出ているみたいだ、自分じゃ見えないので、どうなっているのか?どこを切っているのか解らない? 仲間に見てもらうと・・・ 目の上がパックリ2cmぐらい割れている これは、縫わないとならないねぇ~と 仲間が消毒剤やらテープやらを出してくれて とりあえず応急処置(ありがとうございます!) 痛い代償だ! でも良かった・・・ぶつけた岩がスラブの平らな面で これがギザギザの岩だったら・・・ザックリだ ここでCL判断で引き返すことに・・・(申し訳ない) ロープを出して順番に懸垂下降 ずぶ濡れで寒いので上だけ着替える 登ってきた沢を下っていく 下っていくのは登るより大変・・・先が見えないし 11:07ユーシンロッジ着 沢装備を解除して林道歩き 13:13駐車場着 暖めちゃダメと言われたが、軽ーく 温泉に入り解散 前夜祭から含めて2泊3日 沢泊は楽しい!何より交流が深まる 企画してくれたCLに感謝、焚火料理を振舞ってくれたSLに感謝 楽しいひと時を皆に感謝 大好きな玄倉を満喫した今回だった。。

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