北アルプス表銀座・常念山脈縦走(上高地~蝶ヶ岳~常念岳)

2016.04.21(木) 4 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 29
休憩時間
0
距離
6.1 km
のぼり / くだり
160 / 105 m
DAY 2
合計時間
7 時間 40
休憩時間
9
距離
5.1 km
のぼり / くだり
1143 / 58 m
DAY 3
合計時間
9 時間 31
休憩時間
58
距離
5.9 km
のぼり / くだり
662 / 869 m
DAY 4
合計時間
3 時間
休憩時間
0
距離
4.6 km
のぼり / くだり
2 / 1131 m

活動詳細

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今年は常念山脈の蝶ヶ岳、常念岳を歩くと決めていたのだが、三俣・一ノ沢登山口の冬季通行止め解除が22日午後だったので、15日に規制解除された上高地から入ることにした。 ちなみに徳澤園、蝶ヶ岳、常念の各山小屋は開いてない。 よって、テントはもちろん、水場がないため各自4L担ぎ上げることを意味するのだ。 (荷物は18キロ+水4.5L+ビール1.5L+バーボン0.5L=約24.5キロとなった。) 今年は上高地から入り、蝶ヶ岳、常念岳を越え一ノ沢まで歩くこととする!! しかし、九州しかも隣県熊本で大きな地震が起き、福岡もかなり揺れた。 自粛してキャンセルした方がいいのではないかと話が出たけれど、大丈夫な地域の人々は、出来る限りの支援をし、変に自粛などせずに普段どおりの生活をしようという結論に至り予定通り遠征に出発することにした。(家族が反対なし前提) ★4月21日(木)9時40分福岡空港★ 朝から土砂降りの中、我々は各自空港へ向かった。 そして定刻どおり福岡空港を離陸した。 旅のスタートを祝いビールを飲みながら盛り上がると、6時間の移動もあっという間だった。 ■17時15分上高地BT 水を補給し土砂降りで真っ暗の中、徳澤園へ1時間半歩いた。 飛行機の中でユルユルにしていた靴紐をそのままにして歩いたので、肉刺が出来てしまった。 ■19時30分徳澤園 キャンプ場に到着し、雨の中テント設営後宴会もそこそこに就寝。 一晩中雨がテントを叩いた。 ★4月22日(金)6時50分徳澤園キャンプ場★ 朝まで小雨が降っていたが空は青く、天候は快復に向かう予報だったが強風ということが心配であった。 水を2Lwakatakeyaさんに持ってもらったが、雨で濡れたテントや荷物は2L分ぐらい含んでいると思われた。 ここからはサラッと書けないほど大変だった。 ラッセル、ルーファイ、踏み抜き地獄、用心しても何度も踏み抜くと疑心暗鬼になり自分が嫌になった。 股まで踏み抜き、足が抜けなくなったくるりんさんは泣いていた。 雪壁を登る時も泣いていた。 ■14時30分蝶ヶ岳ヒュッテ 蝶ヶ岳ヒュッテ冬季小屋は貸切で電気を点けてもらって快適だったが、疲労困憊でこの夜も宴会そこそこに就寝した。 ★4月23日(土)6時00分蝶ヶ岳ヒュッテ冬季小屋★ 4時起床、朝食を取り、出発の準備をしながら日の出を見た。 常念岳は近くに見えるが、コースタイムは昨日よりある。 槍、穂高を左に見ながら稜線を歩く。 天気も良く、雷鳥も出てきて最高だったが激しいアップダウンに何度も足が止まる。 ■13時30分常念岳 手前の偽ピークにがっくりしたくるりんさんはやる気を失うだけでなく、山頂5メートル前の雪渓に恐怖を感じ、行けないと言い出した。 足で踏み固めて道を作り説得して山頂に到着した。 下山中急斜面で左足を踏み抜いてしまった私はザックの重みで体が反転していまい、いぶし銀のレスラーに膝固めを決められたような状態となってしまった。 近くにいたくるりんさんに助けを乞うが、痛がる私を見て、足が折れるかと思ったらしく「どうしよう!どうしよう!」と泣き出してしまう。 本当は「おい!馬鹿野郎!掘れ!」と言いたかったが我慢した。 期せずしてくるりんさんが私の命の恩人になった。 ■15時30分常念小屋 常念小屋は小屋開け準備中だったためか、冬季小屋は使わせてもらえなかった。 最後の夜も疲労困憊のため、宴会もそこそこに就寝した。 一晩中、みぞれ混じりの雨が叩き、強い風がテントを揺らした。 ★4月24日(日)6時15分常念小屋テン場★ 我々の頭の中は、風呂と昼何を食べるかとビールだけだった。 今年はアイゼンをつけて下山するぞ! ■9時15分一ノ沢登山口 先行する地元の登山者のお陰で早く下山できた。 熊の足跡があったと聞いてちょっとびびった。 タクシーでサンビレッジ安曇野へ着いたところでwakatakeyaさんが登山口に財布を忘れたことに気がつく。 親切な人に拾われることを祈る。 道の駅でお土産を買って、お風呂に入って、駅で電車を待っている間に溜まったメールをチェックするとJetstarから欠航のお知らせが来ていた。 我々は大騒ぎになったが、翌日は皆仕事が忙しいのでキャンセルして新幹線で帰ることにした。 ホテル代と食事代、交通費まで出るので泊まりたかったのだが。 松本で乗り換える時に穂高の交番から拾得物の連絡が入った。 ここで財布を取りに戻るwakatakeyaさんと別れることになった。 ある意味飛行機が欠航になって良かったと思った。 お弁当を食べてビールを飲んだら熟睡してしまった。 ■15時14分名古屋駅 名古屋駅で新幹線に乗り換える時に遊び呆ける嫁を見てご主人が止めたのか、くるりんさんのカードが使えなかった。 ■18時39分博多駅 くるりんさんと飲みなおして今回の旅を振り返りながら博多まで談笑した。 3人のチームワークもすごく良く、楽しかった。 wakatakeyaさん、くるりんさんありがとうございます。 強風の予報が心配で代替案も検討していたが、天候に恵まれ予定通りに計画を実行できた。 沢山思い出が出来たし、勉強にもなった。 やっぱり山はいいな。 ********************************************************************************* ■4月21日 09:40福岡空港⇒11:00中部国際空港(GK580) ↓ 12:07中部国際空港/ミュースカイ(名鉄名古屋行)\810+\360 12:42金山/中央本線(東海)(高蔵寺行)\3,350 13:06千種/(ワイドビュー)しなの13号(長野行)\2,680 15:27松本/松本電気鉄道(新島々行)\700 16:10新島々BT/バス上高地線\1,950 17:15上高地BT (合計\9,850) ※バス時刻表(松本→上高地 】2016年4月15日(金)~7月15日(金) http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/shinshimashima/ 4月15日(金)上高地公園線開通式より規制解除 ※上高地インフォメーションセンター17時まで 徳沢園キャンプ場⇒4月27日小屋開け http://www.tokusawaen.com/index.html キャンプ場大人\700(予約不要)←小屋開け前無料 トイレ有り 小屋開け前だったので水場はなかった。沢はある。 *********************** ■4月22日 蝶ヶ岳ヒュッテ(冬季小屋)⇒4月25日小屋開け http://www.inett.or.jp/mt-chou/ トイレ有り、冬季小屋内にもトイレ有り。 *********************** ■4月23日 常念小屋(テン場)⇒4月27日小屋開け ※冬季小屋は使用不可でした。 http://www.mt-jonen.com/ テン場\1,000(トイレチップ含む)・水¥200/L *********************** ■4月24日 一ノ沢登山口~穂高駅(タクシー)常念小屋から予約 ※一ノ沢登山口は携帯圏外のため要注意 一ノ沢(ヒエ平)~穂高駅 約5,000円 南安タクシー 0263-72-2855 冬季通行止 平成28年4月22日(金曜日)正午まで 12:11柏矢町/大糸線(松本行)\3,670 12:53松本/(ワイドビュー)しなの12号(名古屋行)\2,680 15:14名古屋/新幹線(博多行)¥17,500 (合計\23,850) 下記便欠航のため、キャンセルして新幹線に乗り換えた。 17:35中部国際空港⇒19:00福岡空港(GK587)

活動の装備

  • シリオ(SIRIO)
    71-GTX
  • ラブ(Rab)
    Exodus JKT
  • ファイントラック(finetrack)
    バリオパンツ

メンバー

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