活動データ
タイム
05:34
距離
4.3km
のぼり
787m
くだり
447m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る高知県と愛媛県の県境にある寒風山。 初心者でも手軽に楽しめる山として老若男女に親しまれている山だ。 そんなファミリーユースな寒風山に裏の顔があることを皆さんはご存じだろうか。 通称「ウラ寒」寒風山のバリエーションルートの事である。 これからご紹介する記録は、ある4人のおんちゃん達が体験した一部始終である。 とある日曜日の早朝、高知県の某道の駅駐車場に4人のおんちゃんが集合していた。 愛媛県在住タマ(仮名)さん 高知県在住ゆうじ万次郎(仮名)さん 同じく高知県在住ヤーメン(仮名)さん ヴァルハラ星系惑星オーディン在住ソーヤハルト・ローエングラム(仮名)さん とあるYAMAPで知り合ったというメンバーで登山の準備をしていた。 タマ(仮名)さん(本人談) 「とりあえず冬のウラ寒登ってみたかったんで誰か探してたんですよ。 とりあえず以前から一緒に登ってる人に なにしろ裏ですよウラ。冬場にこのルート登るとチ○チ○でかくなるよとか チャンネーにモテるよとか ザギンでシースーだよとか適当な事言って誘いましたね-。 さすがに無理があるかなって思ったんですけど一発でひっかかりましたよ。 なんか簡単すぎて返ってヤダなって思ってしまいました。」 この日の天候はてんくらA GPVもお昼から晴れるという予想で、まずまずの登山日和の予報だったが朝の空は鉛色。 予想以上の寒さが一行をの出鼻をくじく。 ゆうじ万次郎(仮名)さん(本人談) 「いきなりLINEで誘われたんすけど、自分は初めてのルートですし事前にブログやレポ等でどんな状況かは確認してましたよ。 ただ冬場のレポは異常に少なく、あってもキレキレのぶっ飛びでしたので、かなり不安でしたね。 でも一応パイセンの誘いだし、何か「オレの将来が左右されるんだ!」つって死にものぐるいだったんすよ。 メチャメチャ引いたけど気の毒で断り切れませんでした。」 それでも経験者が二人いる事もあってルートへの不安よりもドキドキのスリルを楽しめるのではないかという期待が大きかった。 ウラ寒のいわゆる登山口は旧寒風トンネルを北側に抜けてすぐの看板より入山する人が多い。 もちろん正式なルートではない上に行程の7割が激登りのため失禁脱糞等の粗相は即大惨事につながる。 経験者がいるとはいえ冬場は全員初めてなので緊張の面持ちで入念な準備が欠かせない。 そして、いよいよ入山。 今年最大級の寒波の影響で踏み後は、分かりにくい状態でピンクのマーカーを頼りにじ登っていく一行。 順調に登っているかのように見えた。 しかし登山開始25分後にメンバーのソーヤハルト・ローエングラム(仮名)さんが 死にものぐるいの誘いをしたにも関わらず「もう帰ってコタツでゴロゴロしたい症候群」を発症。 いつもの持病だが登山前の緊張のせいか発病が遅れてしまった。 そこそこ滑る急登をよじ登って来たため引き返すタイミングを完全に失ってしまってた。 ヤーメン(仮名)さん(本人談) 「分かりやすく目が虚ろでしたねー。 オーラバトラーを操縦できるんじゃないかって思うくらい帰りたいオーラ全開でしたよ。 帰りたいのは寒風山初めてなのに問答無用でウラ寒風ルートに連れてこられたボクの方なんですけどねー。」 とその時の様子を語る。 そんなこんなで一行は第一の核心部斜め45度のトラバースへと差しかかる。 ちょっとでも体勢をを崩したら括約筋がゆるみ粗相は免れないポイント。 そこは人としての尊厳をギリギリ保てる場所、いわゆるダスゾーンと言われる場所だ。 例年通りならいつ雪崩れてもおかしくないポイントだが、積雪量の少ない今年は何とかなるレベル。 幸いアイゼンがしっかり効く雪質だっため慎重に進んでいけば渡りきれる距離だった。 ひやひやする場面もあったが全員実弾を発射することなく通過。 その後もガリガリの沢を数回渡り、橋本ロープの壁をよじ登りダスゾーンをクリアしていく。 しかし、どのポイントも気を抜けば良くて失禁500ml必至の場所ばかり。 経験者二人が最後の核心部と思い込んでいた浮き石だらけの急登にようやく辿りつく。 無雪期にどんなに慎重に登っても落石させてしまうポイントで絶対に一人ずつ登って行かなくていけない枯れ沢。 しかし懸念のガレ石も凍りついていたため思いのほか楽に通過。 やれやれ稜線だと思い込んで気をゆるめていた一行に最後の壁が立ちはだかる。 え、こんなえげつない急登あったっけ。 夏場なら何てことない稜線合流前の激登りにすぎない場所だが、 凍てつきガリゴリンの壁面はプルプルになった腕と足とゆるんだ括約筋を容赦なく攻めたてる。 アルパインってなに?果物なの?的な人間にとっては地獄の行程だった。 2019年2月10日12:04笹の稜線に到達。 これだけのダスゾーン続きだったにもかかわらず誰一人粗相しなかったというのは、まさに九死に一生というべき奇跡体験だろう。 互いの下半身の無事と己の括約筋を讃えながら青空の下、山頂へとゆっくり吸い込まれていった。 メンバーのその後 タマ(仮名)さん 今回を機に修行山行にすかり目覚め、今年の山の日に一の谷やかた登山口から瓶ヶ森縦走ピストンをを1dayにて計画中 ゆうじ万次郎(仮名)さん 今後更なる山装備充実のため説教部屋対策としてマグロ漁船に乗り込もうか真剣に思案中 ヤーメン(仮名)さん 厳冬期用ワラーチの開発に着手 ソーヤハルト・ローエングラム(仮名)さん 猫と縁側で日向ぼっこ中 常識では考えられない粗相、アンビリバボー、あなたの括約筋に起こるのは明日かもしれません ぢゃ、またYAMAPで ※ウラ寒風はバリエーションルートです。 今回の小学生なみ下ネタレポの内容はともかく、 写真点数の少なさからどういうルートが察して下さいね。 チ○チ○でかくならなくてもいいから、ウラ寒は3年くらいいいや。 お腹いっぱいです。
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