古の白山巡礼路 別山を目指す

2016.04.30(土) 日帰り

活動データ

タイム

08:43

距離

13.9km

のぼり

1913m

くだり

800m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 43
休憩時間
1 時間 26
距離
13.9 km
のぼり / くだり
1913 / 800 m
1 33
44
27
52
1 38
1 2
3

活動詳細

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山が好き、そして白山が好きなら、一度は歩きたい道。 歴史が好きならなおさらです。 古の人びとが、白山を目指し歩いた道を辿ることで、アルプスの登山道とはまた違った感動を味わうことができました。 入山は石徹白から。 登山口まではクルマで入ることができ、舗装された駐車場とトイレがあります。 白山古道と書かれた看板が期待を高めてくれます。 石徹白の大杉までは石段が整備されていますが、ここを越えると登山道が始まります。 神鳩避難小屋、銚子ヶ峰までは特に問題なく歩きやすい道です。 銚子ヶ峰からは、これから行く一、二、三ノ峰、遥か遠くに別山が見えます。 ここからは稜線伝い、風も強くなり、アップダウンが脚に堪えます。 難所を挙げるとすれば、二ノ峰から三ノ峰避難小屋までのルートファインディングと、南側斜面の腐った雪渓の登りとトラバース、そして背丈ほどもある笹の藪こぎです。 なんとか避難小屋にたどり着いたのが11:15と、予想より時間が掛かりましたが、別山を目指すことにします。 昼食はとらず、荷物を軽くして出発。 この日は夜以外、全ての食事は行動食のパンとお菓子で済ませました。 初めて訪れた白山から、異様な迫力で迫ってくるような別山を見てから一年半。 その憧れの山が目の前に。 別山に続く尾根の風の強さは、それまでとは比較になりませんでした。 至るところにエビの尻尾ができ、雪の質がまったく違ってアイゼンが刺さります。 三ノ峰までTシャツ一枚で登ってきましたが、レインジャケットを羽織ってフードを被ってなんとか歩けるレベルです。 特に難所はありませんでしたが、苦労してたどり着いた別山山頂は格別でした。 白山方面はガスが掛かってき始めており、早々に下山しましたが、歩いてきた稜線の一つ一つのピークがなんとも美しく思えました。 下山を始めて30分も経たないうちに、別山もガスに隠れてしまいました。 結局、翌日も別山を望むことは叶いませんでしたが、あの美しい山に登れたことに感謝です。 その日は三ノ峰避難小屋で一泊、流石にGWだけあって満員でしたが、皆無事に泊まれることができてよかったです。 その夜は強い風が吹き続けており、雨も降っているようでしたが、立派な小屋のお陰で安心して休むことができました。 ありがたいことです。

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