活動データ
タイム
05:07
距離
42.9km
のぼり
71m
くだり
51m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る熊本城マラソン2019に参戦。 2018年11月の福岡マラソンに続いて、人生2度目のフル挑戦だ。 前日にたてた目標は以下3点 ■目標 ①提供されるエイド(給食)を完全コンプリート ②くまモンをたくさん見つける ③5時間30分以内(SUB5.5) ■総括 素晴らしい大会でした。「復興に向けて」というのもあってか、応援の温かさがすごい。 ちいさな子供やご年配の方もとても多くて泣きそうになった。 趣向を凝らした応援もいい。YMCAおじさん、猪木、アフロ、ひょっとこ。。 中でもスライムのベホマ、孫悟空の元気玉には本気で元気をもらった。 コスプレのランナーもたくさんいて、楽しませてもらった。 くまモンは意外に少なかった(②の目標は微妙に未達成)ものの、クッパ、ミニーマウス、マリオ、ミニオン、ピカチュウ、ウルトラマン。。。 フレディーマーキュリーとマイケルの白・黒の写真を撮り損ねたのは悔やまれる。 給食もすごい。完食できる人はいないと思うくらいの量と質。 個人的にはイチゴのヘタをとっておいてほしいのと、パンがやたら大きくて多すぎるとは思うが、まあ他のを食べればいいだけなので、贅沢を言ってはいけない。ということで、①の目標は未達成。しかしながら、26.7キロ地点の限定5000食、金栗四三ゆかりの「ペトレ家のおもてなし」にはありつけたので、満足。 そして、目標③の記録だが、ネットタイムで4時間55分。自己記録を50分ほど更新し、見事サブ5を達成した。これはもはや自称なんちゃってランナーではなく、いち市民ランナーと言ってもいいいのではないだろうか。熊本城マラソンのコースは橋のアップダウンが多いし、最後の熊本城の登りは地獄。福岡より厳しいコースのはずなのに、これだけ速く走れたのは、途切れることのなかった熱い声援のおかげだと思う。来年もぜひまたこの場所で走りたい。 ■参戦記録 <前日まで> 福岡マラソンは何しろ初フルで「完走」が一番の目的だったので、前半を抑えてゆっくり走り、5時間44分だった。その後3ヶ月間、週1ではあるものの、自分なりにしっかりと走りこみ、ハーフや10キロレースでの経験も積んだ。 前日は熊本の大津に前泊し、予定通りにカレーを食べて23時にベットへ。。ここまでは全て計画通り。 <当日朝> 楽しみ85%、不安15%で興奮状態?自宅の布団でないことも影響して2時半に目が覚めてしまった。。その後うつらうつらしたものの、気がついたら5時。 ここまでの準備が台無しとなる致命的な睡眠不足だが、仕方がないので前日準備しておいた朝食を摂り身支度を整えて出発。大津のホテルから、予約していた水前寺の駐車場へ移動。そこから市電で会場へ、、と思ったら、ちょうどバスがきて飛び乗った。バスは空いていて座ることができた。並走する市電は超満車で、こいつは朝から縁起がいいな、と思う。 <スタートまで> 7時半に現地到着。WANIMAの音楽が大音量でかかっていて、熊本城が見えた時、 ここに来ることができてよかったな、と心から思えてウルっとなった。 気温が2度くらいでとても寒かったが、市役所付近に座り込み、 軽いストレッチと準備を整えつつ、カイロを握りしめて寒さをしのいだ。 8時20分くらいに荷物を預けて、トイレを済ませ、Fブロックの最後尾付近へ整列。自己申告の予想タイムを5時間30分としていたので仕方ないが、先頭は全く見えない、後方列だ。そこから30分以上今度は防寒着なしで耐えなくてはいけない。マラソンで一番辛いのは実はこの時間なのではないだろうか。 私は小学生の手書きポンチョを着ていたが、まわりは皆、「えがお」支給のオレンジポンチョだった。オレンジポンチョの方はフードや袖があるので、少しだけあたたかそうだった。 次回参加の時は、気持ちの温かくなる小学生ポンチョより、実際に温かいオレンジポンチョを選択してしまうかもしれない。 <スタート> 30キロレースのスタートが9:00で、その2分後、フルマラソンの号砲が鳴った。 鳴ったが、Fブロックは全然動かない。しばらくしてゆっくり歩き始め、約10分後、ようやくスタート地点を通過。スタート地点には市長やくまモンをはじめとするキャラクター軍団、石川さゆりさんが手をふっていた。 <10キロまで> 今回のレースペースは、福岡マラソンの反省を生かし、いけるところまでとばすことにしていた。6分/キロ程度であれば息もあがらないので、当面そのペースとするつもりだった。 スタート直後は渋滞が激しくて難儀したが、大回りしつつも快調に進んだ。 早々に6時間のペースランナーを、7キロ前には5時間のペースランナーを抜き去った。 橋のあたりは声援がとても大きく、気持ちよく走りぬけた。 途中、早くも30キロランナーとすれ違う。川内選手もみえた。すごいスピードでびびった。 10キロ地点で1時間2分。ほぼ予定どおり、あとはどこまでもつかだ。 <中間地点まで> 市街を南へいって川尻あたりからまた北上するコースなのだが、 とにかく応援がすごかった。はっきりいって、福岡マラソンよりすごいと思う。 恒例らしい「YMCAおじさん」がいた。 太鼓をたたいている人もいた。ひょっとこもいた。 幼稚園児の集団とか子供の応援も。感激しながら快調に走りぬけた。 18キロ地点くらいで足が重くなってきたが、気にせずとばし、中間地点で2時間13分。 伊万里ハーフマラソンが2時間10分だったから、これはいいペースだ。 <25キロまで> 中間地点をすぎると、やたらと給食ポイントが多くなる。 22キロ地点の給食は品数が半端ない。 おにぎり、パン数種、ドーナツ棒、イチゴ、とまと、味噌汁。。 この時点で完食はあきらめ小さなチーズ蒸パンと、イチゴ、味噌汁だけ食べた。 23キロくらい、疲れてきたが、ここでスライムの「ベホマ」(全回復呪文)の看板。 気持ちが相当回復した。個人的には1番のヒットだ。 おかげで25キロ地点でもペースはあまり落ちてなかった。 <30キロまで> バイパスにはいると長い直線で、折り返しが見えない。こういうのも意外にきついのだ。 と思っていたら、個人的一番の目的「ペトレ家のおもてなし」地点に到達。 先着5000名のおもてなし、間に合うかどうか心配だったが、たっぷり残っていた。 シナモンロールをほおばり、甘いベリージュースで体力を回復。 ペースを維持して30キロを通過。5時間ペースメーカーとすれ違ったが、 その差400メートル。どこまで抜かれずにいけるかな。。 <35キロまで> 左ふとももがぴくぴく、右ふくらはぎに違和感があらわれた。足も重く、これはまずい。 食欲もなくなってきた。給食にはやたらとパンが多いが、1個も食べられない。 イチゴと黒糖、あとは水分だけでやりすごす。 <40キロまで> 36キロ付近の給食地点で写真をとっていたら、5時間ペースメーカに追い抜かれた。 やばい、と思って追いかけたが、まったく追いつけない。 じりじりじりじり離れていくペースメーカのバルーンをみていたら泣けてきた。 バルーンがみえなくなると、さらに足は重くなり意識はもうろう、 橋のアップダウンでは歩いてるのか走ってるのかわからないくらいの速度になった。 <ゴールまで> 40キロを過ぎると、最後の給食地点。甘夏コンフィールを食べた。 くまモンクッキーを食べたかったが、もはや噛む力が残っていない。 いちごもヘタを取る力が残っていないのでパス。 ここらへんで、道着を着た孫悟空がいた。 「オラの元気をわけてやる」と書いた看板の前で元気玉ポーズをとっている。 そして私が通り過ぎる時、「まだ走れるぞ!!!イケーーーー」ってやってくれた。 背中からたしかに元気をもらった。ありがとう。 そして、熊本城にはいり、修復中の城壁をみながら最後の登り。 ここを笑顔で爆走する予定だったが、現実は厳しい。 両足のふくらはぎが限界寸前。着地の度にビクビクッとなっていまにも攣りそうだ。 やむなく少し歩いた。どんどん抜かれた。 そして、FINISH地点が見えたのでほとんど足をひきずるようにしてゴール。 ゴールの時、司会者っぽい人がマイクで名前を呼んでくれた。 タイムはグロスで5時間6分、ネットで4時間55分。これはうれしい。 <ゴール後> お土産のバナナとかみかんとかをもらって、完走証をもらい、 味噌汁を啜って荷物を受け取り。広場にしばらく座り込んだあと、記念撮影。 トークショウがあっていたが、体が冷えてきたので早々に帰路についた 車で福岡まで帰るのは危険なので温泉センター併設のホテルへ宿泊。 風呂で体を温め、うどんだけ食べてすぐ寝た。 次回、3月24日の佐賀さくらマラソンはビール飲めるくらいの体力は残しておかないといけないな、と思った。
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