活動データ
タイム
11:00
距離
20.8km
のぼり
1755m
くだり
2243m
活動詳細
すべて見る何故、こんな事になってしまったのだろう。 爆風の遙か向こうの三嶺は、なかなか近づいてくれない。 事の発端は西赤石山〜東赤石山縦走の際、タヌキさんとveryさんの「GW中に剣〜三嶺の縦走をするよー」って脳天気な会話から。 その時は「やれやれだぜ。このふたりキレてやがる。」ぐらいに思っていた。 しかし、その後開けては行けない扉を開いてしまったのか、もっと長く歩きたい病を煩ってしまった自分は、ちょっとした好奇心でついLINEで行きたいなーってメッセージしてしまった。 あれよあれよという間に話しは進み、気がついたらライスさんモリヤンを含む総勢5名でジョイント。 自信がなかったらドタキャンしちゃえばいいやくらいに思ってたのに、ライスさんが参加するとなれば後には引けません。 四国YAMAPおぢさんの習性を熟知しているタヌキさんの術中に落ちてしまう事となった。 ■距離感に難がある人々 奇跡的にコソ練は続いていたので、ボロボロでなんとか辿りつけるかもしれない。 ちょっと不安な気持ちで待ち合わせの場所に着くと満面の笑顔のメンバー達がすでに待機中。 これから歩く距離に不安など微塵も感じさせない笑顔の面々。 えー、皆さん。本日はてんくらCの暴風の中、いや爆風かもしれない中の20km越えなんですよ。 何ですかその純真無垢な顔は。 完全に距離感が壊れてしまったメンバーに一抹の不安を感じながら、自分だけはノーマルでいようと心に誓う。 そんな不安をよそに縦走のスタート。 発案者であるタヌキさんをリーダに一行は登り始めるが、心配していたとおり最初は身体を慣らすなどととヌルい発想がないので最初からハイペース。 あっという間に剣山山頂へと引っ張られてしまう。 距離感に難のある他のメンバーは涼しい顔だ。 自分だけはノーマルでいようと改めて自分に言い聞かせる。 ■爆風の稜線を行く人々 たまに後ろを振り返り「ペースはこれくらいでいいですかー?」と気遣う小芝居をするタヌキさん。 しかしハイペースは変わらない。 ライスさんは平然とついて行く。 後ろはモリヤンとveryさんという順番の地獄のようなフォーメーション。 こうなったら、なんとか足手まといにならないよう狼に追いかけられる羊のような必死な気持ちで後につづく。 暴風ではあるが抜けるような青空と稜線、そしてライスさんだけが心の支えだ。 次郎笈をあっさり登頂し、いよいよ三嶺への縦走を進んでいく。 ここからが本番だ。 ■アップダウンを楽しむ人々 次郎笈から先は、激下りと登りを細かく繰り返して行く、言わば足を削っちゃうよ的な道中が延々と続く。 そんな中でも四国のキレたぢぢい共はふざけながら平然としている。 ライスさんの爽やかな笑顔と健脚ぶりだけが心の支えだ。 丸石、高ノ瀬、中東山分岐、平和丸と順調に美しい稜線を進んでいく。 三嶺も少しずつ大きくなってきた。 白髪避難小屋に到着すると、ようやくタヌキさんが大休憩を兼ねたランチタイムを宣言。 少しは情けの心が残っているようで安心した。 ■ダイナミックな風景に浸る人々 休憩後、ようやく現実味をおびてきた三嶺へと一行だが、実はここからが今回のプランで一番キツイ行程になる。 白髪分岐からの激下りは乾いていても足元の土ごと持って行かれる油断ならない場所。 幸い心配していた程、グズグズではなかったので胸をなでおろす。 しかし、激登りの三嶺山頂直下の鎖場は、終盤ということもあって、かなりの難所。 足があがらない、やばいかも。 鎖場途中の大岩でおふざけ&撮影タイムが入ったのは助かった。 しばし楽しんだ後、タヌキさんがポロッと「veryさん、先頭行ってよ。」というと弾かれたように登り始めるveryさん。 2.、3分目を離して前を見るともう姿が見えない。 噂は本当でした。 息も絶え絶えでようやく山頂が見えてくると絶景がそこに。 疲れも吹き飛ぶ瞬間だ。 皆、一様に今歩いてきた景色に浸る。 ■ノンアルに酔う人々 一行は三嶺ヒュッテで最後の大休憩を取る。 高松から、しこたま酒を担いで登って来た方たちとしばし山談義で盛り上がる。 こうした時間も山行の楽しみのひとつ。 しっかりYAMAP広報活動をしてヒュッテを後にする。 さて、後は下るだけだ。 名頃までのルートも未経験だが、柔らかい足元と明るい森が気持ちいい。 終盤の下りなのに何故か足取りは軽い。 終わってしまうのが寂しい気持ちで名頃に全員無事下山。 大きな達成感。 下山後に絶対なにかしたいと思い、クーラーにノンアルを5本。 保冷剤をしこたまぶち込んでいたので、まだまだ冷え冷えだ。 では!乾杯! うめーーーーー! この一杯のために歩いてきたようなもんだー! ノンアルなのに酔ってしまいそう。 むさ苦しいおぢさんたちにパワーを与えてくれたライスさん。 終始笑わせてくれたモリヤン。 いつもしんがりで全員を見守ってくれたVeryさん。 そして、計画を発案、段取り、旅のしおりまで作ってきてくれたタヌキさん。 みんながいなければ、達成するのは厳しかったことでしょう。 苦しくも楽しく、大きな達成感に満たされた山旅でした。 なんとかついていけた事に大満足。 山とみんなに大感謝。 ホントにコツコツとコソ練つづけてて良かった。 こうして明日もコソ練はつづく。 ※今回、スマホを車に忘れてしまうという大失態をやらかしてしまい、軌道はタヌキさんの活動レポよりいただきました。タヌキさんありがとうございます。
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