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奥秩父主脈縦走 初テント泊で4泊5日の一人旅 奥多摩in→瑞牆out

kobu-heyさん YAMAP Meister Gold

  • YAMAPマイスター:ゴールド
  • 自己紹介:百名山完登目指してますが遠方が残ってしまい進んでいません。

    もっと山に浸かりたい・・・

    2015年10月9日登録
  • 活動エリア:
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1971
  • 出身地:
  • 経験年数:5年未満
  • レベル:中級者
  • その他 その他

甲武信ヶ岳

2016/06/07(火) 23:05

 更新

奥秩父主脈縦走 初テント泊で4泊5日の一人旅 奥多摩in→瑞牆out

公開

活動情報

活動時期

2016/05/02(月) 07:59

2016/05/06(金) 12:54

アクセス:1056人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 10,750m / 累積標高下り 9,549m
活動時間100:55
活動距離88.20km
高低差2,285m

写真

動画

道具リスト

文章

今年のゴールデンウィークは予定がなかなか埋まらない。
そうだ、縦走行ってみようかな?24日に七峰で40キロ歩いているし余裕だろ。
近場で長距離の縦走は奥秩父主脈。前から気にはなっていた。
調べてみると大体5日ほどかかるらしい。しかしこの時期、国師-甲武信間の雪の付き方で行程がかなり違うらしい。今年は雪が少なかったから行けるかな?
そんな感じで今回のプランが決定。
29日、30日は大阪にライブを見に行っていたので1日入山予定。
30日の大阪の帰りに食料調達。11食分+非常食+行動食。
その後、荷造り。背負ってみる。
『重い』
25キロ超え。こんなのでは歩けない。荷物を見直したりしていたら遅くなってしまったので2日に入山延期。

初日(2日) 宿泊予定は奥多摩小屋でテント泊
大して軽くはなっていないが始発電車で奥多摩駅に向かう。
奥多摩駅は連休の中の平日にもかかわらず多くのハイカーがいる。
今は不安などなく期待とワクワクでいっぱいだ。
登山届を出し8時10分出発。今日の予定は奥多摩小屋まで。
ところが登山口がなかなか分からない。1時間以上彷徨って迷って迷ってなんとか石尾根登山口を発見。
しかし登り始めるとザックの重さでケツ筋が悲鳴を上げ始める。
今まで背負った事のない重さに日帰りハイカーの期待は見事に砕かれた。
「この重さで縦走なんか出来ない」
それからは山頂を巻きに巻いて休み休み登る。すぐに呼吸が乱れる。
もうエスケープしか頭にない。奥多摩小屋まで届かない。七ツ石でいっぱいだ。
前後して登っている若者にどこまで行くか聞いてみた。そうしたら雲取まで行くと。
この時間でも目指すのかと思い、行けるところまで行ってみようと歩き始める。
相変わらずの亀足。CTオーバーだと思う。
そうしたら満身創痍の体で16時頃奥多摩小屋に着いた。
日帰りと違い宿泊の場合の時間の感覚がずれていた。
そして初テント泊。今まで2回程しか下界で張った事がなかったが何とか我が家完成。
憧れの山でのビール『うまい』
寝床を作りシュラフに潜り込む。何から何まで初めての感覚。山に抱かれる感覚。
夜、トイレに行くと満天の星空。夜に山にいる感覚。キンと張り詰めた空気『来てよかった』

2日目(3日) 予定は笠取小屋まで。
体は多少足に筋肉痛があるが問題なし。
朝食にアルファ米。2食目にして飽きてきた。
心配だったテント撤収も何とか。
6時ちょい過ぎに出発。
雲取山頂を目指して歩くがやはり登りは足が出ない。
亀足で何とか山頂。縦走路が見える。遠い。行けるか?
山頂を後にして主脈縦走路方面に下っていく。だんだん離れていく雲取山。近付く飛龍山。
飛龍権現で飛龍山頂を目指すという前後して歩いていた若者と別れる。
ここからしばらくトラバース。一山トラバースするのに1時間。山がでかい。ホームとしている筑波山とは桁違いの大きさ。
将監小屋に寄ってみる。テン場が段々になっている。快適そう。
ここでもいいかなと思ったが水を頂き出発、急な斜面を登っていく。
登り切った広場で男性に声をかけられた。昨日の奥多摩小屋で一緒だったらしい。
こっちは全く覚えがないが。
彼は清里まで行くらしい。凄い。昨年やはり縦走を試みたが断念したらしい。原因は荷物の重さらしい。今回の自分と似ている。ザックから食料から何から何まで軽量化を徹底したらしく10キロ台で収まっているらしい。
将監峠から笠取小屋までは山頂を踏むルートと巻くルートがあるが山頂を踏むことにした。前日、巻き巻きで行ったのが悔しかった。
しかし、唐松尾山と笠取山は偽ピーク(ポコ)がいくつもあり精神的にやられる。山もでかい。風も強くなってきた。
笠取山に着いた時にはフラフラだった。今回、軽量化の為に昼食は行動食で賄うつもりだったが午後も遅くなるとシャリバテになって余計に亀足になっていた。
今まで日帰りのみで午後遅くまで行動することが少なかった。昼食はしっかりとらないと馬力が出ないが荷物も重くなる。その辺は今後の勉強だ。
何とか笠取小屋に16時半頃到着、テン場はフラットで快適そう。彼は先に着いていて寝床を作っていた。テントではなく、なんとタープ。確かに軽い。翌日は甲武信小屋ではなくその先の核心部『国師のタル』付近でビバークし早朝に雪付きを超えるらしい。彼の足なら可能だと思う。
テントを張り寛いでいると風でテントが煽られる。夜中から雨も降るらしい。夕食を済ませ寝ようとすると風が猛威を振るい始めた。段々強くなる。雨も降ったきた。雨の中のテント撤収は嫌だ。
たまにテントが浮くような風も出てきた。その度に天井のフックのわっかを引っ張り浮かないようにした。これでは眠れない。タープの彼は大丈夫だろうか?素泊まりの値段を聞いていたらしいが、小屋に逃げてくれたろうか?
なかなか眠れないまま朝を迎えた。風は強いが雨は弱くなっている。
2泊目のテン泊で嵐を経験した。
トイレで外に出たら隣の彼はすでに出発準備をしており撤収間際だった。トイレから戻ってきたら彼のタープは撤収が終っていてすでにいなかった。この荒天で出発したらしい。他にも出発する人がいた。

3日目(4日) 予定は甲武信小屋
雨はほぼ上がりテント撤収に取り掛かる。この日は比較的距離が短いのでちょっとゆっくり目の撤収。ビショビショのまま収納袋に押し込む。余計重くなるだろう。
8時頃出発すると雲が途切れてきた。相変わらずの亀足でひたすら歩く。
そして雁坂峠に着くころには雲が取れ絶景が待っていた。どこかで見たことのあるような景色に感激してしまった。
水をもらいに雁坂小屋に向かう。こちらの気配を察知したのかスタッフの方々が出迎えてくれた。感じのいい小屋だ。今回の旅のことなどを話し今度は泊まりに来ることを伝え後にする。
いくつかのピーク、ポコなどを超え破風山避難小屋を目指すがイワイワしていて歩きづらい。避難小屋は遥か下にあり、そこから木賊山まで地獄の登り返しだ。
避難小屋は開けたコルにあった。眺めが良い。ここで行動食を摂らなかった事が後々響いてきた。
山頂に近づくと雪が出てきた。凍っているところも出てきた。段々とシャリバテになってきたが小屋が近いのでそのまま亀足で登った。
ちょっとした斜面で登ろうとしたら足を滑らせ転倒した。この時ショルダーハーネスに付けている一眼カメラをぶつけてしまった。立ち上がり道の対面に渡ろうとしたらまた転倒してしまった。今日も満身創痍になりながら16時15分頃に小屋に着いた。
GWの中日のメジャー級小屋、人が多い。何とかテン場を確保したがもうしばらくで埋まったみたいだ。
その場所はちょっと傾斜になっており寝るのが大変だった。
稜線の風はうねっており凄い音がしていたがテン場は極めて穏やかだった。

4日目(5日) 最初の予定では富士見小屋までの予定だったが大弛小屋に変更
この日は核心部の『国師超え』である。
もうこの頃になるとアルファ米が喉を通らない。マズイというか飽きたというか。余計にシャリバテになる。
6時15分頃出発、まずは甲武信ヶ岳。2回目になる。山頂からは核心部の稜線が見える。
毛木平からの分岐を過ぎると踏み跡は薄くなるが見失うことはないと思う。
やはりいくつかのピークを越えていく。
両門ノ頭は断崖絶壁、眺めが良い。鶏冠尾根のギザっぷりが目立つ。
国師のタルに到着、あの彼はここでビバークしたのか?
そこからは緩い登りから段々傾斜がきつくなる。
上部は雪付き。雪の緩みはまだ無い。早めに超えないと。
国師の肩のようなピークに到着。国師まで近いがシャクナゲがうるさい。ザックの横に付けたマットに引っかかる。
そして昼過ぎに国師を超えた。ゴールの可能性が見えてきた。大弛峠は近い。
大弛小屋に1時半頃到着、一人の男性が食事していた。この先進むか聞くと金峰方面から来て途中で膝を痛めてしまったらしい。まだ開通していない林道を下まで歩いて下ると言う。瑞牆から入り奥多摩まで行く予定だったらしい。自分とは逆コースだ。その方も初めての縦走テン泊だったらしく悔しがっていた。残念である。
小屋のオーナーは不在だったが3時頃上がってくるとメモがあった。
先にテントを張る。テン場を見ると冬の間に荒れてしまったのかぬかるんだ場所もあった。
一番先に張れたのでいい場所を確保できた。久しぶりにフラットな場所で熟睡できそうだ。濡れたものは外に干して乾かした。
靴がダメらしい。つま先のラバーと皮の接着が開いてきてしまい水が入っているようだ。前から開いていたが、今回の雪道歩きで水が入るとは思っていなかった。それと靴底が柔らかいせいか長距離を歩くと足裏が痛くなってくる。
縦走用の靴はシャンクが固くなっているのはその為か?どちらにせよ今の靴はサイズが小さいのか薄手の靴下でピッタリでちょっと厚い靴下だときつく感じるので新しい靴が欲しかった。
この靴は靴底張替えの修理に出して低山用として使うか。
峠の駐車場にあるトイレに向かうとジムニーが上がってきた。オーナーさんらしい。
小屋に戻り受付を済ませる。先ほどの膝を痛めた方は金峰山の記念バッジを買ったら下山すると言う。『ここにテントを張って1日様子を見たらどうですか』と言ったがその方は下山した。またアタックして欲しい。
オーナーさんは感じの良い方でいろんな話をした。やはり今年は雪が少なく、いつもの年なら小屋周辺も雪に埋まっていて車で上には上がれないと言っていた。下のゲートから8キロだかボッカするらしい。国師に関してもいつもなら甲武信から金峰まで雪に埋まっており甲武信―大弛峠は相当な時間を要するようだ。
小屋脇のテーブルだとauの電波がたまに入るのでそこで陣取ってビールなど飲んでいるとオーナーさんがタバコを吸いに外に来て話した。テン泊の受付でお客さんが来ると中に入るが手続きが終わるとまたタバコを吸いに来たりした。ビールのおつまみももらったりした。
この時間、『至福』
テン場に早く着くとこんなにのんびりできるんだね。これまた魅力だ。今までギリギリの到着だったのでこんなに寛ぐことが出来なかった。クセになる。ビールいっぱい飲んじゃった。『至福』
しばらくすると具合が悪く下山したいという若者が来た。テン泊者が10人ほどになって小屋泊の人がいなかったらオーナーさんは山を下りると言っていた。テン場が賑やかになり6時頃になったらオーナーさんはその若者を連れて山を下りた。また来ます。ありがとうございました。
峠からは甲府の夜景が綺麗で星が輝いていた。明日はファイナルである。

最終日(6日) 瑞牆に降り増冨温泉で汗を流し娑婆に帰る予定。かなりの臭いだ。
朝起きるとうす曇りだ。朝日岳でご来光を拝もうと思ったが諦めた。なにせ撤収も『亀』だから。
結局7時ちょっと前に出発、テン場でビリだった。相変わらずザックが重く亀足。もうアルファ米は食えないのでラーメンのみ、シャリバテが心配だ。
金峰の登りになると急に植生が変わる。森林限界が近い。風もない。晴れていれば最高だったはず。
そして山頂と五丈岩が。ついに最後。八ヶ岳から南ア、富士、そして今回縦走した山々。大きなケガもなく来れた。感謝。
後は下山。こんなに降りづらかったか金峰?最近は厳冬期しか来てなかったから忘れてた。大きな岩で1回コケました。足が濡れて靴がきつい。足裏が痛い。温泉!
富士見小屋に到着!温泉の割引券をもらいバスの時間を聞くとあと45分!オーナーさんに瑞牆山荘までの時間を聞くと『あなたならガタイが良いから30分ね』と言われ、えっ?と思いながらアイスコーヒーを注文。ビスケットのジャムが美味しかった。
急いで下山。足が痛い。
そして瑞牆山荘到着!今回の旅が終った。いや、家に帰るまでが山行やね。
バスはすでに停まってた。バスに乗り増冨温泉へ。5日ぶりの風呂。極楽。茶色に濁った風呂は温度が4種類くらいあり、ぬるめ。ゆっくり入れるが一番気持ちよかったのは42度の透明な湯の風呂だった。軽量化の為に1日分の着替えしか持ってきていなかったのでここで着替え悪臭とさらば。
天ぷらそばとビールでささやかな一人反省会。
無事に下山できたことの安心感か…もっと山にいたいのか…都会の雑踏にまた巻き込まれるのが嫌なのか…複雑な心境だった。
韮崎駅に移動。千葉行きの特急があったのでそれで帰ることにして時間があったので駅前のショッピングセンターのラーメン屋でチャーシュー麺を頂く。肉が食いたかった。
特急に乗り無事帰宅。お疲れ様でした。

今回、この旅は自分に強烈な思い出を焼き付けた。
テントを買ったはいいがいつどこに行こうかと思いながら3年が過ぎなかなか腰が上がらなかった。
行くのはいつも日帰り。テン場が混んでいたらどうしようとかテントを張れなかったらどうしようとかトイレは?ザック重いよねとか不安要素ばかりが先に出てきた。
思い切って挑戦するのもいいよね。何とかなる。歩きが遅ければもっと刻んでもいい。
これからはテントを担いで山に行こうと思う。

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