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愛鷹山塊核心部東進編

サクチャンさん YAMAP Meister Black

  • YAMAPマイスター:ブラック
  • 自己紹介:私は、静岡県東部に在住する山歩きの初心者です。
    2015年8月に息子と富士山に登頂したのを機に、山歩きの楽しさにハマリ、主に近隣の沼津アルプス、愛鷹山塊、そして富士山で山歩きを楽しんでいます。
    2016年は、下記3件を目標としております。
    1)富士山登頂(御殿場口登山道)
     2016/07/10達成
    2)愛鷹山塊縦走(東進、西進)
     2016/05/06(東進)達成
    3)沼津アルプス縦走ピストン

    皆さんの活動日記を参考に、安全第一を旨とし、目標達成に向け、研鑽を重ねて参りますので、よろしくお願い致します。
  • 活動エリア:
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1961
  • 出身地:
  • 経験年数:3年未満
  • レベル:初心者
  • その他 その他

愛鷹山・大岳・黒岳

2016/05/15(日) 12:07

 更新

愛鷹山塊核心部東進編

公開

活動情報

活動時期

2016/05/06(金) 09:26

2016/05/06(金) 12:08

アクセス:349人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 319m / 累積標高下り 67m
活動時間2:42
活動距離1.72km
高低差252m

写真

動画

道具リスト

文章

 愛鷹山塊の核心部を東進して参りました。
 先ず、私は、愛鷹山塊の核心部にチャレンジするに当たり、約5ヶ月の時間を掛け、情報収集と分析、それに必要な装備の準備、及び、それらを実践するためのトレーニングを積み、自己責任を負う覚悟を持って、今回の山行に臨んでおります。

《警告》
 この活動日記は、私の山行結果です。人により、必要とされる力量は異なります。このルートにチャレンジするのであれば、自己責任で臨んで下さい。私は、このルートにチャレンジされる方が負うリスク、事故、災害等、一切の責任を負いません。悪しからず。
 警告します。風が吹くだけで、落石、剥離、崩落する様な脆い地質であり、非常に危険なコースです。
 「初心者」でもできるのだからと安易に考えないで下さい。優れた力量を持っていても、不慮の事故・災害に遭遇するリスクの大きなルートです。

以下、2016年5月14日追記。
《コース上の留意事項》
・蓬莱山より位牌岳までのルートは、風化・崩落が進んでおり非常に危険である。
・コース上の施設(鎖、ロープ等)は、民間の個人が設置したものであり、事故、災害に遭遇しても、公的管理者の責任を問えない。
・鎖、ロープは、信頼せず、補助具として利用。また、利用する前に、引く、揺する等の点検を行う。
・リスク低減策を講じても、回避不能な危険が有る場合、無理せず、撤退する。
・落石等に遭っても、慌てず、冷静に、諦めずに行動する。

《コース上のポイント》
【蓬莱山山頂】
・先ずは、お地蔵さんにご挨拶。
・核心部を眺望し、これから進むルートをイメージ。
・空を見上げ、雲の動き、風が吹く方向を観察。
 (天候:晴れ、風:南西からの微風)
・ストレッチを念入りに。
・保護具を装着し、不要な物をザックに収納。
 ①ヘルメット
 ②チェスト&シットハーネス
  (1200mmx20mmのテープスリング2本,安全環付きカラビナ1枚)
 ③セルフビレイ用スリングx2
  (600mmx20mmのテープスリング2本,ワイヤーゲートカラビナ2枚)
 ④フィフィ
 ⑤グローブ
・蓬莱山側の警告板の警告内容を暗唱。
・自己責任で行けるのかを自問自答。
・お地蔵さんに安全第一を誓う。合掌。

【蓬莱山→鋸岳第1歯】(以後、「鋸岳」を省略)
・蓬莱山山頂の警告板を後に笹道を北方へ。
・急斜面を下ると東方(右手)に第1歯が現れる。
・第1歯を正面(東方)に、右手(南方)に開けた絶景。
・しかし、足元に急峻な崖が出現。この崖に怖れ感じたら、迷わず撤退。それも勇気の一つ。
・薄い踏跡を辿り、第1歯の西壁へ。

【第1歯】
・第1歯を西壁から南壁へと周り込むようにトラバース。
・第1歯南壁の鎖場を登り、第1歯の踊場に乗り上がる。
・第1歯踊場から西方を見て、第1歯の魔神にご挨拶。
・第1歯東壁面の鎖場を下る。途中、抜けているハーケンが。
・第1歯南東に急斜面(崖に近い)が現れる。
この急斜面、落石頻出。(要、厳重注意)
・急斜面を下るが、ガラガラと土と石が崩れる。
・立っていられないので、3点支持で下る。
・靴を斜面に軽く蹴りこみ、ステップを確保。
・自らが起こす落石を受けるが、慌てず、冷静に。
 この急斜面は1人づつの登り降りが必須。
 声を掛け合い、合図、応答も大切。
 自分が起こした落石で登山仲間を傷つけない配慮。

【第2歯、第1ルンゼ、第3歯】
・急斜面の底部に着地し、先へ進むと崩落箇所。これは、第1ルンゼの一部であろう。
・崩落箇所を安全に渡れるのかを確認。
・第1ルンゼを見上げる。
・左手(西側)に第2歯、右手(東側)に第3歯。
・第1ルンゼ上部からの落石等、危険の有無を確認。
・安全を確認できたら、崩落箇所を渡る。
・第3歯から第4歯へと続く坂道を上る。

【第4歯】
・坂道上部に、右手に上り、左手に下りが現れる。
・左手の下りを進む。途中に、「アシタカぶな活力度調査木」が貼られたぶな。
・更に下ると、「縦走路」の標識。標識を見上げると、左手(西側)に第4歯、右手(東側)に第5歯。
・やがて大きな崩落箇所が出現。

【第2ルンゼ】
(要、厳重注意!!)
・これが噂の、第2ルンゼ。
・第2ルンゼ手前西側から崩落箇所を観察。
・安全は、確認できない。落石、崩落等、危険源多数。
・壁面にロープが水平に渡されているが、荷重は禁物。
・第2ルンゼの登攀箇所は、落石頻出箇所。
・この位置から登攀箇所の状態は見られない。
・登攀箇所の状態は、その登口直下に立たなければ、観察することはできない。
・危機回避策として、引き返すルートをイメージ。
・崩落箇所を渡る覚悟を決め、第2ルンゼ頂部に向け、大声で声を掛ける。
・以後、要、厳重注意!!
・崩落箇所を渡る。途中、抜けているハーケンが。
・登攀箇所登口に立つ。
・登攀箇所の状態を観察。
・安全は、確認できない。一見して脆く、危険。
・壁面剥離、落石、鎖脱落等、危険源多数。
・登攀箇所に鎖が垂直に垂らされているが、荷重禁物。
・五感を研ぎ澄ませ、落下物とその気配を警戒し、鎖に手を掛け、引く、揺する、そして荷重を掛ける。
・壁に足を掛けるが滑り易く、足場が崩れる恐れ有り。
・鎖に手を添え、登攀開始。
・源頭部直下で、登攀ルート上を鎖が交錯。滑落注意。
・第2ルンゼ源頭部に立つ。
・ここは、第4歯と第5歯への取り付き部でもある。
・第5歯西面に、「位牌 割石」の行先標識を確認。
・行先標識の前を鎖が交差。抜けている、杭が。
・第4歯東面に踏跡発見。第4歯頂部方面ルートか。
・南方に駿河湾を望みながら、一休み。
・疲労感は、意外にも感じない。
・空を見上げ、雲の動き、風が吹く方向を観察。(天候:晴れ、風:南からの微風)

【第5歯】
・第5歯北壁を、「位牌 割石」の行先標識を基点に登る。
・第5歯北壁には、鎖とロープが水平に渡されているが、それらとの距離は遠く、利用前点検不可。
・このため、鎖とロープに荷重を掛けずに北壁を登るのだが、足の運び方を念入りにイメージする。
・足運びのイメージができたら、鎖を手で掴み、慎重に第1歩を踏み出す。
・北壁を登り上がったら、北面の坂道を下る。
・途中、鎖にタイヤチェーンが連結されている。
・北面の坂道の底部は、第5歯と第6歯の中間地点。

【第6歯】
・第6歯の北面では、二段階の鎖場を登る。
・1段目の鎖場は、足場に注意し登る。
・1段目を登り上がったら東進し、2段目の登口へ。
・2段目の鎖場は、手掛かりの少ない滑り易い岩場。
・ここは、鎖を引き寄せられず、右手を支点に、左手の手掛かりを探し出しながら、岩場を這い上がる。
(要、厳重注意!!)
・岩場を這い上がると、北方に眺望が広がる。
・西方を振り返り、第5歯の魔神にご挨拶。
・東進し、第7歯北面の登口へ。

【第7歯】
・第7歯の北面では、侵食が進む、剥き出しの斜面を登る。
・第7歯北面登口から、縦走路沿いにロープが張られている。
・ロープに手を添え、斜面を登る。
・斜面を登り上がると、展望広がる。
・東進し、第8歯北面の登口へ。

【第8歯】
・先ず、第8歯北面登口の鎖場を、荷重を掛けない様に登る。
・ここの鎖の支点は、頂部の木に置かれており、荷重を掛けることは禁物。
・登り上がりを、北面から南面へと乗り越える。
・南面の坂道を東方へ下る。途中、「縦走路」の標識。更に、「アシタカぶな活力度調査木」が貼られたぶな。
・南面坂道の底部から、ロープが張られた斜面を登る。
・緑色の番線(針金)が張られた、行き止まり箇所。
・行き止まり箇所の背面に、南面斜面の登口。
・斜面の登口を見上げると、「縦走路」の標識。
・「縦走路」の標識まで登ると、眺望が広がる。
・北面の斜面を進む。途中、斜面に水平に鎖が張られているが、危険は少ない。

【「鋸岳」山名板付近】
・「縦走路」の標識から南東50m付近に、行先表示「◀位牌岳 鋸岳・割石峠▶」が2枚と、「鋸岳」の
山名板(行先表示かも)1枚が現れる。但し、草木に隠れており、夏場は見逃すかも。注意を要す。
・GPS座標(E:35°13' 37.81"、W:138°48' 07.77")
・山名板を後に、先へ進む。
・開けた場所に出たら、その入口の手前左側の斜面を下る。開けた場所から先の行き先は不明。
・斜面を下り、その底部を登り返す。

【位牌岳西尾根西端】
・登り上がり部は、位牌岳山頂から西方700mの位置。
・北北西に富士山を、南東に位牌岳を、南方に駿河湾を望みながら、徐々に下るが、危険箇所は少ない。
・やがて、道端の低い位置に、小さな行先表示板が現われる。行先は、「大沢入林道 山神社P」だが、今回は素通り。
・尚、ここは、「北沢下降点」とも称し、この北沢を下り、㐧1ケルンを経て、大沢入林道に出られる。
 ここを、エスケープ点とすることが可能。
・「北沢下降点」を後に、斜面を登り返すが、この斜面、意外にキツイ。
・斜面を登り上り、更に下ると、白濁色の直径5cm程のパイプが現れる。

【位牌岳西方300mの難所】
・白濁色のパイプを正面に左手へ下る。
・進行方向右手の斜面に鎖が張られている。
・途中、鎖から垂れ下がっている抜けた鉄杭が。
・斜面に張られた鎖、ロープに手を添え、細い足場を30m程、トラバースする。
・尚、一部、足場無し、鎖やロープから離れる箇所等が有り。要、厳重注意。
・やがて、足場の上を横切るロープが現れる。
・足場を横切るロープの先を見上げると、垂直方向の鎖場が現れる。
・この鎖場は、二段階で構成されている。
・1段目の鎖場は、足場に注意し、10m程度を登る。
・1段目を登り上がり、数mほど水平に進み、2段目の登口へ。余裕があれば、北西の富士山を眺望。
・2段目の鎖場は、5m程を登る。
・2段目を登り上がり、このルート最後の鎖場終了。

【位牌岳山頂】
・2段目の鎖場を後に、位牌岳山頂への斜面を登る。
・途中、「◀位牌岳 鋸岳・割石峠▶」の行先表示板。
・更に、斜面を登ると、位牌岳山頂北西口が現れる。
・位牌岳側の警告板の警告内容を暗唱。
・位牌岳山頂に到着。

《所感》
・このコースは、全体が危険区域であり、落石、崩落等の自然災害だけではなく、滑落、道迷い等の事故に対するリスクアセスメントも必要であった。
・必要とされる力量を言う資格はないが、2016年5月2日に、富士山の残雪で、悪戦苦闘した経験が、このコースにチャレンジする自信を得た。
・セルフビレイを装着することで、気持ちに余裕を持つことができた。ただ、親綱の鎖やロープは信用出来ないので、セルフビレイを取る場面はなかった。

《最後に》
・0コケ、0怪我で、無事帰還。
・愛鷹山塊、須山山神社、蓬莱山お地蔵さん、家族、そして、皆さんに感謝。

m(_ _)m

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