活動データ
タイム
04:41
距離
11.9km
のぼり
869m
くだり
858m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2016年5月14日(土)安達太良山に日帰りで行ってきました。 奥岳登山口から至勢平、くろがね小屋経由で山頂に至り、薬師岳経由で下山する周回ルートです。 ちなみに、ロープウェイは使いませんでした。 【コースタイム】 奥岳登山口―勢至平、薬師岳分岐(15分)―勢至平(45分)―くろがね小屋(30分)―峰の辻(32分)―峰の辻入口(18分)―山頂(3分) 山頂ー峰の辻入口(3分)―仙女平分岐(33分)―薬師岳展望台(25分)―奥岳登山口(49分) 登り:2時間29分 下り:1時間43分 合計 4時間12分(休憩時間除く) 【危険箇所など】 ○特に危険箇所はありません。 唯一、山頂には祠や三角点が置かれている小高い岩場があり、そこがやや急な登りとなっており、一応、鎖も設置されています。 ただ、距離も短く、鎖は補助的に設置されているだけなので、使わずとも登れます。 私が見ている限り、鎖を使っている方はいませんでした。 また、薬師岳-山頂間に2,30mほど登山道上が雪に覆われている箇所がありました。 溶けかけの雪で滑りやすくなっていますが、傾斜は緩く、アイゼンを付けるほどではありません。 踏み後を辿れば問題なく通過できます。 ここ以外では、登山道上に凍結、冠雪箇所はありませんでした。 【駐車場など】 奥岳登山口から登る場合は、あだたら高原スキー場の駐車場を利用します。 カーナビでも容易に探せる上、駐車場までの道も全篇舗装路で2車線。アクセス良好です。 駐車場のキャパは1,500台とかなり広く、24時間開放されており、駐車料金も無料、登山口も目の前と、言うことなしです。 ちなみにトイレは、駐車場に隣接するあだたらエクスプレス(ロープウェイ)山麓駅の中にありますが、トイレがある箇所は24時間開放されており、夜中でも利用できます。 3:20 あだたら高原スキー場駐車場に到着 この時間ではまだ駐車キャパ1,500台の広大な駐車場に車は10台前後くらい。悠々と停めることができました。 ちなみにこの日は気温が高く、深夜3時時点で16度。もうさすがにスタッドレスタイヤはいらないですね。さっさとノーマルタイヤに履き替えなくては。 本当は夜が明けたらすぐに出発するつもりでしたが、天気予報では昼頃まで雲多め、以降は晴れ間が見えそうとのこと。 コースタイムは登りで約3時間くらいなので、出発を少し遅らせることにしました。それまで車内で仮眠。 7:33 登山開始 5月も半ばとは言え、まだまだ山は寒いだろう、と思い、インナー2枚にフリースを羽織り、足りなければウィンドブレーカーも、と思っていたのですが、この日はとっても気温が高く、インナー2枚とフリースでは黙って突っ立っていても暑い。これで登り始めたらあっという間に汗だくになりそうだったので、インナーを1枚脱ぎましたが、これでもまだまだ暑かったです。インナー一枚でも良かったくらい。フリースの前を全開にして腕まくりをしていました。 道路は、あだたら高原スキー場で行き止まりとなっており、道路の終点には「一般車両進入禁止」のバリケードが設けられています。 登山道はこのバリケードの先にあります。駐車場に隣接する「あだたら温泉 奥岳の湯」前の道をまっすぐ進んでいきます。 出だしはスキー場のゲレンデと平行に伸びる砂利道を登っていきます。 最初だけちょっと傾斜がありますが、すぐに傾斜は緩くなります。 あと、案内の看板が出ているので問題ないかと思いますが、ゲレンデに侵入しないように、との表記がありましたので、間違ってゲレンデに入っていかないように注意しましょう。 ひたすら砂利道の上を歩いていけば大丈夫です。 7:48 勢至平、薬師岳分岐 到着 緩やかな砂利道を登り続けて15分くらいで、左手にスキー場のリフト乗り場が見えます。ここに勢至平、薬師岳の分岐路があります。 分かりやすい看板が出ているので見落とすことはないかと思います。 今回は、勢至平から登るので、勢至平方面に進みます。帰りは薬師岳方面から下り、この分岐路に戻ってくることになります。 短い下り坂を降り、あだたら渓谷自然遊歩道脇の短い木の橋(鳥川橋)を渡ると、緩やかな登りが始まります。 ここから勢至平に至る道は、ジグザグで距離は長いが、傾斜が緩やかなつづら折れの「馬車道」を進みますが、この場車道を縫う形で近道できる「旧道」への分岐が数箇所あります。 旧道は、距離が短い分傾斜は急になりますので、体力的に楽な方か、時間を最優先にするかでルートを選択するとよいでしょう。 8:33 勢至平に到着 出発から約1時間、勢至平に到着です。 背の低い木々に囲まれ、くろがね小屋に続く道の先には山々が見えます。 ここには、峰の辻とくろがね小屋への分岐があります。どちらに進んでも山頂に行けます。 ここは、くろがね小屋方面に進みます。 くろがね小屋までは1.3km、相変わらず緩やかな道が続きます。 これまで樹林帯の中で眺望もほとんどありませんでしたが、木の高さが大分低くなり、遠くの山が垣間見えるようになります。 山の中腹にはまだ雪がまだ多く残っており、登山道の脇にもわずかに雪が残っていましたが、登山道上に雪や凍結箇所はありません。 9:03 くろがね小屋に到着 出発から約1時間30分、くろがね小屋に到着です。 くろがね小屋は通年営業である上、温泉まで備えた立派な小屋です。 小屋前には水道の蛇口、小屋内にはトイレがあります。 今回は利用しませんでしたが、他の方の書き込みでは、いずれを利用する場合でも、管理者の方に断ってから、とのことでした。 このくろがね小屋からはこれまでの綺麗で緩やかな道から一変、傾斜もきつく、岩がごろごろした少々険しい道になります。 しばらくは両脇に低木が茂る傾斜を登りますが、直に森林限界を超え、周囲の山々を臨む眺望が得られるようになります。 9:35 峰の辻に到着 出発から約2時間、峰の辻に到着 ここは、勢至平からのルートをはじめ、多くのルートの合流点になっています。 それなりのスペースが広がり、腰を降ろすにはいい場所です。 また、ここまで来ると、目指す山頂も見えてきます。 ここからまたしばらくガレ場の登りが続きます。 9:53 峰の辻入口に到着 ガレ場の登りを登りきると、峰の辻入口の標識があります。 ここはもう山頂直下。300m先が山頂です。 薬師岳への分岐にもなっています。帰りは一度ここに戻ってきて、薬師岳方向へ下っていきます。 9:56 山頂に到着 出発から約2時間30分、山頂に到着 山頂はかなり広く、4,50人くらいは余裕でたてるスペースがあります。 この日は、ガスが濃く、眺望はいま一つでしたが、遮るものは何もなく、天気が良ければ360度素晴らしい眺望が得られそうです。 また、山頂には通称「乳首」と呼ばれる小さな岩山があり、この頂上に祠や三角点があります。 ここに登るには、ちょっとした岩登りがあり、途中には鎖も設けられています。 ですが、鎖は補助的なもので、使わなくても登ることはできます。距離も短く、頂点に至るまで5分もかかりません。 高度感は全く感じませんが、それなりに高低差はありますので、油断は禁物、慎重に登りましょう。 岩場の頂点はそれなりに広く、多くの人で賑わっていました。 一段階高い場所にあるだけあって、眺望もよく、360度見渡せます。 10:28 下山開始 先ほどの峰の辻入口まで戻り、薬師岳方面に下ります。 ガレ場の斜面を下っていきます。 途中、2,30mほど雪の上を歩く箇所がありました。 雪はかなり厚く、表面は溶けかかっていて滑りやすくなっていましたが、踏み後が段差上に着いており、これを辿っていけば問題なく進めます。アイゼンは不要です。 登山道上に雪が残っていたのは、唯一、ここだけでした。 11:01 仙女平分岐に到着 分岐周辺には山頂や勢至平を一望できる広場があります。 また、薬師岳に近づくと道が木道に変わり、とても歩きやすくなります。 11:23 ロープウェイ乗り場、薬師岳展望台分岐 木道の終点に薬師岳とロープウェイ乗り場の分岐路があります。 ここでロープウェイに乗れば、そのまま奥岳登山口まで数分で降りることができます。 乗ろうかどうかちょっと悩みましたが、今回はロープウェイは使わず、歩いて下山することにしました。 11:26 薬師岳展望台に到着 分岐からすぐ先に薬師岳展望台があります。 天候が良くなかったこととと、かなりの人で溢れていたので、早々に撤退。 ここにもロープウェイ乗り場への分岐と、奥岳登山口へ降りる道が伸びています。 やはりロープウェイを使う方が多いのか、ここまでの人の賑わいが嘘のように、人の気配がぷっつりとなくなります。 ここから下山するまで結局誰とも会いませんでした。 薬師岳に下る道は、ガレ場や木の階段の道で、ところどころ急な段差や足場が悪い箇所があります。 登りで使うとちょっとキツそうです。 途中からスキーのゲレンデらしきところに出ると、地面は土となり、傾斜は急ですが大分歩きやすくなります。 左手にスキーのリフトが見えると、行きに通った薬師岳、勢至平分岐はもうすぐです。 12:15 下山 山頂から1時間47分、無事下山です。 ロープウェイを使えば、1時間ちょっとで下山できそうです。 広い駐車場は登山口近くのスペースはほぼ満車になっていました。 明日、5月15日は山開きなので、以後はもっと人が集まるのでしょうか。 冬山初心者向けの山とのことで、本当は冬季に登りたかった安達太良山ですが、いろいろと都合がつかず、結局この時期になってしまいました。 危険箇所もほぼなく、ロープウェイや通年営業の山小屋まで備えた人気の山で、かなり賑やかな山です。 総行程約5時間ほど、ロープウェイを使えばさらに行程を短縮できますので、比較的手軽に登れる初心者向けの山と言えるのではないでしょうか。 今度は是非、冬季にも訪れてみたいです。
活動の装備
- その他(Other)アコンガクア バロリーチェ60L
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ベルグテックEX・ストームセイバーVレインスーツ
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ブレスサーモ ウィンドストッパージャケット
- モンベル(mont-bell)サウスリム パンツ Men's
- モンベル(mont-bell)スーパーメリノウール M.W. ハイネックシャツ Men's
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)バッドランドキャップ
- モンベル(mont-bell)ウインドブラスト パンツ
- キャラバン(caravan)キャラバンC1-02
- モンベル(mont-bell)GORE-TEX ライトスパッツ ロング
- その他(Other)EXPONENT アルミ製 トレッキングポール
- その他(Other)アライテント(ARAI TENT) スーパーライト・ツェルト1 1~2人用
- その他(Other)VAXPOT(バックスポット) トレッキンググローブ
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