活動データ
タイム
10:09
距離
20.8km
のぼり
1738m
くだり
1723m
活動詳細
すべて見る登山を始めて間もない頃、調子ぶっこいて三嶺の周回ルートに挑戦。 結果は下山前に日没、半ベソかき子鹿のように足をプルプルさせなががら下山。 それ以来このルートにプチトラウマを抱えていた。 ズルズルとニガテ意識を持ったままもシャクなのでソロでリベンジしようと決意。 修行するぞっ!修行するぞっ!とコソ練した甲斐もあり、なんとか体力もついてきた。 5月14日テンクラ指数A。 頃合いも良し。 さあ、やっつけてしまいましょ! ■朝のあらまあ! 前回の反省も踏まえ、少しでも早い時間から余裕を持って登ろうと登山口に5時過ぎ到着。 駐車場には小屋泊されたと思われる車が1台だけ。 最近、忘れ物が多いので入念にチェックしながら準備していると、1台の白い車がやってきた。 運転席から見えた顔に見覚えが…くろくろさん! あらまあとご挨拶し、本日の予定談義。 くろくろさんは、白髪避難小屋登山口から中東山、そして三嶺にも向かうので後で会いましょうという事に。 流石、三嶺の主だと感心しながら、いよいよリベンジ開始。 ■ペースだよー 自分の悪いクセがひとつ。 登り始めは、ワクワクするのか気がつくとオーバーペースになっていることが多い。 ペースを維持するんだよーと自分に言い聞かせて、ゆっくり登って行く。 光石からお亀まではガレ場ザレ場の多いルートで踏み後が流されている場所も多い。 その分、目印のテープも多いのでゆっくりと探しながら進むとペース的にも丁度良い感じで登って行ける。 そして、少しずつ辺りが開けてくるとお亀岩はもう近い。 ガラガラの急登はしんどいが、ここさえ抜ければ… どーんと笹原にお亀避難小屋という日本離れしたロケーションが目に飛び込んでくる。 まだまだ、足は余裕があり、予定していた時間よりも早くたどり着いた。 やっぱペース維持は大事です。 ■おいでー 思いの外、いいペースで登って来られたのでオプションの天狗塚を追加。 天気もいいし、見事な笹原を歩いていけるのは気持ち良い。 足取りは、まだ軽いのでほどなく天狗塚到着。 写真を撮って、さあ三嶺へ向かう前に景色を堪能しとこうと振り向くと、転げ回りたくなるような、なだらかな稜線。 まだ行っていない牛の背の姿がそこに。 たちまち、頭の中で「おいでー」と誘う声が響き出す。 いやいや、今日はリベンジだしこれ以上オプションを増やすわけには… 「うふふ!おいでー、気持ちいいよー!」 『…いや…』 「まだ来たことないんでしょー」 『…でも』 「あーあ、ここまで来てこないのー?勿体ない」 『行く!』 オプション牛の背追加。 ■りょうせんさんぽ お天気の笹原を歩いて行くのはホントに気持ちイイ。 あっという間に牛の背に到着。 看板もなにもないが、なだらかな笹原の広がる空の庭という感じだ。 さて、オプションをふたつ追加してしまったので、残念ながら長居はできない。 ここから三嶺は激登りも少ない、まさに稜線散歩の続く道。 少しずつ近づいてくる、この角度の三嶺もまた格別だ。 ■ぶーん 疲れが少しずつ足に響くころ三嶺に到着。 やっと着いたー。 さて、メシにしようと準備するが、ぶーんぶーんと鬱陶しいほどの羽音。 ブヨやアブはいないようだが、小さなコバエのような虫、虫、虫。 こりゃとてもメシなんて食えないということで、三嶺ヒュッテに避難。 ヒュッテは貸し切り状態でくつろぎモード。 用意したランチはおむすびと魚肉ソーセージだったことを少し後悔した。 せめてお湯くらい沸かせばよかった。 ■午後のあらまあ ランチもすませ下山開始。 あとはカヤハゲの手前で少し登る程度でキツイところはない。 山頂直下の鎖場をゆっくり下っていると、またまた見覚えのあるお顔。 くろくろさん!速いなー! お互いに本日の花の状況などを情報交換。 しばし山談義の後、くろくろさんは三嶺に寄って下山するとのこと。 元気だ。 自分はカヤハゲから下るだけなので、帰りにお会いするのは無理かなと思いつつお別れ。 ■下山のあらまあ ほどなくカヤハゲに到着。 実はトラウマの本番はここからの下山道。 テープは多いが、踏み後が薄い部分も多いし、突然開けた場所に出たりする。 自分はそういう場所が、ニガテなので注意しながら下って行く。 この辺りから時間が気になりはじめ、時計をチラチラ見るようになる。 焦っているつもり必要もないが、どうしても薄暗くなる道の印象がつよく、時計が気になりちょっと注意散漫に。 案の定、テープを見失う。 でもこの状態こそある意味、待っていた事態。 地図とYAMAPを確認し、程なく元のルートに復帰。 よかったー。 それから落ち着いたのか踏み跡の薄い開けた場所も問題なく進むことができ、無事下山。 すると三度目のあらまあ、くろくろさん登場! はや! やはり、くろくろさん最強説はホントでした。 調子に乗って足を伸ばしすぎて疲れたけれど、少しだけ自信もついたし気持ち良かった。 さて、次の山旅に向けてコソ練は続く。
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